ヘアメイクアップアーティストの50代女性が、現在のヘアスタイルを維持しつつボリュームだけを減らすセルフカットのやり方をYouTubeで紹介しました。動画は記事執筆時点で3万回以上再生されています。

【伸ばしかけヘア】セルフでできるボリュームダウンカット 暑苦しさを解消!ウルフ→ボブ移行の工夫!
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セルフカットで“もっさり期”をやり過ごす

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「Wellness Over 50」のリカさん。以前には、セルフカットでくびれのあるウルフボブにする様子を紹介して話題になりました。ちなみにその後、再びセルフカットでレイヤーボブにスタイルチェンジしています。

 髪を伸ばそうとすると、ある日突然もっさりしてまとまらなくなったり、暑苦しさを感じたりするときがやってきて、途中で挫折しそうになることがあるというリカさん。前回のカットから約2カ月がたち、またしても髪形が決まらなくなる時期が到来しました。

 そこで今回は、ウルフカットからボブスタイルへ変えようとしている段階での“もっさり期”を解消し、バッサリ切りたい衝動を乗り越えるのに有効な手段として、前髪の長さや全体の毛量をセルフカットで調整していくようです。

「もっさりしちゃった」というカット前
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前髪を散髪用カミソリでそぎ切り

 リカさんの具体的なプランとしては、ウルフ部分を伸ばして自然と下とつなげるため、スタイルを変えずにボリュームだけダウンさせること。

 最初は前髪から取り掛かります。目にかかるくらいまで伸びた前髪を短くしながら、全体的にちょっとだけサイドバングがあるような感じで調整しました。

 前髪は、ダイソーで購入したヘアカットレザー(デザインヘアカッター)でそぎ切りをするため、しっかりと濡らします。また、前髪は少し厚めに作りたいとのことで、トップの方からコームで深く三角の形に取り、自然に下ろしたときの幅を確認しました。

 幅が決まったら両脇をクリップで留め、取った分の前髪をさらに上下2段に分けて、半分ずつ切ります。まずは下側の段からです。

三角に分けた前髪をさらに2段に分けます

 切る際は前髪を真ん中に集めると自然にサイドが長く切れるので、あえてつまむように寄せてから、やさしくレザーを髪に当ててこすりながら少しずつそいでいきます。

髪を引っ張りすぎると短くなりすぎるため注意

 次に上の段を切る際は、髪を真っすぐ前に上げるように角度を付けて持ち、1段目をガイドにして切りました。こうすることで自然にレイヤーが入り、パッツン防止にもなるといいます。カット後は長さを確認しながら微調整しました。

前髪2段目は持ち上げながらそぎ切り
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サイドバングをカット

 サイドバングのカットでは好きな量の横髪を取ります。リカさんは耳前を短くするのにハマっているそうで、耳前もある程度取ったら残す分をクリップで留めました。髪が乾いてきていたら、再びしっかり濡らしておきます。

 あごのラインに沿って「V」の字になるように、こちらも少しずつそぎ切り。鏡を見ながら自身の好みの長さ・形になるよう整えていきます。一気にカットせず、何度もコームを使って顔に沿わせながら確認して形を見ると失敗が減るそうです。重さを感じる部分は数本だけ手に取り、間引くような感じでカットしていきます。反対側も同様です。

 なお、カットする際はレザーを顔に当てないように注意しましょう。

「V」の字になるように形を見ながらカット
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後ろ側やサイドの量を減らす

 そしてついに後ろ側のボリュームダウンです。上の段を下の段になじませるため、主に内側をすきバサミですいていきます。大まかに3~4段に分けてすくと良いとのこと。

 上の段の髪を持ち上げて留めてから、ボリュームを減らしたい部分にすきバサミを斜めに入れ、ハサミを“半閉じ”くらいで「ちょんちょんちょん」といった感じで動かしました。一気にザクザクと切ってしまわないように注意を払います。

 こちらも少しずつ様子を見ながら行いました。特にセルフカットの場合、見えない後ろの部分は触って確認しながら進めるようにしましょう。

後ろ側はすきバサミですいていきます

 ちなみに、リカさんが住む米ニューヨークはすごく湿度が高く、髪がもわっと膨らんでしまうのだとか。そのため今回量を減らしてみて、自分がなりたい長さまで我慢できるかどうかしばらく様子を見るとのこと。もしそれでも無理そうならスタイルチェンジするなど、次の段階を考えてみるといいかもしれないと話しています。

 最後に一番上の段を中間あたりからすいたら、ボリュームが体感半分ほどになりました。乾かしてカット前と比較すると、見ている側からも軽くなったのが分かるほどスッキリしています。前髪も毛先が自然な感じで短くなっていて、自分でカットしたとは思えない仕上がりです!

もっさり感が明らかに減っています!
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「上手ですね!」「理想のカット」と反響

 リカさんによるセルフカット術に、コメント欄では「セルフカット上手ですね! 私もチャレンジしてみようと思います」「とてもかわいくて、ヘアカットも良かったです」「いつ見ても理想のカット」といった声が寄せられています。

 なお、セルフカットは後ろのカットや全体の形を見るのが難しくて失敗のリスクがあるため、自己責任でくれぐれも十分に注意しながら挑戦しましょう。

 ヘアメイクアップアーティストのリカさんは、スタイリング術や時短メイクなどをYouTubeチャンネル「Wellness Over 50」で公開中です。また、情報はInstagram(@wellness_over50_rika)やブログでも発信しています。

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動画提供:YouTubeチャンネル「Wellness Over 50