ヤフオクで落札した、7万円のバイクを取りに行ったら……「これは」目を疑う“安さの秘密”に「あまりにも状態が」「面白い」

　オークションサイトで競り落としたわずか7万円のバイクの動画が、YouTubeに投稿されました。動画は「あまりにも状態が」「面白い」「不動車とはｗ」と注目を集め、記事執筆時点で3万回以上再生されています。

出会えたバイク

　投稿者は、すみす（@smith_no_jikan）さん。妥協することなく毎日オークションサイトにかじりついた結果、Kawasaki「エストレヤRS」との運命的な出会いを果たしました。

　出品していた会社のガレージでバイクを受け取ると、軽トラックに乗せて移動。運び込んだ先で早速状態をチェックしました。なお、動作確認や整備作業は全て私有地で行っています。

　前のオーナーが手を加えたようで、あちこちに社外の部品が使われているエストレヤRS。過去にぶつけたのか燃料タンクが大きくへこんでいる点は残念ですが、全体的に外装はかなりきれいです。

　そんなエストレヤRSを巡る激しい競争を制したすみすさんは、10万2000円で落札に成功。貯めに貯めたPayPayポイントも使い、実質7万円で買えたと明かしています。

　しかし、このバイクの相場は中古バイクショップなら25万円であり、オークションサイトでも本来なら15万円はするとのこと。10万円という妙に安い価格で入手できた理由はガソリンタンクにありました。

安い理由は？

　タンクのキャップを開けると内側はボロボロ。入ったままのガソリンは嗅いだことのない臭いを放つほどに劣化しており、いわゆる“腐った状態”となっていました。

　すみすさんの目標は、このエストレヤRSが再び走れるようにメンテナンスをしてナンバーを取得すること。そのために、次はバイクの各部を入念にチェックしていきます。

　チェーンにガタつきはありませんが、エアクリーナーボックス内のフィルターは非常に傷んでいます。8年もの間つながれっ放しだったバッテリーの電圧は0.000ボルト。幸いなことに電装系は生きており、ウインカーやハザードランプは正常に光りました。

　一応エンジンはかかるものの、スロットルを上げると止まってしまいます。そして懸念していた通り、マフラーからは激しい爆音。早急に車検対応の物へ交換する予定です。

ガソリンは引き取ってもらうことに

　また、タンク内に残っていた古いガソリンの量は2リットルほどで、これはガソリンスタンドで引き取ってもらうとのこと。排水溝には流さず、適切に処分するよう呼びかけています。

　調査の結果、キャブのオーバーホールやタンクの清掃、タイヤ交換などやるべきことが見えてきました。今後は、8月中のナンバー取得を目指して各部を直していくそうです。

　バイクの状態をチェックしていく光景には、「良いバイク買いましたねっ」「このシリーズは楽しみすぎる」「私もヤフオクでバイクを購入したので、続き楽しみにしてまーす！」「今後の進展に期待大な1台！」など期待の声が寄せられています。

　すみすさんはYouTubeチャンネルの他、X（Twitter／@smith__227）も運営中。バイクや楽器、自動車のメンテナンスの様子を伝えています。

動画提供：YouTubeチャンネル「すみす」