友人から「リハビリセンター」と呼ばれていた自宅の写真が、X(Twitter)に投稿されました。このポストの表示数は記事執筆時点で3800万件を突破しており、8万件以上の“いいね”を集めています。
一風変わった家の中
投稿者は服や人形、雑貨を制作しているmillna(@mi_te_yo)さん。以前には引っ越し先の新居の寝室に装飾を施し、宮殿のようなゴージャスな部屋へ大変身させる様子が話題となりました(関連記事)。
そんなmillnaさんが今回公開したのは、過去に撮影した自宅の写真。1枚目には色の異なる4つの容器が配置されており、それぞれの正面に「お菓子」「インスタント」「食品」「飲みもの」と大きな字で記されています。
他にも、冷蔵庫の最下段には、濃いグレーのテープに白い字で「冷凍庫」と表記。大きな文字で書くことにより、どこに何があるか、どれが何か一目で判別できるようにしてあります。
生活する上での“自分への対策”
millnaさんはX(Twitter)のリプライおよびnoteでこれらの写真について補足しており、文字で記されていないと物の区別がつかないとのこと。小さい文字は自分が無視してしまうため、大きく書くようにしているのだとか。
また、「食べる」という行為そのものへの関心が非常に薄く、1日3回アラームを鳴らして意識的に食事をとっているそうです。よく口にするのは、味や食感が単純で均質なもの。
パッケージに写真を掲載していない冷凍食品は食べられないなど食事関係の制約が多く、そもそも「食べたい」という意思が希薄な自分のためにリストを作成。起床時や就寝前にやるべきことを記した表の隣に掲示し、食事の内容で“困った”際はこのリストを閲覧しています。
良い変化を経て 現在は……
なお、以上は4年前の話。「今は結構食べられてるよ!」と補足ポストで現状を伝えています。
日常生活におけるハードルを下げるための工夫には、「書いておくの便利」「最低限のことはできるようにときちんと書いて対策しているのは立派」「これすごくいいと思った」「わかりみ、、、書いておいたらいちいち考えなくて済む」「一生懸命生きてて偉いの感想しかない」「体調不良のときくらいしか経験がないけど、食欲がないときの生命維持に対する不安感えぐい」「とても機能的でめちゃくちゃ好感が持てます。ご飯に困ることってありますよねぇ。選択肢があらかじめあると食べることを捨てなくていいですね…真似したいです」など、共感や驚きの声が多数寄せられています。
また、友人の「リハビリセンター」という表現についても「雰囲気がほんとにリハビリ施設っぽくて笑ったw でも落ち着けそうでいい場所だね」「『リハビリセンター』愛があって面白いですね! お家の中に「やることリスト」や「冷凍庫」って書いてあるのも、ちょっとした工夫があって素敵です」など好感を持った人が多くいたようです。自分を知ったうえで、少しでも生活しやすいように工夫や訓練をすることはとても素敵なことですね。
画像提供:millna(@mi_te_yo)さん
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