少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回取り上げるのは、2024年10月にInstagramに投稿された“亡くなった猫が会いに来てくれた”というエピソードをプロが絵に仕立てていく様子です。なおこちらは、記事執筆時点で62万回以上再生されています。
異世界を水彩画で表現する画家
投稿したのはアーティストの爽太(@sota_water_artelier)さん。「日常に少しの神秘と幻想を」と題して、さまざまな水彩画を制作・公開しています。今回紹介するのは「白い彼岸花の花言葉は知っていましたか?」と添えられた作品。白い彼岸花とは一体……?
事の発端は、爽太さんのもとに届いたあるメッセージでした。「実家の愛猫が亡くなった後に、自宅近辺では見た事ない白い彼岸花が咲いていた」との内容で、これを聞いた爽太さんは「猫さんが会いに来てくれてるやん!」と感動……。そして、このエピソードを絵に仕立てることにしました。
寄せられたエピソードを絵に!
まずは鉛筆で下書きをします。そして、次はペン入れ。きれいな彼岸花を描いていきます。途中「きっとこの猫さんは愛情たっぷりですごく楽しかったんだと思います」と話しながら、どんどん手を進める爽太さん。
余分な鉛筆の線は消しゴムで消し、背景は絵の具を使って青や赤、紺に塗っていきます。そして、スパッタリングで白い絵の具を飛ばしました。
背景が出来たらお次は中心に描かれた彼岸花。淡い青や赤、黄色などを重ねて白い彼岸花を表現しました。雄しべと雌しべの部分は細く白い線でていねいに。左上の猫ちゃんには黄色の絵具を乗せ、こちらも絶妙なグラデーションで仕上げました。
最後に青や水色の色鉛筆を使って色に深みを出し、サインを書き入れたら完成! 濃い青を基調にした背景は夜空や宇宙のようで、神秘的な美しさを感じます。その中心にぽわっと咲く彼岸花も光を放っているようで目を奪われてしまいますね。
なお爽太さんは「白い花を白のまま終わらすというのが好きではなくて、いろんな色を少しずつ混ぜて白色を表現しているところ」がこだわったポイントだといいます。そして動画の最後は白い彼岸花の花言葉「また会う日を楽しみに」で締めくくりました。
「素敵です」「感動的〜」の声
見る人の心動かす作品に「素敵です」「感動的〜」「キレイだなぁ」「涙が出ました」「想いがとても伝わってきます…」「白い彼岸花もあるのですね、初めて知りました。絵を描いた経緯を読んでうるうるしてしまいました」「最後の花言葉聞いてブワッて鳥肌立った」「私も似たような体験したことあります!」などたくさんの声が寄せられました。
爽太さんはこの他にも、絵を描く様子をInstagramアカウント(@sota_water_artelier)で数多く紹介しています。
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