ねとらぼ
2025/09/11 21:15(公開)

50代夫婦が暮らす築30年マンション→1250万円かけてフルリノベしたら……「うわっ広っ!」夢のような感動空間に「うちもお願いしたい」

 築30年の3LDKをフルリノベーションして快適な空間へと作り変える様子が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で22万回を超えています。

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心地よく暮らせる住まいに

 動画が投稿されたのは、大阪府茨木市にあるマンションリノベーション専門店「RENO PLUS IBARAKI」のYouTubeチャンネル(@reno-plus)。今回の現場は、72.8平方メートルの物件です。

 この物件は玄関からバルコニーまでの間に2つの洋室と収納スペース、風呂、トイレ、洗面所、和室、キッチン、リビング、ダイニングがあります。15.5畳のLDKが和室と隣り合っている特徴的な間取りです。

リノベーション前の築30年の3LDKのリビング
和室が隣にあるリビング

 住んでいるのは50代の夫妻。長年生活する中でリビングの広さや和室の使い方、あちこちにある段差などさまざまな点が気になり、子どもの独立を機に“夫婦2人で心地よく暮らせる住まいに変えよう”とリノベーションを決意したそうです。

窓側を向いているキッチン
ダイニングまでの配膳に課題があった

 コンセプトは「部屋以外の部分を豊かにする」。この考えの元に夫妻の希望を聞きながら間取りを変え、内装を落ち着いた印象の「アーバンモダン」なスタイルに仕上げました。

リノベーション前後の間取り
部屋以外のスペースにゆとりを持たせる方針
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キッチンは向きを変える

 リノベーション前のキッチンは、カウンターが窓側を向いている作り。そのためキッチンに立つとリビングのテレビが見られず、ダイニングスペースまで料理を運ぶ際はぐるりと大回りをする必要がありました。

 そこで、リビングが見渡せる開放的な作りとするために向きを90度変更。調理中でもテレビが見られて、リビングにいる家族とコミュニケーションが取りやすい構えにしました。

 コンロや流しなどの調理スペースがリビング側を向いており、その背面にはゴミ箱と冷蔵庫が置ける空間を確保しつつカップボードを配置。この作りならダイニングまでスムーズに配膳できます。

向きを90度変えたキッチン
ダイニングスペースへの移動が楽に!
黒を基調としたカラーリングのキッチン
特別感ある色合いにした

 また、キッチンの向かいにはカウンターテーブルを設置。奥行きが40センチあるため、出勤前のモーニングタイムを過ごす場やテレワークのための空間としても使えます。

キッチンの向かいに設けたカウンター
さまざまな使い方を想定したカウンター
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リビングの開放感を大切に

 そんなキッチンから見渡せるようになったリビングで、リノベーション前に悩んでいたのは和室の使い方。ここは客が泊まる際のスペアルームとしていましたが、この和室があるためにリビング部分がやや狭くなっていました。

 今回のリノベーションでは、この和室を少し小さくしてリビング側を拡張。LDKとの境界線のように存在していた和室の角の柱を撤去したことで、大きなテレビも楽しめる開放的なリビングになりました。

キッチン側から見たリビング
開放的なリビング!

 なお、柱がなくなった代わりに、自由に開閉できるL字型の建具を用意。普段はリビングの一部として使いつつ、来客時はこの建具を閉じて1つの独立した部屋として使えるようにしています。

L字型の建具で部屋を仕切る
来客時は1つの部屋になる!

家事がしやすい洗面所

 夫妻が長年暮らしていて最も悩んでいたのは、洗面所のスペース。人が通れる最低限の幅しかないために脱いだ物を置く余裕もなく、ここで着替えることはできませんでした。

 しかし、施工後は入った瞬間に撮影者が「うわっ広っ!」と思わず叫んでしまうほど、ゆとりある空間に。洗面台には髪形やメイクを確認するのに便利な三面鏡を採用し、その真横には30センチのキャビネットを追加しました。

幅を広げた洗面所
使いやすくなった洗面所

 洗濯機の横には60センチのカウンターを設置。この動画を撮影した後、天井にはアイアンのハンガーパイプを取り付ける予定で、洗濯から収納まで一連の家事がこのランドリースペースで完結します。

作業しやすい広さの洗濯機を置くスペース
洗濯から収納までの全作業がここで可能

 家事の動線を考えて、キッチンと洗面所を直接行き来できるように改装。廊下側の扉から洗面スペースへ入り、コンロ真横の扉を通ってキッチンへ入れます。なお、配管の関係でキッチンの床は他の場所より13センチ上昇。頻繁に上り下りしなくてすむよう、キッチンに合わせて洗面所の床も高くしてあります。

他の場所も大きく手を加えた

 風呂は1サイズは大きいものへスケールアップ。トイレには柔らかい光を放つ照明を採用し、デザインもオシャレで落ち着いたものにしました。また、洋室の面積を減らすことで玄関のスペースを拡張。玄関扉の脇には、夫妻が用意してくれたアウターをかけられるL字型の金具を取り付けました。

 主寝室としている2つの洋室にはエアコンをそれぞれ追加。マンション全体のルール見直しにより、外壁にエアコン用の穴があけられるようになったそうです。

 マンションの大規模修繕のタイミングで行われた今回の施工。断熱材の張り替えと二重サッシへの変更により快適さを上げつつ、夫妻の要望通りに開放感ある過ごしやすい環境となりました。気になる総工費は税込み1250万円とのこと。

 日常生活のことも考慮してあるオシャレなリノベーション後の部屋には、「自分の家じゃないのにワクワク」「子どもが巣立った後二人でゆったり過ごす我が家…お二人の様子が想像できます」「現在住んでいるマンションと同じ間取りなので、とても参考になりました」「いつかうちの家もお願いしたいです!」などの感想が寄せられています。

 同チャンネルでは、築21年のマンションをジャパンディスタイルに変えたり、70代夫妻のために築49年の物件をフルリノベーションする様子なども公開しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「大阪・茨木市のマンションリノベーション専門店 RENOPLUS

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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