海岸沿いを散歩中、浅瀬で出会った“猛毒生物”の姿を捉えた動画がInstagramに投稿されました。「こわ」「こりゃ気づかないわ」と話題になり、記事執筆時点で59万回以上再生されています。
奄美大島での日常を発信
動画が投稿されたのは、奄美大島で暮らす・HANAPAPAさんによるInstagramアカウント「奄美AMAMI-87-」(@244hana)。素潜りで獲った釣果の記録や地元食材のおいしい食べ方、家族との日常の様子などを紹介しています。今回は「海危険注意報」と題して、海で遭遇した“まさかの生き物”を公開しました。
石かと思いきや?
この日HANAPAPAさんは浅瀬を散策していたところ、石のようなものを発見。浜からはわずか数メートル、水深は10センチほどだったといいます。怪しげな見た目が気になり、ギョサン(漁業従事者用サンダル)でツンツンしてみると……尾びれや背びれが動いて、小さな魚が現れました!
猛毒生物だ!
この魚の名前はオニダルマオコゼ。強力な毒を持つことで知られています。恐ろしさの正体は背中に並ぶトゲ。そこには「ハブの毒の約30倍」「青酸カリの約600倍」ともいわれる猛毒が潜んでいます。刺されると、激しい痛みや呼吸困難、けいれん、まひ、さらには意識を失うといった深刻な症状を引き起こすことも。さらに過去には死亡例が報告されたこともあります。
HANAPAPAさんは、割りばしと透明な容器を取り出して捕獲することに。バシャバシャっと抵抗されましたが、なんとか無事に捕まえることができました。じっくり観察してみると、体はコケをまとった石のような姿。これでは、うっかり踏んでしまってもおかしくありません。
なお、HANAPAPAさんによると「素足で海に入るのはオススメしないです。慣れないと見つける事も困難なので素足で入らない方が安全です」とのこと。また最後は海へとリリースしましたが、その際も細心の注意を払って対応しています。もし見つけても、むやみに触ったり捕まえようとしたりせず、そっとしておくのが良さそうです。
「恐ろしい」「こんなんわからんて」と驚きの声
コメント欄には「ヤバイヤバイ」「知らなかった!」「こんな浅いとこにいるんですねぇ」「マジで死ななくてよかった」「ハブクラゲかと思いましたが、オニダルマオコゼ!」「なんかも〜怖い!」「うち踏みそうな予感しかしない…」「こんなんわからんて」「何も知らない人は海にザブザブ入ってしまうよ、恐ろしい」「素足は危険ですね」「名前は知ってたけど実物は初めて見ました」と驚きの声が。
また「このオコゼじゃないけど(おそらく)踏んだことあります……激痛で一瞬で歩けなくなり、抱えられて病院に行きました」「ウチの子、3年前の8月に三角浜で刺されて救急車で運ばれました。それ以来海恐怖……って言ってます」「これ子供の頃なんも知らずにペットボトル半分に切ったやつで捕まえて父親に見せたらそれ毒持ってるぞって怒られた」と、実際の体験談も寄せられました。
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