築100年の古民家を4年かけてDIYしたら……　「素晴らしい仕上がりに感服」「人生の美しい宝物」と称賛

　築100年の古民家を4年かけてDIYした投稿者さんが、これまでの作業をまとめた総集編をYouTubeで公開しています。動画は記事執筆時点で4万4000回視聴を突破しています。

築100年の古民家をDIY

　投稿したのはYouTubeチャンネル「休日の古民家DIYチャンネル」さんです。元々アウトドア好きでキャンプに行っていたものの、ブームで予約が取れないことが多くなり、ゆっくり過ごすために古民家を購入。2021年にDIYをスタートし、2025年10月に完成したとのことです。

裏庭の軒下から手を付けます

　始めに手を付けたのは、一番崩壊していたという裏庭の軒下です。引き戸の土台は朽ち果てていて吹きさらしの状態、上の屋根も崩れていて瓦が簡単に落ちてきました。ここを解体して土台を再生、床下も快適な状態にしました。

　動画では床が半分できた時の様子を公開し、「半分できただけでもすごくうれしかった」と振り返っています。

　もう片面も床張りをして、引き戸も新しく作ったとのこと。壁はしっくいで仕上げたのですが、大量の養生が大変だったということです。

五右衛門風呂があった場所は……

　古民家のDIYは水回りが気になるもの。こちらのお宅には五右衛門風呂があったのですが、解体して夫婦で運び出し、コンクリートで床を作ってトイレにしたそうです。出来上がったトイレの壁はグレーのしっくい仕上げ。明り取りの窓もあって、快適そうな空間になりました。

屋根の塗装

　次に取り組んだのは屋根の塗装です。急勾配のトタン屋根をケレン（下地を整えること）して塗装しました。この作業は足場を立てて長い時間をかけ、ゆっくり安全に進めたとのこと。途中、雪化粧になった日には見とれてしまったということです。

　中庭には小屋と増築した倉庫が1つずつあったのですが、どちらも廃墟化していたので解体し、整地して広々としたスペースに変身させました。玄関側の縁側は敷居から作り、建具もリメイクして再利用。板を張って蜜ろうワックスで仕上げたら、いい雰囲気になりました。

土間＆キッチン

　続いて土間＆キッチンに着手します。薄べニアをはがしてみると土壁が真っ黒の状態だったので、グレーのしっくいを塗り、リメイクしたシンクを設置しました。隣に置く台も作って、シンプルで使いやすそうなキッチンが完成しました。

　土間は畳が敷かれた状態でしたが、土台がボロボロだったので畳・床・引き戸を解体。引き戸部分は壁＆小窓にして裏庭を眺められるようにしました。土間は石をきれいに片付けて土間打ちに。何十回もまぜ太郎（電動コンクリートミキサー）を回したそうです。

　奥の土壁は補修して床の間のような仕上げにしました。外壁と内壁はしっくいを塗り、床に開いていた大きな穴は土間打ちして安全に。土間から部屋に続く位置に小上がりを作り、温かみのある空間に仕上げました。

　完成した古民家は古いものと新しいものが共存するすてきな空間。ここでゆったりと暮らす姿が想像できます。コメント欄には「素晴らしい仕上がりで感服しました」「コツコツコツコツと頑張られて人生の美しい宝物が出来ましたね」「DIYも楽しみだったけどお昼ご飯やおやつも楽しみでした」といった声が寄せられています。

　これまでのDIYの様子はYouTubeチャンネル「休日の古民家DIYチャンネル」の他、Instagram（@kyujitsu.no.kominka）でも発信中。別の日のYouTube投稿では、作業の詳細を見ることができます。

その他の投稿

動画提供：YouTubeチャンネル「休日の古民家DIYチャンネル」さん