通勤中に遭遇した“楕円(だえん)形の物体”が「えっ?」「デカい」「落とし物?」とX(Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で40万回以上表示されています。

出勤中に拾ったのは……
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まさかの遭遇

 投稿したのは、全国で唯一ウミガメ保護施設を併設する道の駅「紀宝町ウミガメ公園」(三重県紀宝町)の公式アカウント(@umigame_kouen)。野生で傷付いたウミガメの保護・野生復帰、繁殖に取り組んでおり、以前には「人を食べてしまうカメ」に関する飼育員さんの回答が話題になりました。

 そんな紀宝町ウミガメ公園のスタッフさんが道路上で拾ったのは、何とカメ! 条件付特定外来生物に指定されているミシシッピアカミミガメで、本来なら日本に生息していない種類のカメなのだそうです。

カメだった!

 ミシシッピアカミミガメが産卵のために陸を移動する時期であること、持ち上げた際に人慣れしていない反応を示したことから、このスタッフさんは野生個体と判断。脱走防止対策を取るなどの「飼養等基準」を順守すれば飼育可能なため同公園で飼うことになり、「少し痩せていたため早く元気になってくれると良いですね~」とつづっています。

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「こんなサイズ見たことない」「縁を感じます」と反響

 ウミガメ公園のスタッフさんが出勤中に遭遇したカメに、Xでは「でけぇ~」「こんなサイズ見たことない」「何年ものなのやら」「運命的」「縁を感じます」「竜宮城にご招待あるかな」「良い人に見つけてもらえて良かった!」と、驚きや安堵(あんど)の声が寄せられました。

 なお、ミシシッピアカミミガメはアメリカザリガニとともに2023年から「条件付特定外来生物」に指定されています。そのため捕獲と飼育、無償譲渡はできますが、販売や購入、野外への放出、不特定多数または特定多数の人への頒布は禁止されています。

 この他にも、紀宝町ウミガメ公園のXではサボテンを味わうリクガメや物陰に隠れているアオウミガメの姿などを動画で公開中です。

画像提供:道の駅ウミガメ公園【公式】(@umigame_kouen)さん