ねとらぼ
2025/08/03 07:30(公開)

「泣きそう」 ホビーオフに19万8000円で売っていた“とんでもない商品”に「処分しないでくれてありがとう」

 リサイクルショップに出かけると「どうしてこんなものが!?」と目を疑う商品に出会うことがあります。

 というか「これ売っていいの?」と店舗で売っていることが不思議な商品もしばしば。価値がつけられない商品も、誰かが買い取って値段をつければ流通してしまうという貨幣経済のすごさを実感します。廃業したお店の看板、店舗什器、蕎麦屋の信楽焼たぬきの置物など手放した人のストーリーを感じさせるものがリサイクルショップには多々あります。あらためまして、リサイクルショップ大好きライターの神田(こうだ)です。

 今回訪れたのは、神奈川県藤沢市にある「ホビーオフ藤沢店」。オフハウス、ハードオフの複合店舗で、衣服や雑貨、家具やコレクターグッズなどバラエティ豊かに品物を取り揃えています。「ホビーオフ藤沢店」はリサイクルショップマニアにはたまらないとあるアイテムを揃えていることで有名なのだとか。胸を高鳴らせつつ、3階のホビーオフへと向かいます。

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これ小さい頃ゲームセンターで見たことある!

 ホビーオフに足を踏み入れると、トレカやゲームソフト、キャラクター雑貨などあまりの物量に圧倒されます。トレカ対戦スペースもあり店内もひろびろ。店舗の奥に向かうと……?

 これ! ちっちゃい頃スーパーのゲーセンで見たことある!!!! 親に小銭をもらって乗り込んだ記憶が蘇ってきてなんだか泣きそうになりました。この並び方も、ラインアップも本当に懐かしい。特にこのピカチュウの乗り物。口元がもちっとして全体的にふっくらしたフォルムが昔っぽくていいですよね。

筐体の名前は「にこにこピカチュウ」

 また、200円で試遊することも可能です。ボタンを押すと、ルーレットで止まったところのポケモンの鳴き声を聞くことができます。

 ミュウの鳴き声、映画『ミュウツーの逆襲』で聞いたあの声だ……。通常だと遊び終わると景品が出てくるのですが、さすがに古いものなので品切れでした。これが家にあったら楽しいだろうな〜。

新卒で入社した会社の初任給がこれくらいだったな

 実はこれ、買えちゃいます。値段はなんと「19万8000円」。20万近く払えば、このピカチュウの筐体をおうちに置けるとなると意外と悪くない気もしてきます。心の中に眠っている少年の姿をした自分をいつでも喜ばせてあげることができます。どこかのスーパーが廃業するとき手放したのでしょうか。ゴミとして処分しないでくれてありがとうと伝えたい。

 ということで今回は「ホビーオフ藤沢」の名物アイテムをご紹介しました。私の中の子どもが少し喜んだ気がします。まだまだご紹介しますので次回をお楽しみに!

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