ログハウス職人が軽トラ荷台に秘密基地を作ると……　信じられない中身に「やばっ！」「今までになかった発想」

　ログハウス職人によって軽トラックの荷台に設けられた“秘密基地”の動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で34万回を超えており、3000件以上の高評価を獲得しています。

デモカーを見せてもらおう

　動画が投稿されたのは、たつおさんと海子さんが車中泊やDIY、アウトドアを楽しむ様子を公開しているYouTubeチャンネル「たつおと海子 Tatsuo＆Umiko」。以前には、保護した鳥のヒナに関する動画が話題となりました。

　2人は今回、群馬県の安中市を訪問。ピックアップトラックおよび軽トラックの荷台に積載する居住用シェルをオーダーメイドで製作している「Green Wood’s Moters」（GWM）のデモカーを見せてもらいます。同社は家の建築にも携わっているため、どのような内装なのか気になるところ。

　デモカーはSUBARUのサンバーをベースとしており、グレーがかった青という落ち着いた色合い。坂道も楽に進める力強い走りが特徴で、エンジンが車体後方にあることから空荷でも安定して走行できます。

　窓から運転席をのぞいてみると2人はびっくり仰天。キャビンと荷台を仕切る物がなく、座席と居住用シェルを直接行き来できるようになっていました。

　シートにはリクライニング機能があり、思い切り後方へ倒すことが可能。長時間運転する際はありがたい仕様です。また、天井に収納スペースを設けてあるため、小物で座席周りがゴチャゴチャせずに済みます。

謎のリモコンのボタンを押してみる

　そんなデモカーに付属しているのが“謎のリモコン”。ボタンを押すとシェルの外壁が上昇し、青い壁の下から大きな窓と木目調の壁、ドアが出現しました！

　この上昇・下降機能は電動シャッターに使われるアクチュエータを応用したもの。外壁を上へとスライドさせることで荷室のスペースが倍になりました。

　シェルの内壁には木の合板を使用し、その表面は透明な繊維強化プラスチックの塗膜で保護。荷台の脇に備え付けてある金具で固定すれば、車全体が揺れ動いてしまうのを防げます。

　居住スペースは想像以上に高く、身長172センチのたつおさんの背丈と同じくらい。外壁の上昇によりキャビンと荷室の間には大きな開口部も生じていますが、フタとなるパーツが用意されているので昼間は開け放ち、夜間は閉じるといった使い方も可能です。

　荷室にはスライド式2段ベッドとネット収納、照明を吊り下げるための金具、食事や作業に使えるローテーブル、さらには電子レンジと冷蔵庫、ルーフエアコンまで完備。エアコンのために大容量のバッテリーを搭載しており、AC電源も使えます。

　なお、このデモカーと同じ物を注文するとシェルだけで税別120万円かかるとのこと。エアコンやバッテリーも含めた総額は税別215万円だそうです。

ベッド2段目から届く！

　ベッドの2段目は、最大まで展開すれば大人が1人でくつろげる程の広さ。横になって寝心地を伝えていたところ、海子さんは“ある事実”に気付きました。

　それは電子レンジと冷蔵庫の位置。高いところに設置してあるため、ベッドの2段目にいる人は手を伸ばすだけで簡単にレンジと冷蔵庫内の物を取り出せるようになっています。GWM側によると「2段ベッドの上からビールを取り出して飲むのが最高」とのこと。

　外の人と目線が合わないように作られているため、とても快適に過ごせる「職人技の塊のようなシェル」。屋根裏部屋のようなワクワク感あふれる空間となっています。

「やばっ！」「男心をくすぐられるw」と反響

　コメント欄には、「今までになかった発想」「昇降するのか！　すばらしいね」「こういうトランスフォームするのは男心をくすぐられるw」「すごい趣味の世界！」「やばっ！　このシェル欲しくなる！」「今までになかった発想」などの感想が寄せられています。

　2人はこの他にも、それぞれのチャンネルである「たつお旅 Tatsuo Tabi」「海子旅 Umiko’s Journey」を運営中。また、公式ショップではグラスやTシャツなどのグッズを販売しています。

動画提供：YouTubeチャンネル「たつおと海子 Tatsuo＆Umiko」