2025/09/22 08:25（公開） 
今年も残暑が長引きそうな予報が出ていますが、いずれ終わりはやってくるもの。「もう冷房は使わない」というタイミングがきたとき、やってほしいことをプロが解説した動画が、2024年9月にInstagramで公開され話題に。ねとらぼの記事で紹介し、大きな反響を呼びました。
暑さの終わりに向けてあらためて紹介するとともに、投稿主で電気屋「栄電気」（東京都江東区）を営む沼澤栄一さん（@sakaedk_kameido）に、ねとらぼ編集部が話を聞きました。
もう冷房を使わないと決めたら“やってほしいこと”
夏が終わったらエアコンでやってほしいこと、それはずばり「暖房に切り替えて半日くらい運転して」というものでした。その理由は、冷房運転中にエアコンから排出していた水が、ドレンパン（エアコン内部の結露水を溜める受け皿の部分）にまだ残っている場合が多いため。
冷房をやめて暖房を運転するまでに1カ月から2カ月の間が空くと、その期間に水が腐ってしまい「スライム」というドロドロとしたものに変わってしまうとのことです。
つまり、冷房をやめるタイミングでインターバルを設けず暖房運転をすることで、それらの水を一気に乾燥させてしまおうという作戦です。沼澤さんは、エアコンの機種によって内部乾燥機能があるものの、それだけだと時間が不十分になることもあると説明。
なお、暖房の温度設定については、9月や10月の外気温がまだ高いことを考えて、マックスの設定にして数時間を目安に。イメージとしては「バルサンをたくときみたいに」と伝えていました。
そしてもう1つ重要なことが、「この時期にエアコン洗浄スプレーで洗浄しないこと」。夏の間であれば洗浄液が水で流れてしまうところが、流れきれずに途中で固まってしまうため、最悪の場合、それが原因で来年の夏にいきなり水漏れが起きてしまう、ということもあるそうです。
役立つ内容を日々発信している沼澤さんに聞いた
この動画は記事執筆時点で627万再生を突破し、獲得した“いいね”は約4万8000件を記録。当時「知らなかったです！」「貴重な情報ありがとうございます」「是非、やりたいと思います」「こういうこと考えたことなかったです。今年は実行してみます」「なるほど…勉強になりました！！」などの反応が多く寄せられました。ねとらぼ編集部は、投稿者の沼澤さんに話を聞きました。
――投稿と記事には大きな反響がありました。反響への感想を教えてください
沼澤さん：投稿を見た人が記憶に残るようで、「今年はいつ頃がいいですか？」と問い合わせが来ました（※）。
※沼澤さんは、毎日多くの相談が届いて答えきれないため、DM等での個別の返信は控えており、基本的に相談への返事は来店客のみとしています
――プロならではの投稿が支持を集めていますが、フォロワーへメッセージがあれば教えてください
沼澤さん：プロでもどれくらいのキャリアかネットではわかりません。ときには利益のために投稿している業者もいます。日々の投稿を見て、人柄をみると良いと思います。
（了）
沼澤さんはInstagram（@sakaedk_kameido）の他にもTikTok（@sakaedk）で情報を発信しており、X（Twitter：@sakaedk）では日常のつぶやきを投稿しています。最近では、エアコンの臭いに関する解説や、エアコンの内部乾燥機能についての情報発信など、役立つ内容が投稿されています。プロならではの視点が気になる人は、チェックしてみてはいかがでしょう。
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