ねとらぼ
2025/10/10 10:45(公開)

33年前に建てた家の壁を「なんとかしたい」と、70代女性がDIYしてみたら…… 「素敵になりましたね」「素晴らしい」

 70代女性が、33年間ずっと気になっていた部屋の壁を漆喰で塗る動画がYouTubeに投稿されました。自分自身の手で悩みを解消する姿が反響を呼び、記事執筆時点で1万5000回以上再生されています。

33年間の悩みを漆喰でDIYしてみた!70代一人暮らしでもできた

 投稿したのは、70代YouTuberのウリウリばあちゃん(@uriuri17)。20代後半から、憧れだった田舎暮らしを五右衛門風呂と囲炉裏のある古民家で始め、その後に現在暮らしている八ヶ岳の山の中に引っ越し、YouTubeではここでの1人暮らしの様子を発信しています。以前には、自分のペースでやりたいことを楽しむ日常動画が話題になりました。

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家を建てたときから30年以上気になっていた壁

 そんなウリウリばあちゃんですが、この家を建ててから33年になる今日までずっと気になっていたことがあるといいます。それが、玄関を入ってすぐの土間のような空間にある作業部屋の壁。当初この壁は外壁と同じ木を張る予定だったそうですが、夫がその板を大工にあげてしまったため、好みではない板がむき出しのまま仕上がってしまったそうです。

 よく使う作業部屋ということもあり、この壁を見ながら仕事をするのが毎日苦痛だったと語るウリウリばあちゃん。ずっと「この壁をなんとかしたい」と思っていましたが、もともと家の壁は自分で塗るという約束だったため、先にメインとなる場所を優先して塗装およびメンテナンスを行いました。さらに荷物の関係で作業部屋には棚もたくさん取り付けていたため、次第に壁塗りが困難になってしまっていたという背景があるようです。

この作業部屋の壁を30年以上の間ずっと「なんとかしたい」と思っていたといいます
この作業部屋の壁を30年以上の間ずっと「なんとかしたい」と思っていたといいます

 そんな中、先日、作業部屋の窓に内窓を設置したことをきっかけに窓周りの片付け等を行ったため、この機会にできる範囲でを漆喰を塗ることを決断。まずはホームセンターで購入した漆喰粉を水で溶き、色を付けるために顔料のベンガラを水とともに少しずつ入れて、インパクトドライバーに取り付けたペイントミキサーで撹拌(かくはん)して塗りやすい硬さを作ります。

漆喰で壁を塗ることに決めました
漆喰で壁を塗ることに決めました
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試行錯誤しながら漆喰を塗っていく

 漆喰塗りの1回目は壁に直接塗ったところ、木のアクが出て茶色になってしまい失敗。そこで下地塗りをするべきだったと学び、もう使わないペンキを最初に塗って乾燥後、その上から漆喰を塗ることにしています。塗る際は100均のヘラが使いやすかったとのこと。

失敗もありながら修正して進めていきます
失敗もありながら修正して進めていきます

 またウリウリばあちゃんは、混ぜ方が甘かったようで色の濃さが安定しない問題や、板やモルタルの継ぎ目、くぼみに目地テープなどを使うべきだったという改善点について話しています。久しぶりの作業だったこともあり、いろいろと忘れていたと振り返っています。

 それでも作業中は「不細工でも大丈夫」「それなりに収まる、と思う」と、ポジティブな考えを持って進めるウリウリばあちゃん。そんな失敗をしながらでも自分の力で何かを成し遂げる姿は、見ているだけでやる気や勇気が湧いてきます。

作業中はなるべく前向きに
作業中はなるべく前向きに

 その後は、試行錯誤しながらカーテンを取り付けたり、窓からの見晴らしをよくしようと重いタンスの位置を変えたりといった作業も行いました。結局カーテンは部屋に合わなかったため別のものに変えることにしていますが、今回はひとまずここまでとしています。

模様替えも実施。重いタンスの中身も整理しつつ、1人で頑張って移動します
模様替えも実施。重いタンスの中身も整理しつつ、1人で頑張って移動します
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半分が塗り終わった部屋を見て笑顔に

 漆喰塗りもまだ半分ほど終わってしませんが、無理はせず、残りは次回に持ち越します。ウリウリばあちゃんは、「33年分の鬱屈とした思いが、半分なくなりました」と、気持ち的にかなりスッキリできた様子。DIYで生まれ変わった壁を背に、「やったー!」とバンザイしながら、満面に笑みをたたえて喜ぶ姿が映っています。

画像左側の壁は次回に持ち越します
画像左側の壁は次回に持ち越します
悩み続けていた壁の問題が半分なくなって笑顔に!
悩み続けていた壁の問題が半分なくなって笑顔に!

「素敵になりましたね」「私もがんばります」

 YouTubeやInstagramでは、こちらのビフォーアフターに「素晴らしいです」「素敵になりましたね」「なんでも手作りされたら、家に愛着が余計湧きますね 私もがんばります」「私も壁を塗ってみたくなりました」などの声が寄せられています。

 YouTubeチャンネル「ウリウリばあちゃんの楽しい田舎暮らし」では、日々の生活の様子や、着物を楽しむ様子、他にもADHDを持つウリウリばあちゃんの経験談などが発信されています。Instagram(@uriuribachan)、X(Twitter:@yatsugatakesty2)、ブログも運営しており、また2冊の著書『68歳、つつましくも贅沢な暮らし: 年金3万+α 、好きな場所で好きに生きる』(大和出版)と『四季折々の八ヶ岳を楽しむ 69歳、しあわせを生み出す自然な暮らし』(ナツメ社)が販売中です。

動画提供:YouTubeチャンネル「ウリウリばあちゃんの楽しい田舎暮らし」

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