2025/09/10 20:45（公開） 
壁を大胆に壊して3部屋を1つにつなげた物件のルームツアー動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は、記事執筆時点で1万1000回を超えています。
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猫のために3部屋をつなげたリノベ物件
動画を投稿したのは、猫の保護活動をしながら「猫と人が幸せに暮らせる家」を作っている「ねこ大家」さんのYouTubeチャンネル。以前には、猫が壁の穴から顔を出せるようにリノベーションしたお部屋が話題となりました。
今回は、かつて学生向けのマンションとして使われていた物件を紹介。少々手狭なことから空室に困っていたところ、思い切って壁を撤去し、51平方メートルの大きな部屋を作り上げました。これにより、猫を5匹まで飼える広々とした空間が誕生しました。
複数の猫と暮らすことが前提の物件は、部屋のあちこちが猫向けの仕様。玄関ホールは、猫が脱走しないよう壁で囲って独立した空間にしてあります。居室へ入るための扉は両面サムターン錠なため、猫には開けられません。
広々リビングとキャットステップのある部屋
すりガラスになっている扉を開けた先は、約15帖のリビング・ダイニング（LD）。元が3部屋だったので、ダイニングテーブルを置いても猫たちは自由に駆け回れます。
窓も多くて日当たりは非常に良好。壁には収納も兼ねたキャットステップを設けてあるため、猫たちはいつでもステップを登って窓から見える外の景色を堪能できます。なお、ベランダ側の窓は脱走防止柵付き。ここも鍵が掛けられる仕様です。
ベランダ側の窓の両サイドはクローゼット。向かって左側は人間が使うための物で、右側は猫用となっています。右のクローゼットは扉に猫が通れるだけの穴をあけており、最下段はトイレが置けるほど大きくスペースを取っています。
玄関ホールと居室を仕切っている壁のLD側には、天井近くまであるキャットステップを設置。住人がテレビを置くことを想定し、真下の壁にはテレビのアンテナ端子を設けてあります。また、ステップへつながる猫用階段は棚の機能も持たせてあるので、小物をしまうのに便利です。
キッチンも猫が入れないように鍵付きの扉で仕切ってあります。扉は金網でキッチン近くにはカウンターを設置。猫はここからキッチン内の様子や外の景色を楽しめます。
そんなキッチン内部には横幅2.1メートルのキッチン台があり、台の正面にはパントリーを設けました。ここにならタマネギなど猫にとって危険な食材も安全に収納できます。
飼い主と猫のための工夫いっぱいの洋室
LDと隣接する洋室の広さは約7帖で、壁側には高さが異なる2種類のクローゼットを併設。低い方のクローゼットの上は“くつろぎスペース”となっており、室内にある造作デスクとキャットステップを使って猫は好きなときにここまで移動できます。
この洋室とLDは、扉の開閉により必要に応じて空間を分けられます。壁には猫穴を開けてあるため、猫側はいつでも自由に移動が可能。扉が閉じていても関係ありません。
また、洋室側のベランダは猫も出られる仕様となっています。ベランダへ出す際は飼い主が見守ることを前提としていますが、金網をしっかり張ることで猫が外の空気を安心して楽しめるスペースに仕上げました。
今回紹介した物件は既に入居者が決まっているとのこと。猫と暮らす人のことを考えた作りには、「多頭飼い可の物件は少ないからありがたい」「猫が喜んでくれそうなので憧れます」「毎日家に帰るのが楽しみになりそうです」「見たことないくらいすごい猫設備です！」などの感想が寄せられています。
ねこ大家さんはYouTubeチャンネルの他、X（Twitter／@neko_fudosan）とInstagram（@nyankichi_neko）、Webサイト「ねこおおや」も運営中。猫と暮らす家の新築・改修・リノベーション情報を発信しています。
動画提供：YouTubeチャンネル「ねこ大家 / 猫のための家づくり」
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