ねとらぼ
2025/09/13 20:45(公開)

フツーの主婦が1年かけて自宅に作ったのは、まさかの…… 「いやマジで」大感動のDIYに「めちゃくちゃ素敵」

 普通の主婦が1年かけて自宅に作ったあるものが、YouTubeで注目を集めています。動画は記事執筆時点で5万7000回視聴を記録、「めちゃくちゃ素敵」といった声が寄せられています。

#39|倉庫DIY総集編|謎の病との闘いから遂に完成へ

 投稿したのはYouTubeチャンネル「こじらせハウスお片付け隊+DIY」のアキさん。自宅のDIYや片付けの様子を発信しており、以前にはサブチャンネル「こじらせ主婦アキの整わない暮らし。」で公開した5日間の夕食メニューが話題になりました。

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土台を作ります

 今回の動画は自宅の敷地内に倉庫を作ったときの総集編。作業は2024年7月にスタートし、夫・モヘジさんが過去に作ったという縁台の脚を再利用して基礎工事を進めていきます(建設現場で現場監督として働いている夫のアドバイスをもとに、安全に十分注意して作っています)。

 倉庫の枠組みにも縁台に使われていた2×4材を再利用。酷暑の中で作業を進めていきますが、全ての壁を作り終わり、「ようやく建てられるぞ」と意気込んだその日に南海トラフ注意情報が発表され、作業を自粛することになります。

基礎工事
基礎工事
下地(2×4)を組み立てます
下地(2×4)を組み立てます

 約1週間後、ようやく作業が再開できました。スペースが無いために背面を先に仕上げようとしていたところ、夫であるモヘジ親方から「対角を測ってからボードを張れ」と突っ込みが入ります(壁が水平垂直に建っているかを確認するため)。親方によると許せる誤差は1ミリとのこと。アキさんが測ってみると3ミリの誤差がありましたが、なんとかお許しがでました。

 その後、嵐や台風にあいながらも作業を継続。木の反りが手に負えなくなったときには親方の助けも借り、倉庫っぽい何かが上棟しました。

上棟しました
上棟しました

 続いて屋根の作業に入ります。こちらも2×4材で下地を作ったのですが、これまで積み重ねてきたズレが牙を剥くことに。母が屋根の上で作業をしていると、子どもが下で音読を始めます。マルチタスクがすごい。屋根材には軽さが魅力の波型のシート(オンデュリンクラシックシート)を設置していきます。

屋根材を設置していきます
屋根材を設置していきます
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体調不良による活動休止

 10月に入って暑さが和らぎ、台風も来なくなり、めまいも治まったので、急ピッチで外壁を取り付けていきます。外壁は2×4の下地に屋内用の石膏ボード、透湿防水シート、胴縁、9ミリベニヤを重ねる予定。途中で作業台を動かしたとき、指に激痛を感じ、2人の娘さんや近所の方が声をかけてくれました。

 そこから20日ほどは、だましだまし作業を続けます。2×4のゆがみにより石膏ボードが悲惨なことになってしまいましたが、修正する術がないので前に進むしかなく、透湿防水シートを貼っていきます。外壁の最終下地である9ミリ合板を3分の2ほど張ったところでアクシデントが。指がめちゃくちゃ痛いという奇病にかかってしまったのです。その痛さは、カメラのシャッターを押すのもためらうくらいとのこと。動画の編集にも支障がでてしまい、活動休止となります。

 年末には、しびれをきらしたモヘジ親方が倉庫内を片付け、棚を取り付ける作業をしてくれました。ちなみにDIYを休止してから大学病院で精密検査を受けましたが、異常は見つからず。いまだに原因は不明とのことです。

夫が手を貸してくれました
夫が手を貸してくれました
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活動再開

 2025年5月、ようやく活動を再開することが出来ました。痛みは前ほど強くないものの、完治には至っていないとのこと。それでも作業を進めていると、モヘジ親方から透湿防水シートの貼り方について突っ込みが入ります。「水の流れをイメージしろ」と言われましたが、水が入ることが前提のプロと「水なんて入らないでしょ」と考える素人では話がかみ合わず。折衷案としてテープでは止めず、ギリギリのところでシートをカットすることになりました。

