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お客さんからの依頼を受けて、プロが“羽釜”で花束を作ってみるというまさかの挑戦が、Instagramで話題です。投稿は記事執筆時点で600万回以上再生され、11万8000件を超える“いいね”を集めています。
「羽釜で花束を作ってほしい」という依頼
話題の動画を投稿したのは、鹿児島市にあるドライフラワー専門店「ANDORA(アンドラ)」の店主・さとる(@andora_kagoshima)さん。こちらのアカウントでは、オリジナルの花束制作の動画や、ストーリーで今までの作品などを発信しています。以前はプロポーズでもらったドライフラワーを見事に修復する様子が反響を呼びました。
今回紹介するのは、少し変わったご依頼です。依頼内容はなんと「羽釜を器にして花束を作ってほしい」というもの。羽釜とは江戸時代後期から使われていた炊飯用の釜で、羽がついているため竈(かまど)にしっかりはめ込み、効率よくお米が炊ける仕組みになっているそうです。
「受けちゃだめだっ!」と思いつつ挑戦
この依頼を聞いたとき、投稿者の「さとる」さんは直感で「受けちゃだめだ!」と思いましたが、気が付いたら依頼を受けており、羽釜がお店まで届いていたそうです。職人魂に火が付いたのかもしれませんね。届いた羽釜は予想通り大きく、ずっしりと重たい印象です。両手でしっかり抱え上げると、まるで赤子ほどの大きさですね。
羽釜にお花を挿していく
お米の代わりに、中に入れるのは吸水フォームです。四角い吸水フォームを丸い羽釜に収める作業はなかなか大変だったそうですが、工夫してなんとかはめ込みます。そしていよいよ花を挿していく段階へと進んでいきました。
しかし羽釜のサイズが大きいため、花をいくらバランスよく挿しても空間が目立ってしまいます。そこでさとるさんは「秘技・先手観音」を繰り出し、密度を上げるように花を刺していきましたが、それでも吸水フォームが見えてしまい、生け花のような仕上がりになってしまいました。
とにかく「かわいい」を目指す
さとるさんは作業の合間に、依頼者さんのお店では羽釜がどのように飾られているのか気になり、実際の店内の様子を動画で送ってもらうことにしました。
お店は、ドライフラワーやちょうちんなどが飾ってあり、アジアチックな雰囲気でした。棚の上に商品が並び、その前に羽釜が置かれています。その映像を見たさとるさんは「とにかくかわいくしよう」と決意し、細かいことは考えずにお花をどんどん挿していくことにしました。
羽釜を回しながら、空いている部分や隙間を見つけては花を加えていきます。「かわいくなれ、かわいくなれ」と願いを込め、一心不乱に手を動かす姿はまさに職人ですね。羽釜の中はどんどん華やかな色でいっぱいになっていき……ついに完成!
羽釜の花束完成!
完成した花束は、さまざまな色が絶妙なバランスで配置され、まるで花火のようにパッと明るく広がっています。「何も考えずに」と言っていましたが、長年の経験でどこに花を挿せば美しいのかが、感覚で分かったのでしょう。ところどころに水色が差し込まれているのも、プロならではのセンスが光るポイントですね。
お店に飾れば、間違いなくお客さんの目を引く羽釜の花束でした。難しい依頼でも見事に応えてしまう、さとるさんの底力を存分に感じられる作品になりましたね!
完成した花束に「センスが弾けてる!」
この投稿に対し、コメント欄では「ジブリの映画に出てきそう」「かわいい!」「水色がポイントになってて可愛らしさが増してる」「センスが弾けてる!」「かわいすんぎ」などの声が寄せられています。
さとるさんはInstagram(@andora_kagoshima)のほか、TikTok(@andorasatoru)やYouTube(@andora-Kagoshima)でも動画を公開中。数々のステキな作品を見ることができますよ。
※画像/動画提供:さとる(@andora_kagoshima)さん
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