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どっちの方が長持ちする? 「水の量」を変えて花の長持ち具合を調べた実験が、Instagramで48万回以上再生されるなど話題を呼んでいます。
プロが教える水が多いほうがいい花・少ないほうがいい花
投稿したのは、創業95年の歴史を持つ東京都文京区の花屋「宮田花店」の公式Instagramアカウント(@miyata8710/YouTube/オンライストア)です。同じ組み合わせの花をそれぞれ「水の少ない花瓶」と「水の多い花瓶」に生け、7000倍速で変化を観察しました。
宮田花店によると、ここ数年、6月頃から気温が急激に上昇し蒸し暑い日が増えていることから、お客さんから「どうしたらお花を長持ちさせられるのか」と質問されることが増えたため、このテーマを取り上げることにしたといいます(記事の後半では、宮田花店に聞く「お花を長持ちさせるコツ」も掲載しています)。
今回の実験に使用したのは、オレンジ色のバラとピンク色のガーベラ。生けてからしばらくの間は大きな変化は見られませんでしたが……?
さらに時間が経つと、まずは水の少ない花瓶に入ったバラの花がしおれ始めました。バラのような茎が硬い花は茎からも水を吸い上げるので、水を多めに入れたほうが長持ちするのだそうです。
一方で水の多い花瓶では、ガーベラの茎がしおれてきているのが分かります。ガーベラなど茎が柔らかい花は茎が腐りやすいので、反対に水を少なめにしたほうが長持ちするとのこと。
茎が硬くて太い花は水を多めに、茎が柔らかくて細い花は水を少なめに。花を花瓶に飾るときは茎の特徴を見極めつつ、きれいな状態で長く楽しめるよう意識したいですね。
「とても勉強になりました!」「意外でした」
花瓶の水の量の重要さが分かる実験に、コメント欄には「ほぇー!! すごいです!!」「初めて知りました! とても勉強になりました!」「こうやって視覚的に見るととても分かりやすいですね!」「意外でした。たっぷりの水の方が長持ちすると勝手に思い込んでいました」などの反応が集まりました。
宮田花店に聞く「お花を長持ちさせるコツ」
基本のコツ
(1)毎日水を換える:水を換えることでバクテリアの発生を防ぐことができ、できれば茎のぬめりも一緒に取っていただくと効果的です。
(2)エアコンの風が直接当たらない場所に飾る:乾燥によってしおれやすくなるのを防ぐことができます。
水の量の目安
また、動画で紹介した水の量については、以下の量で生けるのがおすすめとのことです。
・茎が柔らかく傷みやすいガーベラやカラーなど → 花瓶の底から2~3cm程度の水で十分
・茎が硬く丈夫な枝ものやバラ、アジサイなど → 花瓶の半分から7割ほど水を入れると良い
もし柔らかい茎と硬い茎を一緒に生ける場合は、半分より少なめに水を入れて、柔らかい茎が傷みにくい状態を作ってあげると良いとのこと。「このときも水を毎日交換することで、雑菌の繁殖を防ぎ、より長持ちさせられます」と教えてくれました。
宮田花店はInstagramやYouTubeに、お花に関する豆知識や仕事のエピソードなどを投稿中。また、オンラインストアではブーケやアレンジメントの通販も行っています。
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