特徴の違うメダカを掛け合わせると……「すごい！」　驚きの姿の連続に「こんなにも」「興味深いですね」

　異なる特徴を持つ2種類のメダカを掛け合わせ、理想の姿を目指していく様子がYouTubeで紹介されました。動画は「興味深い」「とてもキレイ」と注目を集め、記事執筆時点で4万9000回以上再生されています。

　動画を投稿したのは、アクア系YouTuberのKOKOさん。自宅で飼育中の海水魚やサンゴ、メダカや金魚たちの成長記録をYouTubeチャンネル「みんな〜アクアやろ〜よ!」で公開しています。

　以前には、アクアリウムの福袋で購入した、ペアで3万円の高級メダカに突然起きた異変を紹介しました。今回は理想の姿を目指して掛け合わせているメダカたちを選別する様子を見せてくれるようです。

理想のメダカを目指して

　KOKOさんは、紅白の柄が特徴的な「小町」と、振袖のように長いヒレが特徴的な「振袖紅白」というメダカを掛け合わせ、その子を「振袖小町」と命名しました。2024年冬に生まれた振袖小町（F1）からはたくさんの卵が取れ、その卵（F2）が無事にふ化したそうです。

　そこで、無事にふ化して成長したF2の振袖小町を選別。ここからまた種親を選び、次なる世代（F3）へとつなげていこうと思っているのだとか。

種親となるメダカを選別

　早速、F2の中でも体が大きなものから種親となるメダカを選別していきます。まずは横見チェックをすると、ヒレが伸びそうな個体を発見しました。KOKOさんは繁殖が趣味というわけではありませんが、自分が作りたいと思うメダカに一歩でも近づけると楽しくてテンションが上がるそうですよ。

　その後も、色がいいメダカや尻ビレがキレイなメダカを発見します。性別、尾ビレがヒラヒラになりそうなものなど、さまざまな要素を考慮しながら種親となるメダカの選別が完了しました。選別したメダカをあらためて見てみると、尻ビレも尾ビレも伸びてきていて、とってもいい感じのようです。

　というのも、F1では小町由来の紅白の柄が出る個体は多かったけれど、振袖紅白由来のヒレの伸びはあまり感じられなかったといいます。しかし、選別したF2では振袖紅白の特徴が出てきている個体が多く見られたそうです。

　たくさんのメダカたちの中から選び抜いた、種親となるメダカを別の容器に移動させて産卵床をセットしました。無事に卵が産まれ、F3が誕生することを願うばかりです。

2日後、卵チェックをすると……

　翌日にはホームセンターへと買い出しに行き、翌々日にはF2の卵チェックを実施。すると、おなかに卵を持っているメダカがいましたが、産卵床には卵がありません。そこで産卵床を2個追加しつつ、卵を持っているメダカから直接卵を採取することにしました。

　3日後に再度チェックすると、産卵床には大量の卵が産み付けられています。さらに先日採取して隔離しておいた卵がすでにふ化し、F3の稚魚が誕生していました。

　KOKOさんは累代飼育をやってみて、F1では片親の特徴しか出なかったけれど、F2では両方の親の特徴が出てきて驚き、面白さを感じたそうです。この先、F3、F4、F5……と続いていったらどんなメダカが誕生するのか、メダカの世界の奥深さを考えるだけでワクワクしますね。

　累代飼育には根気がいるし、飼育している側が妥協してはいけないし、しっかり向き合っていかなければならない。けれどコツコツと一生懸命にやり続けて、やっと奇跡に出会えたらそれは本当に感動すると思うと話すKOKOさんなのでした。

　最後にF2の横見をしてみると数日前より尾ビレが伸び、さらに亀裂が入ってバサッとなっていました。どうやら水温が高いと、メダカたちの成長も早まるようです。

　今後F2とF3のメダカがどんな風に成長していくのか、その先の子孫が誕生するのか、誕生したらどんな姿になるのか……KOKOさんとメダカたちのその先を、じっくりと見守っていきたいですね。

「累代飼育の醍醐味を堪能できて興味深いですね」と反響

　この動画のコメント欄には「すごい！　いい子たちが順調に育ってる～！」「累代飼育の醍醐味を堪能できて興味深いですね、楽しいわ」「累代頑張るとこんなにも表現出てくるんですねー！　とてもキレイ」「F3ちゃん楽しみですね」「根気よく対応されたことの恵みが現れていますね！　代を重ねて、固定できることを祈ります」「すごいね〜遺伝って」「メダカ飼育の魅力が伝わってきて楽しかったです」といった声が寄せられています。

　KOKOさんは、自宅のアクアリウムの様子をYouTubeチャンネル「みんな〜アクアやろ〜よ!」、Instagram（@koko_min.aku）、X（@koko50482745）で発信中です。

「みんな〜アクアやろ〜よ!」動画まとめ

動画提供：YouTubeチャンネル「みんな〜アクアやろ〜よ!」