自宅の庭の雰囲気に合う“オシャレな植木鉢”が欲しいけれど、デザインや費用面が合わずに「なかなか見つけられない……」。そんなときにオススメしたい“自分好みの鉢が作れちゃうペイントリメイク方法”がYouTubeで紹介されました。動画は記事執筆時点で1万2000回以上再生されています。

【リメイク鉢DIY】塗るだけで激変!ペイントだけでおしゃれにリメイク!
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自身で手掛けたチェリーガーデン

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「チェリーガーデン」のマリアさん。庭のデザインや設計から全て1人で行っており、庭作り歴は10年以上に及ぶそうです。以前には、これからガーデニングを始めたい人に向けて“コスパ最強のガーデニンググッズ”を紹介して話題になりました。

 そんなマリアさんの庭には、80本のバラを始めとしたいろいろな種類の花がオシャレな鉢に植えられています。実はこの植木鉢もマリアさんがリメイクしたものなのだとか。おしゃれな鉢に憧れるものの実際に購入しようと思うと結構高価な鉢が多かったそうで、100円ショップの鉢やよくあるプラスチックの鉢をリメイクして使っているとのこと。今回注目を浴びているは、マリアさんが「よくしている」という“100均植木鉢の簡単リメイク方法”です。

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100均の鉢をペイントリメイク

 マリアさんがよく使う塗料は、水性ペンキやミルクペイント、アクリル絵の具といったホームセンターでも購入できるアイテムです。その他、セリアやダイソーなどの100均で購入できる塗料もオススメなのだとか。中でもダイソーは色も種類も豊富なので汎用性が高いといいます。

 最初に紹介してくれたのは、アイアンしっくいのような見た目に仕上がる「ザラザラ塗装」です。そのザラザラの質感を作る方法は、紙皿に好みの色の塗料、有機石灰や苦土石灰を入れ、ハケで混ぜ合わせて鉢に塗るだけといったシンプルでマネしやすいものでした。

ツルツル質感のプラスチック植木鉢
ザラザラ塗装で質感から大胆リメイク

 ちなみに、石灰の量を多くするともっとしっくいっぽい見た目になるそうです。シンプルなプラスチックの植木鉢も、質感からガラッと変えることができちゃうこの方法は覚えておきたいですね。

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ブリキ缶にも相性抜群のアンティークリメイク

 続いては、ダイソーの「アンティークメディウム(レトロ風に仕上げる塗料)」と「クラッキングメディウム(ひび割れ模様を表現する塗料)」を使ったリメイク方法。容器に出した少量のアンティークメディウムを水で希釈し、筆やスポンジで汚したい部分に塗っていきます。これだけでも印象がガラッと変わりました。

 もともとの鉢の色や質感を残しながらアンティーク風に仕上げられるだけでなく、ミルクペイントで自分好みの色に塗装したあとにアンティークメディウムを上塗りすることでレトロさも表現できるそうです。ブリキ缶や貯金箱にペイントしてもオシャレですね。

 また、塗装がひび割れたようなシャビーな質感を表現できる「クラッキングメディウム」の使い方はとっても簡単。下地の色を濃いめの色で塗装したあとに、その上からクラッキングメディウムを塗り、完全に乾いてしまわないうちにベースとなる色を重ね塗りして乾燥を待つだけです。乾くと塗装がパリパリと割れたクラック(ひび割れ)が表現された仕上がりになりました。

ひび割れ風アンティーク塗装
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印象ガラリのプラ鉢リメイク

 オシャレなデザインが施されているプラ鉢(プラスチック鉢)も、さらに自分好みにリメイクできちゃいます。マリアさんがデザインに一目ぼれして購入したという真っ白なプラ鉢に、ケレン(やすりがけ)で表面に細かい傷を付け、プライマーで下地調整をして塗料との密着性を高めました。プラスチックの表面はツルツルとしていて塗料をはじいてしまいやすいので、塗料の密着度をアップさせるこの工程がよりキレイに仕上げる上での大切なポイントになります。

 傷や汚れから保護する効果のあるラッカーを全体に吹き付けたら、好みの色で隙間を丁寧に塗装して完成です。真っ白だったプラ鉢は、水色を基調に模様が目立つオレンジブラウンに塗られていました。リメイク前の白に統一されたデザインはもちろんステキですが、部屋や庭の雰囲気や好みで色を加えると、また異なる印象が楽しめるのもいいですね。

マリアさんが一目ぼれしたプラスチックの植木鉢
部屋の雰囲気に合わせてインテリア風にリメイク
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重ね塗りで作るオリジナル鉢

 マリアさんのリメイクアイデアによるイメージチェンジは植木鉢だけにとどまらず、シンプルなブリキバケツにも活用できます。

シンプルなブリキバケツ

 ダイソーのスモーキーブルー(ミルクペイント)の塗料で全体を塗装。その上からセリアで購入できる「ウォーターペイント」のブラック、アースホワイトを混ぜて作ったグレー色をスポンジを使ってポンポンとのせていきます。グレーの濃さを変えながら何度も重ね塗りして立体感を出すと、ここまででもかなり印象が変わりました。

 モカチャやブラックを水で薄めた色をのせ、軽く拭き取って汚れを表現。さらに、アンティークメディウムで取っ手部分に年季を出したら完成です。マリアさんは簡単にアクセントを付けられるリメイクアイテムとして転写シールもオススメしていました。

アンティーク塗装と転写シールで雰囲気ガラリ

 この他にもマリアさんは、アラベスク柄のプラスチック容器を真ちゅう風に塗装したリメイクや木目風にデザイン塗装する方法などを紹介。詳しい材料やリメイク方法は動画で確認できます。

「とっても参考になりました」「どれも魅力的」と反響

 組み合わせが無限大のオリジナル植木鉢リメイクに、コメント欄では「とっても参考になりました」「有益な情報をありがとうございます。鉢が古くなってきて、悩んでいたんです」「倉庫から昔の茶色の素焼き鉢が大量に出てきたのでリメイクして使おう」「どれも魅力的です。私も挑戦してみたいです!」といった声が寄せられています。

 YouTubeチャンネル「チェリーガーデン」ではDIYでの庭作り以外に、約80本のバラを栽培する庭の様子や、ローズソムリエでバラ鑑定士の資格を持つマリアさんがオススメする“初心者でも育てやすいバラ”を紹介する動画などが公開中です。また、Instagram(@maria_cherry25)やブログ「ガーデンDIY図鑑」でも情報を発信しています。

「チェリーガーデン」動画まとめ

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動画提供:YouTubeチャンネル「チェリーガーデン