夫「人里離れたい」→山奥のカビまみれボロ家を50万で買って……　5年後の“現在”に反響「ここまで仕上げたのは奇跡」

　人里を離れたくて購入した別荘の5年後の状況が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で55万回を超えており、3700件以上の高評価を獲得しています。

「ヤバイの買っちゃった」と思った物件

　動画を投稿したのは、2020年8月に50万円で別荘を買い、コツコツとリフォームする様子を公開しているYouTubeチャンネル「よつめもん。50万円の別荘買った、、、」。以前には、センスが高すぎる室内での過ごし方が話題となりました（関連記事）。

　購入した別荘は木が生い茂っている暗い湿地の中にありました。地面はぬかるんでいて植物だらけの敷地内には、入ることさえできません。内見した時とは全く異なる状態に投稿者さんはびっくりしてしまい、当時は「ヤバイの買っちゃった。どーしよ」と思ったそうです。

　この状態から投稿者さんのリフォーム作業がスタート。キッチンや階段など、屋内外のあちこちに少しずつ手を加えていきました。

どんどん良い環境に

　リフォームにより“ヤバかった物件”は、どんどん別荘らしくなっていきます。かつては白カビまみれだった水回りも、今ではきれいでオシャレな空間に。2025年8月現在もカビが発生することなく使えています。

　この別荘にある和室は全体的にうっすらとカビており「いやーな感じ」だったそうです。そこで壁には石こうボードを張り、畳はフローリングに交換。最初に漂っていた不快感はすっかりなくなり、子どもたちも安心してすごせる部屋になりました。

　和室のリフォームが終わったのは2024年の夏。4年かけて取り組んだ作業に区切りが付いたので、同年からついに別荘として使い始めました。1年が経過した現在も快適に使えています。

　足の踏み場がなく常に薄暗かった庭も、5年にわたる開拓作業で大変身！　家のすぐ近くまで生えていた植物がなくなったことで、日当たりが良すぎて困るほどに明るく開放的な庭となりました。動画には、自然を満喫しながら家族でバーベキューを楽しむ様子が映っています。

　この別荘があるのは標高1100メートルの山の中。ちゃんと夏の避暑地として機能しており、室温は日中でも27度しかありません。少し汗ばむくらいの気持ちの良い「夏」を楽しめる場所になりました。

リフォームはまだまだ続く

　庭にはウッドデッキを増設しましたが、手を入れる場所はまだたくさんあります。2025年からは、新たな試みとして土間コンクリートの打設に挑戦。デッキ周辺は、今後もさらに改良していくそうです。

　そして投稿者さんが現在取り組んでいるのは、玄関前の階段の補修。ボロボロで端の部分がかけている階段を、コンクリートでコーティングするように1段ずつ直していきます。

　何度も宿泊してもあきることなく、“なーんにもないまま過ぎていく1日”が心地良いとのこと。特に子どもたちにとって、この別荘は「退屈さ」を全く感じない不思議な場所となっているそうです。

「苦労が報われて何より」「これヤバいって思ったけど」

　購入当初から考えると、“奇跡”と呼べるほどに大きく変化した別荘。コメント欄には、「ホントに趣があって、小粋な別荘になりましたね」「地面から湧き出る水…先の見えない作業…苦労が報われて何よりです」「コツコツDIYの努力とセンスの成果ですね」「すてきな別荘になって感動的」「感慨深い」「俺たち　5年も見てたんか…」などの感想が寄せられています。5年前の状態から見守っていた人もいたようで、当時を懐かしむ声もありました。

動画提供：YouTubeチャンネル「よつめもん。50万円の別荘買った、、、」