ねとらぼ
2025/10/13 22:05(公開)

玄関横の“寂しいスペース”→素人が一生懸命DIYしたら…… 雰囲気ガラリ「センスといい素晴らしい」「もうプロです」

 DIY歴1年の初心者が作った家の門柱がYouTubeで紹介されました。動画は「センスといい素晴らしい」「もうプロです」と注目を集め、記事執筆時点で2万2000回以上再生されています。

【庭DIY】DIY歴1年の素人のブロックとモルタルを使った門柱の作り方
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DIY歴1年の初心者が門柱を作る

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「TA DIYchannelタディチャンネル人生の楽しみ方を探す旅」のタディさん。以前には、DIY歴半年の状態で1カ月かけて作ったガーデンシンクが「むちゃくちゃカッコいい」と話題になりました。

 今回タディさんが紹介してくれるのは、DIY歴1年の状態の3年前に取り組んだ「ブロックとモルタルを使った門柱の作り方」です。土台作りから取り掛かりますが、玄関前の設置場所の幅はやや狭いものの両側がコンクリートなので強度は問題ないと考えていたそうです。

DIYをする前、この場所に門柱を作っていきます
この場所に門柱を作っていきます
コンクリートとコンクリートの間に門柱を設置します
コンクリートとコンクリートの間に門柱を設置します

 植えてある植物を掘り出し、コンクリート下から土をかき出していきます。約30センチ掘ったら、この後で使用する2メートルの10ミリ鉄筋を3本用意しました。

 このとき目指していた門柱のサイズは高さ140センチ×幅80センチ。念のため問題ないか役所へ問い合わせをしたところ、ブロック塀ではなく門柱であること、道路から離れた敷地内であることから140センチという高さに問題はないという回答をもらったそうです。

 タディさんは門柱について「自己責任のDIY」としつつ、DIYをする際は周囲の迷惑にならないようにしっかり配慮することを強くおすすめしました。

DIYをするときはご近所の方への配慮も忘れずに
DIYをするときはご近所への配慮を忘れずに

 門柱のサイズに合わせて鉄筋をカットし、少しでも強度を高めるために余った鉄筋の端材も利用し、土台の鉄筋が完成です。ここでセメントを練って砂利を入れ、さらに練って手練りのコンクリートを作っておきます。

 設置場所に軽く水をまいたら、コンクリートを5センチ強詰めます。そこに先ほど作った鉄筋、そしてコンクリートを再び入れました。鉄筋がずれていないかチェックし、モルタルの付きを良くするために表面を粗くならしておきます。これで門柱の土台となる鉄筋が完成しました。

まずは門柱の土台となる鉄筋が完成しました!
まずは門柱の土台となる鉄筋が完成しました!
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ブロックを積もうとしたら……

 次はブロック積みへと取り掛かります。材料には10ミリ×2メートルの鉄筋とブロックを使いますが、実はブロックは用途によって形状が異なるそうです。このときは「基本」と「隅用」を勘違いし、大量に購入してしまったのだとか。

 ブロックの形状が予定と変わって穴の位置がずれてしまったため、土台の鉄筋の位置を調整することにします。鉄筋を曲げ根元をたたいて曲げ戻すとぴったりはまりましたが、今度はブロックの下が曲げた鉄筋と干渉してしまいました。そこでブロックを一部削って加工します。

1段目が完成しました
1段目が完成しました

 準備ができたらモルタルを練ってブロック積みです。モルタルを塗って1段目のブロックを積んだら、ハンマーでたたいて全ての面を平行にしました。続いてブロックの穴と目地にモルタルを詰め、さらにモルタルを塗ったら2段目を積んで横筋を入れます。横筋と目地にモルタルを詰めたら2段目が完成。3段目以降は同じ工程を繰り返し、門柱のブロック積みが完了しました。

黙々と積み重ね、ブロック積みも完了です
黙々と積み重ね、ブロック積みが完了です
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門柱を塗る

