国会議事堂で撮影された歴史を感じる1枚が、X(Twitter)で530万回以上表示され、約6万4000件の“いいね”を集めるほど話題になっています。学校の教科書で見たやつだ……!

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現在まで残された“帝国時代の痕跡”

 話題になっているのは、Xユーザーの前原(@dai59_sidann)さんが、「国会議事堂を見学して一番興奮したところ」と添えて投稿した写真です。国会議事堂を見学しているときに、ある物に目が釘付けになったようです。

なじみすぎて見落としそうになる貴重な歴史的資料

 写真には、どこにでもある年季の入った木製の柱が写されているだけのように見えますが、よく目を凝らしてみると……そこには「貴院」と刻まれています。

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歴史を伝える資料に「鳥肌もんですね」

 貴院は「貴族院」のことで、1890年から1947年にかけて設置されていた上院。下院にあたる衆議院の両院制で帝国議会を構成していました。現在の参議院が設立されると同時に廃止されましたが、現在も設備の一部として当時の物が使用されています。気付かずに素通りしてしまいそうな場所に、国政の歴史の名残があるなんて驚きですね。

 約80年前から受け継がれてきた歴史の痕跡に、Xでは「歴史遺物だ」「流石にこれは鳥肌もんですね」「これはすごいですね!」「興奮ポイントのひとつですよね」「教科書でしか知らないこと!貴族院があるということは、枢密院もあるのかな」などの反響が寄せられています。

画像提供:前原(@dai59_sidann)さん