ルームツアーが秒で終わる4畳半のアパート、玄関を開けると……　まさかの光景に「秘密基地感」「すごい」「まさに建築の技術」

宮原れい

LINE

hatena

Home

INDEX

　東京・渋谷にある4畳半のアパートで暮らす男性のルームツアー＆1日の過ごし方の動画が、YouTubeで「小さいけど快適ですね」「お洒落なお部屋」と注目を集めています。記事執筆時点で6万回以上再生され、1800件以上の高評価を得ています。

東京の4畳半でひっそり暮らす私の1日

4畳半のアパートでひっそりと快適に暮らす男性の1日

　投稿したのは、Tadawoさん（@Tadawo-japanvlog）。日本での生活や文化、建築に関することなどをYouTubeで発信しています。

　撮影当時、渋谷近くに住んでいたTadawoさんの部屋は1Kで、メインの居室は4畳半。そのため引っ越してきたばかりの頃のルームツアーは一瞬にして終了してしまうほど。都心部はどうしても家賃が高くなってしまうため、立地を優してこちらの部屋で暮らし始めました。

　それから時がたち、限られたスペースで快適に暮らせるように努めた結果がこちら。白と緑を基調とし、部屋の中でも大きな面積を占めるシングルベッドや机・椅子はホワイト系で、床に敷いたラグも広く見える色や形をチョイスしています。フェイクグリーンを吊るしているほか、本物の観葉植物も置いていて、小さくて控えめながらリラックスできる空間づくりに貢献してくれています。

　部屋に入って左側にある棚とテーブルは学生時代に手作りしたものだそうで、「意外と（モノが）たくさん入るのでお気に入り」とのこと。YouTubeの作業やコメント返し等はこちらで行っています。他にも収納は基本的に白色を選び、壁に沿って配置。もう1つのテーブル下には好きな雑誌などがたくさん並んでいます。

　この日の朝食は、キウイフルーツやバナナ、ブルーベリー、生卵、マヌカハニー、ヨーグルト、プロテイン、アーモンドミルクをミキサーにかけて作ったジュース。主に肌にいい食材を選んでいます。冷蔵庫は小さく、キッチンも狭いですが、しっかり自炊しており、お昼にはそばを茹でて、鴨南蛮と刺身こんにゃくを作っています。

　食事は作業机とは別のテーブルに、ランチョンマットを敷いて食べています。椅子は作業机側にあるものと一緒ですが、距離も近いので移動もすぐです。

　お腹いっぱい食べたら、高い位置にある造り付けの棚に掛けて設置したプロジェクターで、アニメ鑑賞の時間です。お昼の間に出かけてポップコーンなどを調達したら、Tadawoさんにとって「一日で一番好きな時間」の始まりです。狭い部屋でもこれなら迫力のある映像が楽しめていいですね！

　Tadawoさんは「狭い部屋では一つの物や空間に二つの役割を与えます」として、玄関で洋服を干したり、扉にマグネット式のタイマーやラックを設置したりといろいろ工夫しています。また、ユニットバスですが、お湯を張って湯船に浸かるようにしており、シャンプーやボディソープはシャワーカーテンロッドに掛けて使うアイデアもみられます。

　バスタイムのあとは、丁寧にスキンケアを行ったり読書したりして穏やかな時間を過ごします。スケジュールを確認したら、歯磨きとストレッチをしてベッドへ。

　そんな生活への満足感が伝わってくる“4畳半アパート”での過ごし方。Tadawoさんは「小さいけれど居心地が良い。それが東京暮らし」という言葉でまとめており、同じように狭い空間で暮らしている方が、この動画を見て心地よさを見つけられたら嬉しいと語っています。

「センスが良い」「充実した生活をしている姿に感動しました」

　動画には、狭い部屋で快適に暮らす様子に「メチャメチャ頑張って素敵空間にされている　センスが良いのですね」「こういう秘密基地感のある部屋しゅきぃ」「限られた中で十分に充実した生活をしている姿に感動しました」「まさに建築の技術ですね」「すごい、整理整頓されて無駄がない」などの声が寄せられ、国外の視聴者からも多くの賛辞が届いています。

　TadawoさんはYouTubeチャンネル（@Tadawo-japanvlog）にて、サラリーマンとして働く生活の様子や東京の楽しみ方などを発信中。また最近引っ越ししたそうで、現在は都心から少し離れた別の家で暮らしており、そちらの動画も今後公開されるかもしれません。日常はInstagramアカウント（@tadawojapan）でも発信しています。

動画提供：YouTubeチャンネル「Tadawo」