外国人に日本の朝食を出してみたら……　食べた瞬間“箸が止まった”一品に「好き嫌い分かれますね」「衝撃だろうね」

　伝統的な日本の朝食を外国人にふるまった結果がYouTubeで「衝撃だろうね」「ちゃんと挑戦してくれてうれしい」と話題です。動画は記事執筆時点で96万回以上再生され、1万1000件を超える高評価を集めています。

日本の朝食でおもてなし

　動画を投稿したのは、日本人のギンさんと米国人のクリスさんによるYouTubeチャンネル「クリギンちゃんねる -英語で日本旅-」。日本全国を回っておいしいものを食べる様子などを発信しており、以前にはスイーツ好きの米国人にデパ地下スイーツを味わってもらう様子を紹介してくれました。

　今回は、米国人とブラジル人の合わせて3人を日本の朝食「卵かけご飯」でおもてなしする企画です。このためにギンさんたちは早起きして準備をしたそうです。あらかじめ「自分の国で生卵を食べることがあるか」を聞いてみましたが、ピザにのせることや半熟卵はあるものの生卵はほとんど食べないとのこと。日本の卵は安全であることも話しておきました。

　用意したのは油揚げと青菜のみそ汁、白ご飯、漬物、しらす、納豆、生卵、のりなど。薬味として生のワサビやかつおぶしも並び、みなさんは好奇心に満ちた反応をしてくれます。

　3人が和食に慣れていないので、ギンさんが食器を置く位置や卵かけご飯の食べ方をレクチャーし、クリスさんが訳して伝えました。

卵かけご飯のお味は？

　みんなで手を合わせ、「いただきます」をして食べ始めます。最初に取り組んだのは生卵を割る作業。ご飯の上に卵をのせて、しょうゆをかけていただきます。早速食べてみたマイクさんは「これはうまい」と一言。マークさんとリカルドさんも気に入ってくれたみたいです。

　特に好評だったのは、すりおろしたばかりのワサビ。「いい仕事している」「ひとひねりあっておいしい」と大絶賛です。途中で卵かけご飯にのりをのせる方法も伝授。みそ汁をこぼしてしまうアクシデントがありましたが、和やかに食事が進みました。

納豆に挑戦します

　続いて、日本人でも好き嫌いの分かれる食材である納豆に挑戦します。最初にチャレンジしたマークさんは口に入れた途端に微妙な表情。「ノー」とだけ言って、パックをテーブルに置いてしまいました。次に食べたリカルドさんは「いいじゃん」という反応。今のところ、なかなかいい打率です。最後に食べたマイクさんも大丈夫みたい。みなさん意外に受け入れています。

日本の朝食の感想

　米国と日本の朝食の違いについて聞いてみると、「米国の朝食は全部が温かくて調理がいる」「冷たいものやお漬物みたいなものはあまりない」「これはランチかディナーみたい」「朝に魚は食べない」といった声が上がりました。

　また、気に入ったメニューを聞いてみると、マイクさんは卵かけご飯とみそ汁、マークさんはしらすと卵かけご飯、リカルドさんは卵かけご飯、ワサビ、のりの組み合わせとのこと。今回の朝食に関しては「味や食感に多様さがあって米国と全然違う」「品数も多くて素晴らしかった」「盛り付けや準備、過程が大事なんだと思う」「普通、朝食ってサッと食べてすぐ出掛けるものだけど、これらは“一緒に食べる”という連帯感が生まれるんだ」と話しています。

「納豆は好き嫌い分かれますね」「食文化はほんと面白い」と反響

　苦手なメニューもあったようですが、おおむね日本の朝食に満足そうな結果となりました。コメント欄には「異文化すぎる生卵を物怖じせずに挑戦できるのがすごいですね」「日本食って本当においしんだと思う！」「なんとぜいたくな朝ごはん。このシンプルなのが良いんだよなぁ」「納豆は好き嫌い分かれますね」「納豆大好きだけどにおいが強いしネバネバしてるし口に入れるだけでもすごい勇気がいりそう」「食文化はほんと面白い」といった声が寄せられています

　ギンさんとクリスさんは、日米の文化の違いが感じられる動画をYouTubeチャンネル「クリギンちゃんねる -英語で日本旅-」で公開中です。また、Instagram（@chris.and.gin）やX（@thefatkuma）でも情報を発信しています。

「クリギンちゃんねる」動画まとめ

動画提供：YouTubeチャンネル「クリギンちゃんねる -英語で日本旅-」