長年にわたって放置されていたプールを掃除する様子が「すがすがしい」「大好きなイベント」とYouTubeで話題です。動画の再生数は記事執筆時点で63万回を超えています。

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放置されていたプールの掃除

 動画を投稿したのは、東京から高知県大川村に移住した5人家族によるYouTubeチャンネル「小さな村で暮らす」。理想の暮らしを目指して空き家再生に取り組んでおり、以前にはコケと泥にまみれた水槽を徹底的に掃除する動画が話題となりました(関連記事)。

 今回は、息子さんと一緒に隣町のキャンプ場のプール清掃に参加。この施設は友人が廃保育園を利活用して作ったものなのだとか。

キャンプ場のプールをみんなで掃除!
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30年以上も放置されていたプール

 30年以上も放置されていたためプールの水は緑色であり、底が全く見えない状態。山の水が引かれており、プール内にゆるやかな流れはありそうです。

 内部には、どうやら50匹ほどの魚が生息しているそうで、清掃作業に併せて捕獲も行います。池や川とつながっていない、よく学校で見かけるようなプールですから、本来魚はいないはず。もともとここで飼育されていたのち放置されてしまったか、30年の間に誰かが放流してしまったのかもしれませんね。

 安全に作業ができるようプール周辺のゴミを撤去。歩きやすくしたら防球ネットを用意し、コイをプールの端へ追い込む作戦の準備に取り掛かります。

 運搬用コンテナに水を入れたところで作戦開始! プールの両サイドいっぱいにネットを広げて、端から端へとゆっくり歩を進めていきます。すると……!

プールには大きなコイがいっぱい!

 大きなコイたちがたくさんあらわれました! 色も大きさもさまざまで、見ていて楽しい。ネットで捕獲されたコイたちは丁寧に網で救い取り、そのままコンテナへ。同じ工程を何度か繰り返し、ある程度の数のコイをコンテナに集めました。

網で1匹ずつ捕獲
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コイたちの移住先

 コイたちはその後、何匹かずつのグループに分けられ、安全に生きていける新しいおうちへと運搬。それぞれの場所の管理者の許可を得て、放流していきます。1カ所目の池では新しい環境に戸惑うことなく、ゆうゆうと泳いで投稿者さんたちの元から離れていく姿が見られました。

コイたちを移住させる

 プールへ戻ったら、コイを捕まえやすくするため排水を実施。水位を下げたところで胴長靴を履いた数人が中に入り、ネットの端を押さえながら、さらに多くのコイをすくい取ります。新たな作業で集めたコイたちは、先ほどとはまた別の管理者のもとへ。一連の作業を繰り返していきます。

 残りのコイを直接網ですくい取ったら、いよいよプール内の清掃作業も本格化。デッキブラシで底面や壁面の汚れを落とし、ポンプでくみ上げた川の水とともにどんどん流していきます。

ゴシゴシ磨いてきれいにしていく
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作業も終盤に近付く

 無事に掃除も終わり、投稿者さんは一部のコイを連れて村へと戻りました。向かった先は村の学校。校長先生の快諾で、このグループのコイたちの新しい住まいは学校の池に決まりました。現在は、のびのび健康的に暮らしているそうです。

一部のコイとともに村へ帰還
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「見事な緑色w」「きれいすぎてビビった」と反響

 プール清掃の様子には、「見事な緑色w」「コイばっかじゃなく、フナも結構な数いましたね」「放流先の水がきれいすぎてビビった」「コイも広くなってきれいな水でうれしいだろうね」「井上陽水の曲が聞こえて来そうなロケーション」「ビックリ」「こんなにたくさん」などの感想が寄せられています。

 家族の日常や住環境づくりの様子は、YouTubeチャンネル「小さな村で暮らす」やInstagram(@live_in_a_small_village)で公開中です。