ねとらぼ

Q. 袋麺を選ぶ決め手は?(複数回答可)

画像はイメージです 画像出典:PIXTA
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商品選びはブランドよりも味と価格のバランスにある傾向

順位決め手票数
1位200票
2位価格149票
3位製品99票
4位ブランド84票
5位75票

 袋麺を選ぶ決め手の1位は、やっぱり味。そして2位は昨今の物価情勢を反映してか「価格」という結果に。また「製品」や「ブランド」を重視する意見も多くありました。鈴木さんは「袋麺を買う人は、食べ慣れているものや好きな味が決まっていて、同じものを買い続ける人が多いようです」と見解を述べています。

 意外と重視する人が少なかったのが「量」です。鈴木さんによると「カップめんはレギュラーや大盛りなど、製品によって量の違いがありますが、袋麺は基本的にどの製品もあまり量に変わりはありません」とのこと。ほぼ同じ量で食べ慣れているためか、大盛りを選ぶというよりは、「足りなければ2袋食べる」という人が多そうです。

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Q. 袋麺を買うときに、どんな買い方をする?(複数回答可)

順位買い方票数
1位同じ製品の5食パック192票
2位同じ製品の3食パック86票
3位1食ずつ好きなものを買う79票
4位それ以外3票
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多い買い方は5食パック、常にストックを置く人が多数

  買い方で最も票数が多かったのは「同じ製品の5食パック」でした。次いで多いのが「同じ製品の3食パック」、次が「1食ずつ好きなものを買う」です。

2022年以降に発売された「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズは3食パックになっている
2022年以降に発売された「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズは3食パック

 実際にスーパーなどの袋麺売り場を見ても、多いのは5食パックです。袋麺が誕生した当初の販売形態は、1食または30食入りの箱売りのみだったとのこと。日持ちするとはいえ、30食を一気に買える家は多くなく、そういった需要に合わせ1991年頃に5食入りや3食入りのパックが増加。現在は5食パックが主流ですが、新製品が3食パックで出たり、5食パックの製品がリニューアルで3食パックになったりと、最近は3食パックでの販売が増加傾向なのだとか。昔に比べて核家族化が進み1人世帯も増えたため、そういった家庭形態の変化に合わせて、少ない食数での販売が増えていると考えられます。

Q. 自宅にいくつ袋麺をストックしてる?

 袋麺をストックしている数の質問では「5食以上」の回答がもっとも多く、約40%でした。次いで「3~4食」、「1~2食」で、「ストックしていない」は10%以下でした。

「袋麺の方がカップ麺より賞味期限が長く、保存性に優れています」
「袋麺の方がカップ麺より賞味期限が長く、保存性に優れています」

 また、鈴木さんによると保存性に関してはカップ麺よりも袋麺の方が高いとのこと。「実は、袋麺はカップ麺より保存性に優れているため、ストックに向いています。カップ麺はかやくなどが入っているため、賞味期限は基本的に6カ月程度。一方袋麺は、麺とスープのみのシンプルな構成のものが主なため、賞味期限は8カ月程度になっているものが多く、カップめんより2カ月ほど長く日持ちします」「また、袋麺はカップ麺に比べてかさばりにくく、省スペースでたくさんしまっておけます。『5個以上』と答えた人のなかには、10~20個ストックしている人も多いのではないでしょうか」

 一方で、災害時の非常食用にするのは、カップ麺の方が向いていると鈴木さんは説明。「袋麺も災害時に食べることはできますが、鍋でお湯を沸かしたり容器を用意したりする必要があるため、やはりお湯を入れれば食べられるカップ麺の方が非常食用のストックとして便利です。袋麺は日常生活で食べるための買い置き、カップ麺は非常食用と、特徴に合わせストックの仕方も異なっています」。

Q. 新製品が出たら試す?

新製品に興味があるのは約半数

 「新製品が出たら試す?」というアンケートでは、試す派と試さない派で、ほぼ半々という結果になりました。

 そもそも、袋麺はどんどん新製品が出るカップ麺に比べて、そこまで商品の入れ替わりがなく、新製品が頻繁に出ていない印象があります。現在、袋麺の銘柄数は255ありますが、鈴木さんによると長い間この数字は大きく変わっていないとのこと。リニューアルや製品の入れ替わりは少しあるものの、袋麺の新製品が出る頻度はそんなに高くないようです。

「袋麺の銘柄数は、昔から大きく変わっていません」
「袋麺の銘柄数は、昔から大きく変わっていません」

 カップ麺は、買ってすぐに食べる場合もあり、そのときに食べたい味を選んで買う人が多いのではないでしょうか。一方の袋麺は、ある程度ストックとして置いておく人が多く、買ってすぐに食べる人は少ない傾向です。そういった食べ方の違いから、カップ麺はコンビニでもよく置かれるため、新しいものを手に取ってもらおうと新製品が増える傾向があるのだそうです。

 また袋麺は、新製品や新しい味よりも、昔から慣れ親しんだものを買う人が多いのだとか。売り方としても5食パックや3食パックで売られていることが多く、1食だけ試しにくいことも、関係しているかもしれません。

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