ねとらぼ
同性解消部屋
2025/10/16 09:30(公開)

築40年家賃5万5000円、同棲解消した部屋で暮らす30代女性 自分のために作る夕飯とデザートがすてき 「癒やされました」「グッときました…」

 結婚を前提に当時の恋人と始めた同棲を解消し、築40年のアパートにひとりで暮らす34歳の女性が、自分自身を大切にしながら過ごす日常をYouTubeで公開。「とっても素敵」「グッときました」などの声が寄せられ、動画は記事執筆時点で15万回以上再生されています。

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同棲解消した3DKの部屋で愛犬と暮らす女性の日常

 投稿者は、こよみさん。今回の動画は、YouTubeチャンネル「koyomi diary」での初めての投稿です。現在ひとりで暮らしている家賃5万5000円の3DKのアパートは、約6年前に当時の恋人と人生で初めての同棲を始めた場所。しかし、それは1年で終わることになりました。

 ひとり暮らしといっても、人間が“ひとり”で、大切な愛犬・チワワの「小雪」ちゃんも一緒に暮らしています。広い部屋でしたが、残る側になったこよみさんは、引っ越す気力もお金もなく、ペット可の安い物件も見つからなかったため、元恋人と過ごした家で暮らし続けることを選びました。

リビングを掃除するこよみさんと、愛犬の小雪ちゃん(画像右下)
リビングを掃除するこよみさんと、愛犬の小雪ちゃん(画像右下)

 「悩みやすい性格で何をするにも自分に自信がない」と語るこよみさん。ひとり暮らしはそういった自分の気持ちと向き合う時間でもあると考え、日々の中で自分自身を大切にするための習慣に気を配っています。

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自分のために料理をする時間

 その1つが自炊です。自分のために料理をする時間が「心を整えてくれる」として、また自己批判を深めないためにも「自分の食べたいものを作って食べる」ことを意識していると話します。

 この日の晩ごはんでは、冷凍していた鮭を主菜に。塩を多めにふって皮がパリパリになるように焼いていきます。

メインのおかずは鮭に決定
メインのおかずは鮭に決定

 また初めて買ってみたという小茄子で焼き茄子を作ります。ヘタとガクを取って少し切り込みを入れて魚焼きグリルに並べて火にかけ、ふっくら焼き上がったら皮をむき、かつお節をかけたら完成です。並んだ小茄子がちょうどひとり分の副菜といった感じで、見た目もかわいらしいですね。

ふっくら焼き上がった小茄子
ふっくら焼き上がった小茄子

 他にも小松菜のおひたしを多めに作って作り置きしています。ごはんをよそって汁ものも用意したら、おいしそうな和食の晩ごはんができあがりました。

主食・主菜・副菜がそろった晩御飯が完成
主食・主菜・副菜がそろった晩ごはんが完成

 ちなみに家にテレビはありません。これも「感情に左右されやすい性格」という自己分析から、情報と適度に距離を置くため。普段はインターネットでそのとき見たいものを見るようにしており、この日は配信サービスでテレビドラマ『きのう何食べた?』を鑑賞しています。

この日は好きなドラマを鑑賞
この日は好きなドラマを鑑賞

 食後には、お昼の間に作って冷蔵庫に入れておいたフルーチェをいただきます。「たまに無性に食べたくなる」そうで、ゆっくり過ごす夜の時間のおともになります。

食後にはデザートも
食後にはデザートも
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“悲しみの象徴”だった元恋人の部屋……今では大好きな部屋に

 かつての恋人が使っていた部屋は、しばらく“開かずの間”になっていたそうです。あるとき決心したこよみさんは、思い出を塗り直すように古いアンティークのデスクや雑貨を飾り、今ではおしゃれなアトリエのような雰囲気に。その結果、悲しみの象徴となっていた場所を大好きになることができたと語っています。

 夜に過ごすのもこの模様替えした部屋で、「1日の出来事や思考を文字にする時間」が好きなこよみさんは毎日筆を執っています。これもまた自分を大切にするための習慣の1つで、頭も心も整理できる日記はずっと続けているとのことでした。

元恋人の部屋は、投稿主さんの“好き”を集めることで今では「大好きな部屋」に
元恋人の部屋は、こよみさんの“好き”を集めることで今では「大好きな部屋」に

 結婚を約束した恋人との日々は「友だちのような楽しい日々だった」と振り返るこよみさん。その後同棲を解消した当時の日記には、「結婚に向かって2人で挑んだけど敗北した戦友。よく頑張ったよな、俺ら。それぞれ別の道で幸せになろうぜ」と書かれており、苦しい日々につづったそのたくましくも笑ってしまうような文章に、今でも励まされるといいます。

 こよみさんは、独身でアルバイト暮らしという現実に、「私には誇れるものが何もない」と思った夜は数知れずあり、思い描いていた34歳とは全く違うとしつつも「今歩いている道が私の人生」「この道を、幸せにするもしないも自分次第」と前向きに捉えています。自分の“好き”と思える瞬間を1つずつ集めていくことで生まれ変わった今の部屋のように、自分自身もきっと変われる――そう信じて1日1日を過ごす様子が心に響きます。

「勇気づけられました」「グッときました…」

 視聴者からは、「素敵な暮らしぶりに見入ってしまいます」「私は体調崩して退職して、現在無職で今後の仕事をどうするか悩んでいたので、アルバイト暮らしでもこんなに素敵な毎日を送れるのだと心が楽になりました」といった声から、こよみさんの心に寄り添うような言葉に「みんな一生懸命日々を送っているんだな、一緒なんだなって思い、なんだかグッときました…」「動画を見て色々勇気づけられました」「癒やされました」などの声も寄せられています。

 また、ステキなお部屋にも注目が集まり、「良い意味で生活感のあるインテリア、お部屋の雰囲気がとても素敵です」「おうちのインテリアもセンス良くてジブリ感あって素敵」「とても素敵で癒されました」とのコメントが寄せられています。

 動画には、愛犬の小雪ちゃんにメロメロなシーンもあり、「自分の食費や美容代削ってでも、愛犬に良い暮らしをしてもらうことが今の私の幸せ」と語るこよみさんの“下僕”としての面もみることができますよ。日常の写真やつぶやきはInstagramアカウント(@ko__yo__mi)やThreadsアカウント(@ko__yo__mi)でも発信しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「koyomi diary

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