山で巨大な足跡を発見した釣り人兄弟の動画が、YouTubeに投稿されました。他の釣り人にも注意を促す動画の再生数は、記事執筆時点で3万4000回を超えています。

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発見した足跡

 動画を投稿したのは、兄弟で北海道の釣りの魅力を発信しているYouTubeチャンネル「つりだね」。今回はニジマス釣りを楽しもうと、鈴や熊よけスプレーを装備した状態でダムにやって来ました。

 ダム近くの川で釣りを楽しんだ2人は、さらなる釣果を求めて岸辺を移動。湿り気の多い地面には、さまざまな動物の足跡が残っています。

左の方へ行ってみよう!

 そんな中、ひときわ大きい足跡を発見。形状とサイズからヒグマのものと思われ、2人が現在立っている場所からやや離れたところに生えている木の根元には「不自然な大穴」がありました。

ヒグマの足跡を発見
木の根元にある不自然な穴

 周囲と比べて大穴の前は妙に草が少なく、何かが頻繁に出入りしている様子。しかも発見した足跡はまだ新しいため、近くに“足跡の主”がいる可能性は十分にあります。

この辺りをうろついている?
朝にここを通った?

 ヒグマの巣穴らしきものと足跡を見つけた2人は、「命あっての釣りです」と即座にこのエリアから離れることを決意。これまでに見掛けたヒグマの恐ろしさを振り返りつつ、違う場所で釣りを楽しみました。

即座に釣りを中断!
道中で他の釣り人にも教えた
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近づくのはやめておこう

 動画後半では、テロップで弟さんのコメントを紹介。「ヒグマの巣らしきものは本当に危険なのでしばらくあそこはやめておこうと思います。皆さんもこの場所は十分にお気を付けください」と注意を促しました。

 ヒグマとの遭遇事故が多発していることを受け、北海道森林管理局は公式サイトに森や山へ入る人に向けた文章を掲載しています。入山・入林の際は、鈴やホイッスルを使って可能な限り複数で行動し、足跡などヒグマの痕跡を発見した際には速やかに避難して警察や自治体へ連絡しましょう。

 コメント欄には、「お疲れ様です。かなり危険な場所なんですね」「こわっ!! スプレー必携ですね」「ホントに命あってのものですから。先においしいポイントがあっても戻る勇気は大切だと思いました」などの感想が寄せられています。

 2人はYouTubeチャンネルの他、兄弟で別個にInstagramを運営中。お兄さんのアカウント(@tsuridane_ani)と、弟さんのアカウント(@tsuridane)でそれぞれの釣りの様子を発信しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「つりだね