1カ月前に野良猫に襲われて脱走してしまったニワトリを道端で発見! 捕獲しようとしたら……まさかすぎる光景を収めた動画がYouTubeに投稿されました。動画は「無事に帰ってきてよかった」「家族が増えましたね」と反響を呼んでいます。

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脱走したニワトリを見つけた!

 動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「わんこにゃんこと田舎暮らし」。2014年に神奈川県川崎市から奄美大島へ移住した投稿主夫妻が、南の島で動物たちと暮らす日々の様子などを投稿しています。

 そんな夫妻はある日、1カ月前に野良猫に襲われて脱走してしまったメスのニワトリ、「コッコ」ちゃんを見つけたようで……?

慌てて向かった先には……
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道端で発見

 夫妻はこの日道路脇に植えられた植物の中に、1カ月ほど前に脱走したコッコちゃんの姿を発見。野良猫に襲われて脱走してしまったというコッコちゃんは無事に生きていただけでなく、驚くことに4羽ものヒヨコを連れていました。夫妻は協力してまず親鳥を捕まえ、続いてヒヨコも捕獲することに。

1カ月前に脱走したメスのニワトリの姿が

 ニワトリはセキショクヤケイという野鳥を家畜化したもので、愛玩用や肉用、卵用など、目的に合わせてたくさんの品種が作られてきました。そんなニワトリは本来、卵を産んだらおなかの下で温め、ふ化したヒナにエサを与えて育てる性質を持っています。

4羽のヒヨコとともに捕獲します

 しかし卵を温めはじめてしまうと次の卵を産まなくなるため、卵の生産効率が落ちてしまいます。そのため採卵用のニワトリは産んだ卵を温めずに次から次へと卵を産み続けるように、長い時間をかけてその性質を改良されてきたという歴史があります。

ヒヨコも無事に捕獲できました!

 ですが今回脱走したコッコちゃんはふ卵器も使わず、自分の力だけで卵をふ化させるという、生き物のすさまじい本能を見せたのです。もしかすると奄美大島の緑豊かな自然環境が、ニワトリとしての本能を呼び覚ましたのかもしれません。

ワンコもヒヨコに興味津々な様子
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帰宅後、親子の様子は……?

 投稿主さん宅では、天草大王とシャモというニワトリを飼育しています。保護したヒヨコは大人のニワトリと同居させるといじめられてしまうため、とりあえずヒヨコだけで育てることにしましたが……なぜか人工ふ化したヒヨコと違って、エサを与えても食べてくれなかったそうです。

天草大王とシャモの群れ、すごい数です

 そこで敷地の中に、親鳥のコッコちゃんとヒヨコが一緒に暮らせるスペースを作ることにしました。すると家族だけで過ごせる環境に安心したのか、ヒヨコたちはエサを食べるようになったのだとか。よかったですね!

親子だけのスペースを作ってもらいました

 なお投稿主さん宅の裏庭は、果樹園とニワトリ放牧スペースになっているとのこと。飼育している西洋ミツバチの巣箱も並べられた裏庭では、シャモの親子が遊ぶあいらしい姿がありました。

裏庭ではシャモの親子が遊んでいました

 その後果樹園を巡り、アボカドやパパイヤ、ホワイトサポテ、チェリモヤ、レンブ、カラマンシー、アップルマンゴー、アイスクリームバナナ、グアバ、パッションフルーツなど、多種多様なフルーツを見せてくれた投稿主さん。自宅の裏庭で採れた新鮮なフルーツを食べられるだなんて、うらやましい限りですね。

自宅の裏庭には多種多様なフルーツが

 最後は「奄美の夏は海もいいが川もいい」と、青々とした緑に囲まれた川辺で食事をする景色とともに動画は終了。これほど豊かな自然の中で過ごしていたら、普段は眠っているニワトリの本能が呼び覚まされても不思議ではないのかもしれません。

奄美の自然には、本能を呼び覚ます力があるのかもしれません
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「無事に帰ってきてよかった」「家族が増えましたね」と反響

 動画には、「脱走中にヒヨコを産んでいた!?」「見つかってよかったです、家族が増えましたね」「外でヒヨコさん4羽も育ててたんですね、親子ともども無事でよかったですね」「奇跡」「みんな元気で良かった」「すごいなー コッコちゃん王国になりましたね」といったコメントが寄せられています。

 投稿者さんによると、ヒヨコたちはママに守られながらすくすくと成長しているとのこと。奄美大島の大自然の中で動物たちと暮らす夫妻の日常は、YouTubeチャンネル「わんこにゃんこと田舎暮らし」で公開中です。

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