ねとらぼ
2025/11/08 10:30(公開)

息子「一人部屋が欲しい」→パパがDIYで期待に応えた結果「もはや素人ではないww」 驚きの完成形に「こんなお父さん欲しかったなー」

 自分専用の部屋が欲しいという子どもたちの要望に応えるパパの動画が、YouTubeに投稿されました。作り上げた物が「もはや素人ではない(笑)」「こんなお父さん欲しかったなー」と話題になり、動画の再生数は記事執筆時点で3万7000回を超えています。

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子ども部屋を分けるとき

 動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「syazin diy」。盆栽好きのただの凡才を自称する投稿者さんがDIYで自宅をリノベーションしたり、新しい家具を作ったりする様子を発信しています。

 投稿者さん一家が暮らしている物件は、2020年に購入したもの。買った直後からリビングやキッチン、和室など自宅のあちこちを自力で修繕してきました。体力と時間の関係で子ども部屋の間どりは12畳1間のままとしていましたが、この時点で将来的に分割することを考えていたそうです。

リノベーション直後の子ども部屋
12畳1間の子ども部屋

 それから5年。成長した子どもたちから「一人部屋が欲しい」との要望を受け、間仕切りを作ることにしました。住んでいる物件で大掛かりな工事を行うとなると、かなり気を遣わなくてはいけませんが、覚悟を決めて取り掛かります。

 天井や壁にある下地の位置を把握したら、必要な材料を加工。取り付ける際の水平や垂直、寸法などさまざまな要素に注意しながら組み上げて、子ども部屋に新しい壁下地とドア枠を設けました。

間仕切り壁の下地を組む様子
何度も確認して下地を構築

 投稿者さんは電気工事士の資格を有しているため、電線の分配やスイッチの増設といった工事も自分で行えます。電気系統の作業を終えたら、いよいよ壁づくり。まずは石こうボードを張っていきます。

電気工事の様子
電気工事も自分で行う
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片面には石こうボード

 水平と垂直をしっかり取って、1枚目のボードをビスで仮止め。次のボードはカットして、サッシと1枚目の間へ差し込むように固定します。壁が真っすぐとは限らないため、複数カ所の幅を計測。上下で数ミリの差があると分かったので、切り出したボードは斜めに削りました。

下地に仮止めされた石こうボード
1枚目の石こうボードを仮止め

 寸法ぴったりにカットしてあるため、すんなりとは入らない場合も。そんなときはヤスリで削るなどして微調整を行います。当て木で優しく何度もたたいた結果、石こうボードはキレイに収まりました。

 削ったり、たたいたりして戸袋とドアの真上などにもボードをはめ込んだら、最後にビスでまとめて固定。続けて反対側の面の仕上げ作業に取り掛かります。

石こうボードをはめ込む様子
苦戦しながらも、次々とはめ込んでいく
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もう一方にはシナベニヤ

 こちらは、板材の接合部間に隙間を設ける張り方「目透かし」でシナベニヤを張ることにしました。張り付ける位置を定めたら、あらかじめ切っておいたベニヤ板をクギで固定。1枚目がズレてしまうと全て台なしになるので慎重に固定していきます。

下地にシナベニヤ板を張る様子
一定の隙間を設けながら張る

 2枚目以降は、ベニヤ板の小さなピースを挟んで隙間を確保しつつ固定。あえて保護塗料は使わず、木のぬくもりが感じられるナチュラルな雰囲気の壁に仕上げました。

一面に張り付けられたシナベニヤ板
「目透かし張り」に仕上げた

 石こうボードを貼った側の壁は、そのままだと味気ないのでクロスも貼ります。あちこちの隙間を埋めたら、パテが乾くまでの間に壁紙を補修。5年前のDIYで使った壁紙の余りを、破けてしまった部分に貼り付けました。古いですが接着面にノリを足せば問題なく使えます。

既存のドアの位置を変える
ドアの位置も変えた
補修された壁紙
ほとんど目立たない

 乾いたパテを集じん機能付きの道具で研磨。接着面にノリを足した壁紙を石こうボードへ貼り付け、廻り縁と巾木も壁の上下に取り付けました。

付け長押も付けたら……

 最後に作るのは、付け長押(つけなげし)。先祖の遺影や表彰状などを飾るためのものですが、ハンガーをかけるのにも使えます。手持ちの集成材をカンナでひたすら削って加工し、作業場を木くずだらけにして目的の幅まで薄くしたら壁下地に固定。これで間仕切り壁は完成です!

付け長押がある間仕切り壁
間仕切り壁がついに完成!

 出来上がった壁は、建築当初から存在していたかのような完成度。投稿者さんは、「子どもたちがどう成長していくのかはわからないけど、それぞれの道を一生懸命生きてほしい」と親としての願いをテロップにつづっています。

 投稿者さんは同チャンネルの他、X(Twitter)のメイン(@DiySyazin)および盆栽専用(@syazin1)のアカウントとLINEも運営中。自身のライフワークを自由気ままに発信しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「syazin diy

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