ねとらぼ
2025/09/02 20:00(公開)

メダカ水槽にいた“ヤゴっぽい生き物”→育てたら…… 2週間後、まさかの姿に「初めて見た」「めちゃくちゃ飼いたい」と112万再生

 メダカ水槽にいた“やばそうなやつ”を捕獲して、飼育する動画がInstagramに投稿されました。「初めて見た」「勉強になります!」と反響を呼び、関連動画も合わせて記事執筆時点で112万回再生を突破、3900件を超える“いいね”を集めています。

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メダカの水槽にいた“やばそうなやつ”

 投稿したのは、鳥取県鳥取市で改良メダカを飼育している「貝がらメダカ」(@kaigara_medaka)さん。6月下旬のある日、メダカを飼育している容器の中に“やばそうなやつ”を発見しました。よく見ると、全体が淡い黄色で細長い体をしており、頭にはツノのように見える2本の突起が。体の両側には細かな脚が生えていて、節のある姿からは昆虫らしさも感じます。この子は一体……?

メダカの水槽になんかいる!
メダカの水槽になんかいる!

 投稿者さんは「前にみたやつとはちょっと違う……」と悩み、網で捕まえてみることに。捕獲した子は透明な容器に移して、ミジンコを与えてみます。するとピョンッピョンッと動き、しばらくすると捕食に成功。モグモグと食べ始めます。投稿者さんによると、この子はゲンゴロウの仲間かもしれないとのことです。

網で捕獲
網で捕獲
ミジンコを捕食した
ミジンコを捕食した

 ゲンゴロウはメダカの稚魚も捕食するので“やばそうなやつ”であるのは確かです。しかし、絶滅危惧種でもあるため、いったん保護してあげることにします(参考:環境省「知って守ろうタガメとゲンゴロウ」PDF)。

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サナギを作る環境を整える

 つづく動画では、1週間後、脱皮して少し大きくなったゲンゴロウを披露。

 せわしなく泳いでいたのでサナギを作りたいのではないかと推測し、水場の他に“陸地”のある飼育環境を整えました。ゲンゴロウは岸辺の土中にマユを作り、そこでサナギとなるからです。

お引越で手に乗せてみた
お引越で手に乗せてみた

 新しい飼育環境に移ったゲンゴロウは早々に上陸。その様子を見た投稿者さんは「なんかかわいい」「がんばれ~」とエールを送ります。こうして1時間後には、土中に潜ったのか姿が見えなくなりました。サナギになる準備を進めているのかもしれません。

画面下側に上陸したゲンゴロウの姿
画面下側に上陸したゲンゴロウの姿
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土の中から姿を現したのは?

 それから1週間後に撮られた3本目の動画では成虫になった姿が確認できます。

 ヒマワリの種のような柄のこの昆虫は「コシマゲンゴロウ」と思われます。まるっとしたフォルムが愛らしく、幼虫期からは想像できない見た目。また特徴的な脚は水をしっかり捉えられるような形をしています。

ヒマワリの種のようなコシマゲンゴロウ
ヒマワリの種のようなコシマゲンゴロウ

 絶滅が危ぶまれることから、投稿者さんは飼育容器を屋外に置いておき、自然へと飛び立つのを待つことにしました。なんとか大人になれたのですから、ぜひ命をつないでほしいですね。

いつでも自然に帰れるようにしてあげた
いつでも自然に帰れるようにしてあげた

「ヤゴ?」「一瞬、ヤゴかと思いました」の声多数

 幼虫の姿には「ヤゴ?」「ヤゴじゃないの?」「なんですか? これは」「一瞬、ヤゴかと思いました」「カゲロウの幼虫…かな」「かわいい! ちびっこ」「幼体こんな感じなのか! 勉強になります!」「ゲンゴロウってまぁるいヤツじゃなかったっけ? 変形前はこんな細長いの?」「ナウシカに出てくるヘビケラにそっくりですね!」「流線型の体と頭がかっこいいですよね」といったコメントが。

 さらに成虫の姿にも「かわええな」「いいなぁ……めちゃくちゃ欲しかった飼いたかった」「プールで泳いでる時に見かけるとテンションあがりますよね」「コシマゲンゴロウは昔よく見かけたのに地元ではすっかり姿を消してしまいました」「子供の頃はいっぱい居たのにね」「ひまわりの種って表現可愛くてすき」「うちのメダカ水槽にも成虫が泳いでましたー!」と、反響が寄せられました。

動画提供:貝がらメダカ(@kaigara_medaka)さん

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