猫好きおじさんが“築60年のアパート付き民家”を大リフォームしたら……「なんて素敵なの」「ブラボー！」完成した“楽園”に反響

　熱海の古民家で暮らす猫好きおじさんが、自分の手でコツコツと楽園を作り上げていく様子がYouTubeに投稿されました。動画は「身体と心がいやされた」「はじまりから終わりまで素敵」と注目を集め、記事執筆時点で9万回以上再生されています。

　動画が投稿されたのは6匹の猫とともに、南熱海で暮らす日々の様子を公開しているYouTubeチャンネル「ネコがくる　Life in Atami」。バレトン・ヨガインストラクター、バレエ教師のナナさんと、一級建築士・宅建士のボブさんの2人が、海が見える築約60年のアパート付き民家を自分たちの手で直しつつ、気ままに日々を暮らしています。

　今回は“猫好きおじさん”ことボブさんが、DIYをしながら猫たちと過ごす休日の様子を見せてくれるようです。

毎日がリフォーム日和の古民家

　季節がめぐって夏がきて、植物たちの世話がやける季節がやってきました。この日ボブさんはお休みではありますが、身の周りでショックなことが続いてしまい、体調が思わしくない様子。調子の悪い日は難しいことをせず、小さなタスクをこなしていくことにしたようです。

　いつもの半分の量のパスタを食べながら猫たちとたわむれ、体にも心にも栄養を補給するボブさん。少し前に天井裏へと遊びに行った「タラ」くんがクローゼットの天井に穴を開けてしまったため、今日はこちらの修理をしていくことに。

　ナナさんとボブさん、猫たちが住む古民家はリフォームの毎日。ボブさんが作業を進めようとしたところ、これから使う板の上に「おどやん」くんが寝転がっていました。仕方がないので話しかけながらなでていると、構ってほしいのか「レオ」くんもやってきて、板の上に乗ってしまいました。

　古民家で暮らす猫たちの中でも、重量級なのだというおどやんくんとレオくん。申し訳ないけれどふたりには一旦どいてもらい、板をカットしていきます。一般的に天井には薄い板を並べることが多いけれど、今回は天井にしては少し厚いベニヤ板を使っていくのだとか。

　その後カットしたベニヤ板を持ち、天井裏経由でクローゼットの天井へと運ぼうとするとやんちゃな「たけのこ」くんがやってきました。器用にはしごを登り、ボブさんの後をついてこようとしましたが……あっという間につかまってしまったのでした。

　空中にいるようなものだという屋根裏では、骨組みの上だけを慎重に歩いていくボブさん。サウナのような真夏の天井裏で慎重に作業を進め、屋根裏からクローゼットの天井に向けて板を落とします。ボブさんは暑さに強いそうですが、それでも5分ほどで限界を迎えたため、はしごを下ろして天井の作業は一旦終了することに。

トイレもリフォーム

　ここで時をさかのぼること2カ月前。古いトイレを何とかしたいと思っていたボブさんたちは、壁や便器などをリフォームすることに決めたそうです。しかし便器の交換はハプニングの連続で、床や壁の中の配管を直す作業は思ったより大変そうだったのだとか……。

　今日は細かい部分の仕上げ作業をするとのこと。便器の背面に配管カバーをつけ、壁をカットした場所には笠木を被せて、手すりのように仕上げていきます。

　さらに便器の奥のスペースに作った、配管隠し兼飾り棚の仕上げもしていくことに。手すりと飾り棚の部分は木の質感を生かすために、磨いてオイリングしていきます。しっかりと磨いてから人にも猫にも優しい天然のエゴマ油を染みこませると、美しい深い色と木目が浮かび上がってきました。なおその後、新しいトイレを気に入った「たけのこ」くんが、トイレの妖怪と化したそうですよ。

　トイレの作業が終わったら本日のDIYは早めに切り上げ、収穫しておいた枝豆をゆでてお酒とともにいただくことに。猫たちにも早めのごはんをあげてから、ゆでたての枝豆を柑橘の風味が爽やかな、伊豆の焼酎のソーダ割とともに楽しみます。

　傍にいる猫たちに「いつも工事がうるさくてごめんね」と謝りつつ、至福のひと時を楽しむボブさん。猫たちに囲まれながら、猫好きおじさんの1日はゆったりと静かに過ぎていったのでした。

「身体と心がいやされた」「はじまりから終わりまで素敵」と反響

　動画には、「いつも バタバタと日々追われる毎日ですが 猫ちゃん達と穏やかに過ごす主様を見て 身体と心がいやされました。ありがとう」「はじまりから終わりまで、素敵な動画でした。ありがとうございます！　ボブさん、体調おきをつけくださいね」といったコメントが寄せられています。

　ナナさんとボブさん、そして6匹の猫の穏やかな日々の様子は同チャンネルのほか、Instagram（@lifeinatami）でも公開されています。