“漫画好き”として知られ、経済安全保障担当相として10月21日に初入閣した小野田紀美氏。過去に石田彰さん、宮野真守さん、中村悠一さんら人気声優を多数起用した人気作品のCDをプロデュースしていたことが再び話題になっています。
プロデューサー兼シナリオを担当
小野田氏は新たに経済安全保障相に抜てきされ、外国人政策やクールジャパン、宇宙政策などの担当を兼務します。
2023年に公開された自民党のYouTubeチャンネルでは、小野田氏と赤松健参議院議員が漫画をテーマに対談。動画内では、小野田氏が好きな漫画を紹介するコーナーがあり、漫画家・日丸屋秀和氏による国擬人化歴史コメディー漫画「ヘタリア」をあげました。
小野田氏は「何をもって“一番好きな漫画”と定義すればいいのか……」と迷いを見せつつ、ヘタリアについて「一番長く生息したジャンル」と回答。
続けて「好きなキャラは?」と質問されると、小野田氏は「答えたいけど、私は公式側にもなっていたことがあって……」と切り出しました。赤松氏が驚く中、「シチュエーションCDを作る会社にいたことがあって、自分で企画書を書いて(同作の出版社である)幻冬舎に持ち込み、コラボをしてシナリオを書いていました。“『ヘタリア×羊でおやすみシリーズ』(ヘタ羊)”のプロデューサー兼シナリオです」と自ら紹介していました。
『ヘタリア×羊でおやすみシリーズ』は、2007年に石田さんと保志総一朗さんのペアで第1弾が発売。その後、2011年までシリーズが発売されました。CD1枚につき、2人の声優がセットで200匹ずつ合計400匹の羊を数えあげるという内容で、同作に出演している声優の浪川大輔さん、安元洋貴さんら多数の声優が参加しています。小野田氏は同CDのレーベル「honeybee」に所属し、プロデュースやシナリオを担当していました。
「大臣がプロデュースしたCDというパワーワード」などの声
ヘタリアの好きなキャラについては、自分の好みを出すとCDを制作する上で偏ってしまうことを懸念し、「どのキャラも、愛してる人に向けて完璧にお出ししたいと思って、(ヘタリアを)全部隅から隅まで読んで、ミニゲームなども全てやった」とし、結果的に「自分が気づけてなかった魅力を見つけられたので、“どのキャラも良い”」と結論が出たとし、プロデューサー時代の熱意ある秘話を明かしていました。
SNSでは小野田氏が同作に携わっていたことが再び掘り起こされ、「内閣にプロデューサーいるのアツい」「クールジャパンに期待」「ヘタリアの中の人だったのか! 知れば知るほどおもしれー女」「オタク議員どころかガチのクリエイターで草」「大臣がプロデュースしたCDというパワーワード」などの声が上がっていました。
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