2500万円の古家、ボロい洗面所を“節約リノベ”で……　「凄すぎ」想定外のビフォーアフターに「ビックリした」

　築16年の中古戸建を節約生活の末に購入し、理想のマイホームを目指してDIYによるリノベーションを進めるInstagramユーザーが、自分の手で洗面台を製作。その出来上がりとビフォーアフターに驚く声が上がり話題になっています。一連のメイキング動画は記事執筆時点で合計30万回以上再生され、“いいね”は合計2600件を突破。

賃貸での節約生活を経て念願のマイホームを購入

　投稿したのは、2500万円で購入した中古戸建に夫妻で暮らしながら、低予算でどこまでキレイにできるのか、セルフリノベーションで挑戦する様子を発信している、妻のともさん（@tomo__m__life）。以前には、安い賃貸での節約生活を3年続け、ついに一軒家を購入したときの紹介動画が話題になりました（関連記事）。

オシャレな造作洗面台が欲しい

　ともさんは「注文住宅でよく見るオシャレな造作洗面台が欲しい」という思いと、なるべく節約したい気持ちから、DIYで理想を形にできるかチャレンジ。まずはホームセンターでカットした木材にドリルで穴を開けていきます。

　ダボ穴の位置を正確に合わせるためにタボマーカーも使いつつ、ボンドとダボで各パーツをつなげて組み立てて、天板と脚を接続します。ちなみに側面に見えているネジは、上からダボを入れてカットし、きれいに仕上げています。

　机の形になったら、次は洗面ボウル用の穴を開けます。最初にドリルですき間を作ったら、あとはひたすらノコギリで四角く切り抜く地味で大変な作業です。

塗料にもセンスがキラリ

　穴が開いたら全面に丁寧にヤスリをかけ、塗装のターンへ。まず白色を塗ってから、高級感のあるウォルナット色を重ねています。すでにとてもすてきですね……！　仕上げとして水に強いウレタンニスも。

　しっかりと3度塗りして丸一日乾かしたら、見事に艶のある洗面台本体が完成しました！　また、購入しておいた洗面ボウルをのせてみると穴にぴったりで、見ていて気持ちがいいです。どうしてこんなことができるんだろう……。

　続きの動画では、洗面台の水道をつなぎ、IKEAで購入した9999円のミラーを取り付けました。なお、ともさんは電気工事士2種の資格を取得しているため、自身の手でコンセント取り付けています。

壁にタイルを貼る

　そして最後の工程として、洗面所の壁にタイルを貼っています。使用するのは、シート状のタイルです。事前にそのタイルと同じサイズの厚紙を用意し、それを壁にあてて貼る場所を確認しておきます。

　ともさんによると、壁に合わせてタイルをカットするのが「硬すぎてめっちゃ苦戦しました」とのこと。もし真似する場合は、タイルカッターなどの道具も調べて準備しておくといいかもしれませんね。またカット後は、タイルを貼る場所に合わせて床に並べておくことで、実際に壁に貼る際にミスが減りそうです。

　洗面台とミラーをしっかり養生したら、まずは専用の接着剤を塗ってから、並べておいたタイルを順番に圧着して貼り付けていきます。乾いたら各タイルの表面に貼られた紙を水で濡らして剥がします。

　次にセメントを水で練って目地材を作り、タイルとタイルの間にヘラで目地材を押し込んでいきます。高いところにもタイルを貼ったこともあり、かなり腕が疲れそうです……。

　すき間に押し込んだあとは、水に濡らしたスポンジでタイル表面に残った目地材を拭き取っています。目地が乾いたら、端の方のすき間を防水コーキングで埋め、照明を取り付けたら、ついに洗面台が完成しました。

かかった期間は1カ月以上

　メイキング動画ではあっという間ですが、実際に完成までにかかった期間は1カ月以上とのこと。失敗も何度もあったそうで、そのたびに修正や試行錯誤しながら最後までやり遂げたともさん。その苦労の甲斐あって、ビフォーと同じ家とは思えないほど、モダンでおしゃれな洗面台ができあがっています！　なお、気になる合計金額は約17万円とのことでした。

「凄すぎ！の一言」「尊敬です！」

　一連の動画には、「すごい〜　タイルまで！素敵すぎます」「凄すぎ！の一言に尽きます」「素敵　自分でトライしてるのも尊敬です！」「もはや業者の領域。すごい」など、賛辞や感動する声がたくさん上がっています。

　ともさんのInstagram（@tomo__m__life）では、過去にDIYした賃貸住宅の原状回復の様子なども発信中。最近では簡単にできる夏の暑さ対策等も紹介しています。

動画提供：とも　おうちを愛す女のリノベ日記（@tomo__m__life）さん