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脳で考えたことに反応させるような方法の研究も進んでるので、それで操作できる可能性もありますね。でも、現状は脳の活動から意図を識別するまでの時間がボタンを指で押すより全然遅いので、問題はそこがどれだけ早くできるか。手より早く操作するまでには相当研究が必要です。
――……まるでSFですけど、脳波による機械のコントロールみたいなことが可能になるかもしれないわけですね。
これはゲームに限らず、コンピューターと人間のやりとり――ヒューマン・コンピュータ・インタラクションという研究分野なんですが、その分野ではそういった方法でコンピューターへ入力することは検討されています。ただ、高速化はできてない。
あと、プレイヤーが「プレイする時にどれだけ特殊な状況に慣れられるか」っていうのは興味ありますね。例えば、水泳選手が着脱にものすごい時間がかかるようなスイムスーツを着たりしてたじゃないですか。そういうのを許容してもらってパフォーマンスを良くすることもできるかもしれません。例えば……指をスライムのようなものに突っ込んで、少しでも動いたら反応するようなボタンはできるかもしれない。もちろん、利便性は一旦無視した話ですけど。
――なるほど。日常的な使用が前提になったデバイスばかりですが、そういう部分を犠牲にすれば、より強力なデバイスが生まれる可能性はあると。
そう。始める前に絶対15分くらい時間かかる、みたいな(笑)。『エヴァンゲリオン』って、パイロットが搭乗するとエントリープラグがLCLで満たされるじゃないですか。とても気軽に乗れるものじゃないはずですけど、その結果考えたことが機体に反映される。人間の動きや神経をダイレクトかつ高速で反映させようと思うと、ああいう世界になっていくのかもしれません。もちろん、プロゲーマーのような「そういう制約も厭わない」という人に限った話として。
……まあ、プロゲーマーも日々の鍛錬が非常に重要なはずなので、準備に時間がかかるデバイスっていうのは実際は適さないとは思いますけどね。
――でも…プロがそういう“大掛かりなコックピット”のような中で操作していたら、ちょっとかっこいいかもしれませんね。
確かに(笑)。
ボタン以外のデバイスの進化は
――格闘ゲームのコントローラーでは、レバーコントローラーも人気が根強いですが、レバーそのもののアイデアなどはあるのでしょうか?

