いろんな鳥の卵でマヨネーズを作ってみる動画がYouTubeに投稿されました。卵を割った時のインパクトあるビジュアルも反響を呼び、記事執筆時点で15万3000回以上再生され、4300件を超える高評価を集めています。

 動画を投稿したのは、食べ物に関する実験的な検証動画を主に公開しているYouTubeチャンネル「青海【おうみ】」。以前には、100年前のすき焼きやオムライスを再現する動画が話題になりました。

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ダチョウの卵は1個4300円

 今回は、いろんな鳥の卵でマヨネーズを作って、どれがおいしいかを検証してみます。なお、日本で流通する鶏卵は基本的に生食が可能ですが、それ以外の鳥の卵の生食は、洗卵処理されていてもリスクがあるためマネはしないでください。

 今回は比較のため鶏卵のマヨネーズも作ります。鶏卵1個あたりの価格の目安は約25円です。他にはアヒルの卵(1個570円)、ガチョウの卵(1個600円)、レアの卵(1個6500円)、ダチョウの卵(1個4300円)がエントリーされます。

 このうち卵の殻が黄色いレアは南米に生息する飛べない鳥で、ダチョウに似た見た目をしています。

左から鶏卵、アヒルの卵、ガチョウの卵、レアの卵、ダチョウの卵
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なかなか見られない卵の割り方

 エントリーされる卵を紹介したところで、それぞれ割ってみます。鶏卵とアヒルの卵は割る前も割った後も見た目がほとんど同じです。

左が鶏卵で右がアヒルの卵

 次にガチョウの卵をテーブルに軽く打ちつけて割ってみると、明らかに黄身のサイズが大きく、白身もたっぷりです。

ガチョウの卵は明らかに黄身が大きい

 さらに大きなレアの卵はボウルの上でキッチンはさみで叩いてひびを入れ、穴が開いたところで殻を手で剥いていきます。半分まで剥いたところで、殻で黄身を割ってしまわないよう気を付けてボウルへあけます。

レアの卵は慎重に殻を剥いていく

 最後のダチョウの卵は、さらに大きなボウルの中でハンマーで軽く叩いて穴を開け、そこから手で剥いてボウルにあけます。こんな卵の割り方、初めて見た……!

ダチョウの卵はハンマーで……
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5種の卵のマヨネーズの味の違いは……?

 卵を無事に割ったところでマヨネーズ作りに入ります。作り方は簡単で、卵黄に植物油と塩をお酢を加えてからハンドブレンダーで混ぜ合わせるだけ。

左から鶏卵、アヒルの卵、ガチョウの卵、レアの卵、ダチョウの卵
材料をハンドブレンダーで混ぜて乳化させる

 作り方はどの卵も同じですが、レアやダチョウの卵は黄身が大きいので適量をとってマヨネーズにします。完成したマヨネーズは卵が大きいほど、色が白くなっているようですが、はたしてお味はどうなのでしょうか……?

完成した5種の卵のマヨネーズ

 実食してみると、鶏卵は「普通においしい自家製マヨネーズ」、アヒルの卵は「マイルドでクリーミーな感じ」なのだとか。ガチョウもクリーミーだそうですが、レアとダチョウはコクがなくて大味とのこと。ただ、どれも味に大きな違いはないといいます。

ダチョウのマヨネーズは驚きの白さ

 さらに、「ここにキユーピーがあったら、それが一番おいしいです」と身も蓋もない本音も飛び出しました。

 最後に、残ったダチョウの卵で目玉焼きを作ってみたところ、マヨネーズの時のような大味な感じがなく「めちゃくちゃおいしい」とごきげんな結果に。今回の動画が好評なら、次回は目玉焼きで比較したいそうです。

残ったダチョウの卵を目玉焼きにしてしょうゆ味で食べてみる
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「エッグい大きさのタマゴ」「鶏卵が選ばれるのは納得」

 鶏卵以外はなかなか見る機会のない卵の登場に、「これはおもしろい」「これだけ卵集めるのすごいですね!」「デカイ卵はなんかそれだけでテンション上がるな」「エッグい大きさのタマゴばっかりやぁ……」「ガチョウの卵で出汁巻きつくってみたい」というコメントが寄せられています。

 また、マヨネーズの味がどれもあまり変わらなかった点については、「あんま変わらないなら経済性に優れた鶏卵が選ばれるのは納得である」「大差無かったってのも、それはそれで検証結果として大事」という声が上がりました。

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「青海【おうみ】」の食べ物系検証動画

画像提供:YouTubeチャンネル「青海【おうみ】