家庭料理から出た生ごみを土に植えると1カ月後、ジャガイモの皮から芽が伸びていて……。さらに2カ月後の“収穫”の結果がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で210万回以上再生され、1万5000件を超える高評価を集めています。
土に埋めたジャガイモの皮
動画を投稿したのは、水耕栽培士の「つりきっぷ」(@turikipp)さん。芝生や土の研究で培った知識をもとに自宅でできる簡単再生栽培や野菜作りの情報を発信しています。
今回は、野菜の生ごみを微生物資材とともに土に埋めたところ、3カ月後に迎えた驚きの結末を紹介してくれるようです。いったい何が起きたのでしょうか……。
土の中に埋めた生ごみは時間の経過とともに順調に分解が進みました。しかし、1週間がたったころから変化が起きます。生ごみはそのまま分解されるものと、地上に芽を出して成長するものに分かれていきました。
1カ月後
そして1カ月後。生ごみは分解されたものと生き残ったものにはっきり分かれ、土からはところどころ植物が生えてきています。中を探ってみると、ジャガイモの皮らしきものを発見。ペラッペラの皮からはニョロニョロと芽が出てきていました。
つりきっぷさんは「たくさん収穫できますように」と願いを込め、この芽を別のプランターに移して育てていきます。このプランターではコンポストの土を使い、肥料は使わないことにしました。
さらに2カ月後
さらに2カ月後。大切に育てたジャガイモの様子はというと、葉を伸ばして大きく成長しています。しかし「ここまでは予定通り」とあくまで冷静なつりきっぷさん。期待しながら根を引っこ抜いてみると……。
根には小ぶりなジャガイモが2つなっています。「やはりこんなものか」と落胆気味でしたが、土をよく掘り返してみると大きいサイズのジャガイモが姿を現しました。これはすごい!
「ジャガイモ強すぎる」「生命力に驚きました」と反響
この動画のコメント欄には「すげええええ」「いや半端ねえな」「ジャガイモ強すぎる」「立派!」「マジで?」「強い生命力に驚きました」「小学生のときに理科の実験でやりました」「すごく興味深い動画でした」「植物ってすごいんですね」「勉強になります!」といった声が寄せられています。薄い皮からも育つジャガイモ、自然の力はすごいですね。
なお、つりきっぷさんはこの実験をプランターで行いました。食用のジャガイモの皮を畑に植えると、その畑や近隣の土壌に影響を与える場合があります。畑で安全に育てたい場合は、市販の種芋(繁殖用のジャガイモ)を使いましょう。
また、家庭菜園で収穫したジャガイモは、天然毒素(ソラニン)増加の恐れがある緑化や芽の伸び、カビの発生、虫の付着などがないかを入念に観察し、食用として適切か十分に確認のうえ判断してください。
つりきっぷさんは、植物の栽培などについてYouTubeチャンネル「つりきっぷ / 家庭で自然を楽しむ」、Instagram(@turikipp)、X(@TURIKIPP)で情報を発信中です。
つりきっぷさんの動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「つりきっぷ / 家庭で自然を楽しむ」
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