ねとらぼ
2025/09/03 22:05(公開)

夏の北海道の海で釣りをしたら……「やっば!」 姿を現した“とんでもない怪物”に「鳥肌立った」「すごすぎ!」

 ずっと食べてみたかった幻の巨大魚を釣るべく、北海道・知床の大自然を相手に釣りをする様子が「すごすぎいいいい!」「鳥肌立った」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で77万回以上再生されています。

ヤバい魚を捕まえてしまった!!!!!!!!!!
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舞台は北海道・知床

 動画を投稿したのは、全国のさまざまな生き物を捕獲して食べている水ラーメンさん。自身のYouTubeチャンネル「水ラーメン」では以前、子どものころからずっと夢だったという磯の水を抜く様子が話題になりました。

 そんな水ラーメンさんは、生物系YouTuber・うごめ紀(@UgomekiMushi)さんと共に北海道・知床にやって来ました。捕まえて食べることをずっと夢見ていた、この時期にしか釣れないけれど釣ることがかなり難しいという幻の巨大魚をターゲットにしていくようで……?

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幻の巨大魚を狙う

 ターゲットは鮮度落ちが早く、個体数が少ないことから市場にも出回らないとのこと。しかし、その「究極にうまい」と言われている味を確かめたくて、この地にやって来たのだといいます。

 知床は水深が急に深くなる地形であり、磯のすぐ先が水深100メートル級の深海という場所が多いとのこと。ターゲットは7、8月に活性が上がって浅場に寄りますが、この時期を逃すとさらに深い場所に行ってしまうそうです。

 ごつい竿と針を用意し、エサとなるケンサキイカをセットしたらいよいよ釣りをスタート。早々に何かがヒットし、その重さに驚きながら引き上げると……そこには本命ではありませんが鍋や刺し身で食べると最高だという大きなシマゾイの姿がありました。

まずはシマゾイを釣り上げました!
まずはシマゾイを釣り上げました!

 続いては「どんなときでも裏切らない」といえるほど簡単に釣れるというエゾメバル(ガヤ)が釣れたようです。その後も釣りを続けますが、もう少しで夕方を迎える時間になっても何も釣れません。

 知床はヒグマの生息地として知られていますが、2人が釣りをしていた場所にもヒグマがやって来る可能性があるとのこと。念のためヒグマに対応したスプレーを携帯していましたが、早朝と夕方はヒグマが最も活動する時間です。そのため作戦会議を兼ねて、いったん宿に戻ることにしました。

 車で宿へと向かう道中ではエゾキツネ、エゾシカに続き、子連れのヒグマに遭遇します。子連れの母グマは子を守ろうとして襲ってくる可能性があるため、車に乗っているときにヒグマに遭遇した際は車を止め、近付かないようにしてください。母グマを刺激しないようにじっと待っていたところ、ヒグマの親子は力強く森に帰っていったそうです。

子連れのヒグマに遭遇、母グマを刺激してはいけません
子連れのヒグマに遭遇。母グマを刺激してはいけません
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翌日、秘策で巨大魚を狙う

 そして翌日。前日には狙いの魚がヒットしませんでしたが、この日は秘策としてレンタルしていた船で釣りをしていくようです。なんでも岸からは浅い場所しか狙えないため、船で沖まで連れて行ってもらい、そこで釣りをする作戦なのだとか。

 船長さんに30分ほど船を走らせてもらい、ポイントに到着。ごつい竿とリール、大きな重りを使い、大きな針にはエサのイカを丸ごと1匹付けて海へと投げ込むと……140メートルほどのところで、イカが海の底に到着しました。

 ターゲットは底の方にいるため、狙うときはエサを地面に付けないといけないのだとか。そんな説明をしていると、体感したことがないほど引きが強い何かがヒットします。これまで釣った魚の中で一番でかいかもしれないと話しながら戦い続けると、やがて海から巨大な魚が姿を現しました。

とんでもなく強い引きが!
とんでもなく強い引きが!

