お笑いタレントの明石家さんまさんが9月27日にラジオ番組「MBSヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)に出演。40歳長男・二千翔(にちか)さんの結婚式に出席し、“親族紹介”にも参加したことを明かしました。
「なんでオレが、なんでここにいてんねやろ」
二千翔さんは、俳優の大竹しのぶさんと、1987年に病死したTBSディレクター・服部晴治さんの長男。さんまさんは1988年に大竹さんと再婚し、二千翔さんの育ての親として面倒を見ており、1992年に離婚してからも、「ボス」と呼ばせて親子同然の関係を築いてきました。
結婚式には、二千翔さんから「来てほしい」と連絡をもらい参加したというさんまさん。式と披露宴の間に行われた“親族紹介”に話題を移すと、「オレはそれ出れない立場。でも二千翔がどうしても出てくれと」と難しい立場だったことを明かしました。
さんまさんは、大竹さんとともに二千翔さんの親族側に立ち、「『ぼく、すいません。親族じゃないんですけど』って言うだけでウケる」と開口一番で笑いを取ったとのこと。
しかし一方で、「なんでオレが、なんでここにいてんねやろ」という意識もあったそうで、「二千翔もすごい悩んだのはそこやねん。実のお父さんでもない、義理で育ててもらった、『ボス』と呼んでいる。ただ、それが離婚した。『さあ、さんまさんのポジションをどうしましょう』やねん」と二千翔さんの葛藤にも理解を示しています。
さんまさんは、「『お父さん』と呼ぶのが大変だろうと思うので『ボス』と呼ばせたんですけど」と“ボス呼び”の裏話を披露。
また親族紹介では、「大竹さんも大竹さんで冷たい。『この方は何にも関係ないんですけど。でも、親戚扱いにさせていただくとありがたいですよ。だってお金がありますから』」と大竹さんが爆笑をかっさらったこともユーモラスに明かしています。
涙と笑いを誘うスピーチ
またさんまさんは、「あんなに静かな大竹さん見たのは初めて」と大竹さんの様子が普段と全く違っていたことを回顧。
大竹さんはスピーチの内容をメモ帳に書き留めていたそうで、「よほど緊張なさってたのか、ちゃんとしなきゃと思いはったのか、言うことを決める大竹さん初めて見た」「アドリブで行く人やから。前日に全部頭の中に入れてくる人やから」とわが子の門出に際する“母の思い”を慮りました。
自身のスピーチでは、二千翔さんの実父・服部さんから“最後の手紙”を受け取っていたことを初告白したさんまさん。手紙には、「しのぶをよろしくお願いします」と書かれていたといいます。
スピーチでは続けて、「『役者としてお願いします』『知り合いとしてお願いします』『人生をお願いします』なのか」「オレは『人生をお願いします』やと思ってしまったところがあるんですよ」と語ったというさんまさん。
涙を誘うスピーチですが、やはり“笑い”はマストなようで、「これ手紙だと思ったら、赤紙だったんですよ」と急ハンドルを切って会場を沸かせたことを振り返ったのでした。
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