 先ほど積んだブロックに「ネクストウォール」という軽量モルタルを塗っていきます。洗う手間を省くために自作のコテ板に養生テープを貼り、養生のためにブロックの前後にコンクリートパネルを置きました。ブロックの汚れを取り除いてから先に修繕を行います。

 形状を間違えたブロックの凹部分とブロック全面にハイフレックス(接着剤)を塗り、乾かしました。そしてモルタルを練ってブロックの凹部分に詰め、「基本」のブロックを「隅用」のブロックに近い見た目に整えます。

 続いてネクストウォールを水と混ぜて硬さを調整し、積んだブロックの全面に塗りました。しっかり乾いたらシーラー(下塗り材)を塗り、1日乾燥させます。

 ジョリパットという塗り壁材で仕上げです。苦戦しながらも中塗りを済ませ、翌日まで乾燥させてから上塗りを実施。ある程度均一に塗ってから模様付けをしたら、ジョリパット仕上げが完了しました。

ジョリパットを塗り、模様を付けました
ジョリパットを塗り、模様を付けました

門柱をオシャレに

 この後は、門柱をさらにオシャレにしていこうと思っているとのこと。タディさんがやりたいこと、それは門柱の上面にブロック塀を汚れや劣化から守る「笠木」を作ることなのだといいます。

 ジョリパットは汚れが目立つという意見もあるため、笠木を作って雨だれなどを防止したいと思い付いたのだとか。ただし本来、この工程は仕上げの前にやるべきものなのだそうです。工程の順番は異なりますが、うまく笠木を取り付けることはできるのでしょうか。

 木材を使って門柱の上面に2重の枠を作成。枠の中にはモルタルの下地として使用されるラス網を敷き、セメントを効かせたモルタルを作って枠の中に力強く詰め込みました。モルタルが硬化したら木枠を外し、余っていたタイルをカットして組み合わせ、タイルセメントを使って硬化したモルタルに貼り付けます。全ての面にタイルを貼ったら養生テープで固定し、乾燥を待ちました。

門柱を汚れや劣化から守るため、笠木を作ることに
門柱を汚れや劣化から守るため、笠木を作ることに

 その間にホームセンターで購入したレンガを並べ、モルタルを塗りながら積み上げてレンガ花壇を作成。笠木を確認するとしっかりと乾燥し固定できていたため、目地をマスキングしてから変性シリコンを塗りました。

ついに完成!

 シリコンが乾くまでの間にもう一度ジョリパットを使い、モルタルで汚れてしまった笠木の際を塗り直します。ソーラーライトを設置するためのパーツを取り付けたら、ついに「ブロックとモルタルを使った門柱」が完成! 色の組み合わせ、門柱と花壇のバランス、扇をイメージしたジョリパットのパターンが特にお気に入りとのことです。

ついに門柱が完成しました!!
ついに門柱が完成しました!

 なお、タディさんがこの動画を公開したのは自らに喝を入れるため。この門柱は当時の拙い技術で作ったため「腕前が……」「構造的に大丈夫か?」と賛否両論があったそうです。それでも、諦めることなく作り終えたことを「我ながらすごい!」と振り返っていました。

暗くなってからの雰囲気もいい感じです◎
暗くなってからの雰囲気もいい感じです◎

 タディさんは、YouTubeチャンネル「TA DIYchannelタディチャンネル人生の楽しみ方を探す旅」とそのサブチャンネル「柴犬福と姫の親子日記」、X(@TadiyC)、Instagram(@tadiy.ch)、TikTok(@coinlockeragito711)を更新中。日常生活の様子やDIYのショート動画などを公開しています。

「TA DIYchannelタディチャンネル」動画まとめ

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【小屋DIY】素人が1人で1ヶ月半かけて秘密基地の小屋にバイクガレージをDIYで増築したらこうなります
【庭DIY】DIY歴半年の素人のブロックとモルタルを使ったガーデンシンクの作り方

動画提供:YouTubeチャンネル「TA DIYchannelタディチャンネル

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