ターゲットのオオカミウオを釣り上げた

水ラーメンさんが釣り上げたのは、ターゲットとしていたオオカミウオです。大きな口と鋭い歯でケガニやクリガニ、ウニやホタテなどをかみ砕いて食べているためとても味がよく、立派な頬肉は特においしいとされているとのこと。

今回のターゲット、オオカミウオを釣り上げることに成功しました
今回のターゲット、オオカミウオを釣り上げることに成功しました

 船長さんによると、オオカミウオにかまれたら「指がなくなる」のだそうです。しかし、アイヌの人たちには釣ったオオカミウオに酒を飲ませて海に逃がし、豊漁を祈るという習わしがあったそうです。

 そこで中身の入った350ミリのビール缶をオオカミウオの口に差し入れてみると……缶には一瞬で穴が開き、激しくつぶれてしまいました。かまれた缶を見るだけでオオカミウオがすさまじいパワーの持ち主であることが伝わってきますね。

すさまじいパワーの持ち主です
すさまじいパワーの持ち主です

 続いてうごめ紀さんの竿にも強い引きがやってきて、こちらも大きなオオカミウオを釣り上げることに成功しました。なお、オオカミウオはその見た目から別名「ゴジラフィッシュ」と呼ばれることもあるそうですよ。

2匹目のオオカミウオが釣れました、すごい!
2匹目のオオカミウオが釣れました。すごい!

オオカミウオを調理して食べる

 その後、陸に戻った2人はいよいよ幻の魚・オオカミウオを調理することにします。命に感謝しながらさばいてみたところ、硬そうな見た目に反して意外と骨は柔らかく、身は詰まっていて弾力があったそうです。

市場にも出回らない、文字通り幻の魚です
市場にも出回らない、文字通り幻の魚です

 半身のうちハラミ側を刺し身、真ん中の部分を鍋で食べることにします。オオカミウオの身は触った瞬間こそ水っぽく感じたそうですが、刺し身はタイのような味わいがあり、白身魚とは思えないほど強いうまみがあっておいしかったそうです。

オオカミウオのお刺身、淡泊そうに見えますが……?
オオカミウオの刺し身。淡泊そうに見えますが……?

 続いて鍋を作っていきます。野菜、キノコ、豆腐、塩もみしたオオカミウオの身を白だしで煮込んだら、念願のオオカミウオ鍋が完成しました。まずスープからいただくとこちらもうまみが強く、今まで食べた鍋の中で一番おいしかったとのこと。先ほどは臭みを感じた皮目もゼラチン質なのかぶりんぶりんで、うまみが半端なかったそうですよ。

念願のオオカミウオ鍋が完成しました!
念願のオオカミウオ鍋が完成しました!

 炎天下で食べる念願のオオカミウオ鍋に舌鼓を打ち、しっかりと完食。「こういう夏を過ごしたい」と企画した通り、むしろそれ以上に最高な夏休みを過ごした水ラーメンさんとうごめ紀さんなのでした。

ずっと食べたかったオオカミウオ鍋、最高のお味だったようです
ずっと食べたかったオオカミウオ鍋。最高のお味だったようです

「ほんとにヤバイ」「バケモンみたいな魚釣れるんだ」と反響

 この動画のコメント欄には「釣果やっっっば!」「大物ゲットおめでとうございます」「これはほんとにヤバイ! 今回奇跡起きすぎだろ!」「巨大オオカミウオすごいっすね」「バケモンみたいな魚釣れるんだ!」「見応えがすごい」「感動しました」「見ていて爽快感がたまりませんでした」といった声が寄せられています。

 見ているだけでワクワクする水ラーメンさんの活動は、YouTubeチャンネル「水ラーメン」やX(@mizuramen0923)で公開中です。

「水ラーメン」動画まとめ

【総集編】スーパーの生き物全部飼ってみた
磯の水全部抜いたらヤバすぎた
住宅街の用水路にとんでもない魚が…

動画提供:YouTubeチャンネル「水ラーメン

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