 活動を休んだことで忘れていましたが、下地の位置を間違えており、既に貼っているベニヤを貼り直さなければいけないことを思い出したアキさん。モヘジ親方と夫婦漫才のようなやりとりをしながら、ようやく外壁ベニヤを貼り終えました。

何を信じていいのか
何を信じていいのか

ドアを設置します

 柱を補強し、窓を組み立て、ドア枠(杉カフェ板)を切り出していきます。途中モヘジ親方から「ドア枠は縦より横が2ミリくらい短くしないとかっこ悪い」と聞いたアキさん。家の中を確認したら全てそうなっていたとのことです。

 ドア枠に合わせてドアを作っていきます。設計アイデアは、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの山下健二郎さんのYouTubeチャンネルを参考にしたとのこと。出来上がったドアを枠に合わせてみますが全然はまらず、壁が横に傾いている(ドア枠の上下で2センチの誤差がある)ことが判明しました。

 モヘジ親方に相談してみたところ、木材をかませてドア枠を垂直にするという修正案を描いてくれ、「レーザーを当てて枠をつけないとダメだよ」という助言をもらいました。

修正案を出してもらいました
修正案を出してもらいました

 翌朝、親方の助言を思い出しながら作業をスタートします。レーザーを当ててみると18ミリほどのズレを確認。ドア枠を垂直に修正し、修正した枠に合わせてドアも削り、なんとかはめることに成功しました。

ドアがはまりました
ドアがはまりました

外壁を仕上げていきます

 ドアが入ってホッとしたのもつかの間、左側の壁の立ち方が垂直ではなく、前のめりになっていることが発覚します。モヘジ親方に話すと「NO」を突き付けられますが、アキさんは長い休養から復活してDIYハイになっている状態。心折れることなく手を動かし、ドアを作っていきます。カフェ板をはめてモールディング材で囲み、サンディングして防腐塗料を2度塗り。強力なハンマーで窓枠も入れていきます。

 窓枠、ドア、ドア枠の塗装には、以前使用したアンティークブルーの塗料を使用。お子さんたちも交代で手伝ってくれます。窓を入れたら変成シリコーンでコーキングし、窓枠と窓の隙間、外側の隙間もできる限り埋めていきます。最後の仕上げの前に外壁のシーラー塗装をし、板と板のつなぎ目や角の部分に防水ブチルテープを貼っておきます。

 最終仕上げ材は白っぽい色のモルモル(しっくい風のモルタル塗料)。この作業は好きなようで、楽しんで塗っていきます。乾く前に養生を外して蝶番を取り付けてドアを設置。アイアンの取っ手と鍵を付けて、ようやく倉庫が完成しました。

外壁を塗っていきます
外壁を塗っていきます

 1年がかりで作り上げた倉庫は白壁に赤っぽい屋根と水色のドアが映えているデザイン。かかった費用は約11万円でした。

完成しました
完成しました

 今後は庭づくりと並行して白い壁の汚し加工をしていく予定とのこと。コメント欄には「復活待ってました」「倉庫の完成おめでとうございます」「DIYは楽しまなきゃダメだよね~」「何処よりも面白いDIY動画です」といった声や、体調を心配する書き込みが寄せられています。

 アキさんの活動の様子はYouTubeチャンネル「こじらせハウスお片付け隊+DIY」、サブチャンネル「こじらせ主婦アキの整わない暮らし。」の他、Instagram(@kojirasehouse_aki)やX(Twitter/@kojirasehouse)でも発信中。別の日の投稿では倉庫DIYの詳細などを見ることができます。

その他の投稿

#36【倉庫DIY(1)上棟編】地震と台風と目眩vsポンコツvsロンバケ。ちょ、待てよ。
#37【倉庫DIY(2)屋根編】〇〇は絶対に使うな!オンデュリン張る前に絶対見て。
#38【DIY休止】因果応報のお知らせ。。。

動画提供:YouTubeチャンネル「こじらせハウスお片付け隊+DIY」さん

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