カラフルなワイヤーを輪郭に沿って折り曲げていくと……。まるで生きているかのような猫ちゃんのワイヤーアートがInstagramに投稿され話題に。この投稿は記事執筆時点で動画の再生回数は324万回を超え、8万4000件以上の“いいね”が寄せられています。

advertisement

歯科技工士が作るワイヤーアート

 動画を投稿したのは、普段は歯科技工士として働きながら、猫や犬など動物をモチーフにオーダーメイドのワイヤーアートを手がけるbana(@bana_naoko)さん。今回は、2歳のキジトラの男の子「むー」くん(@m_sho1228)を制作する様子を公開しました。

猫のむーくんを制作します
advertisement

写真に合わせて色を選びワイヤーを曲げる

 今回のポイントは、お尻が右で尻尾が左に向いていることと、柄がとてもむずかしいところ。飼い主さんが送ってくれた写真も実際の色とは少し違うそうで、何枚かの写真の情報を確認しながら実際の色に近付けていきます。

 まずは、むーくんの写真に合わせて、目の位置や鼻の位置を決め、ワイヤーを折り曲げます。ワイヤーはさまざまな色や細さのものを使って、輪郭だけでなく立体感を演出。目の周囲の色を黄色味に変更し、耳の中の毛並みも細かく再現したら、いったん顔部分を終えて体に移ります。

写真に合わせながらワイヤーを曲げて……
もうアートだ!
細かい調整をしていきます
advertisement

“生きてる感”にこだわった作品

 むーくんの体には黒い縞がたくさんあるのですが、塗りつぶすように面を作るやり方は模型っぽくなるので今回は避け、“生きてる感”を出すことを目指します。

模型っぽくしたくない

 さて、最後の問題は尻尾です。ワイヤーなので写真通りに尻尾を付けると、あり得ない場所から尻尾が生えているということに……。見えていない右足を足してみる案など、試行錯誤の結果、本来尻尾のあるお尻の場所から背中をグルッと1周させてみるといい感じに! 最後におひげをつけたら完成です。

最後の難関は尻尾
完成です

 作品は、尻尾の付け根くらいで壁に固定すると、まるで猫ちゃんがそこに座っているように見えるのでオススメだそうです。光が当たるとワイヤーの影もおしゃれな雰囲気をかもし出してくれますよ!

影もまた喜ばれているそうです
advertisement

「生きてる感じわかる!」「影まですごい」の声

 動画には「すてき!いつも試行錯誤して最高の作品を生み出されていてすごいです」「模型っぽくなる、生きてる感じが、というお話に、難しいなーそんなもんなんかなーって思いながら見てて、完成したの見て、ああわかる!生きてる感じわかる!ってなりました 素敵です」「影まですごい」「これは飼い主さん嬉しいわ」「すーーーげえええ!」など、称賛のコメントが寄せられています。

 「自分に出来ることで、周りの人にも喜んでもらえることはなんだろう?」と考えていたとき、妻にすすめられてワイヤーアートを始めたというbanaさん。

 banaさんの作品やオーダー受付のお知らせ、制作過程の動画などは、Instagramの他にTikTok(@banawireart)やYouTubeチャンネル「bana wire art」、minne(@banaslabo)でも公開しています。

画像提供:bana(@bana_naoko)さん

(Yuki ブログ「たたかうこいぬ」Instagram