2025/08/06 11:00（公開） 
YouTubeに投稿された、“正体不明の小さな玉”を高価な巨大装置で調べる動画が、とても興味深い内容となっています。こんな調べ方があるなんて……！
投稿したのは、さまざまな実験動画を投稿している「GENKI LABO（@GENKILABO）」のサイエンスアーティスト・市岡元気先生。今回は、ネットショッピングで注文した、“謎の黒い玉”を調べます。
玉はほんの数ミリサイズで光沢があり、袋に100粒以上入っています。海外からの発送だと2週間～1カ月ほどかかってしまうので、届くまでの間に何だったのか忘れてしまったとのこと。
そこで元気先生は「元素分析装置」という、巨大な機械で分析することに。
セットが完了したら、スイッチオン。分析まで約3分要するようです。
まず拡大すると、そこに映っていたのはピンポン球のような丸い玉。表面はおうとつが少なく、なめらかな見た目です。
元素分析すると、元素の量を示すピークが1本だけ真上に伸びています。これは、信号の強度が高い部分を指しており、特定の元素1つだけの強度が高いことを示しているそうです。
そして、黒い玉の正体は原子番号34の「セレン」でした。質量の約86パーセントをも占めています。あまり聞きなれない名前ですが、塗料やカメラの露出計などに使われる物質だそうです。
この動画には、「とんでもなくお高いんでしょ」「BB弾かと思った」「セレンは何に使うんだ？」「答えを聞いても分からんwww セレンって何に使うのwww」といった声が寄せられました。
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動画提供：GENKI LABO（@GENKILABO）
