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市場を散策し、ありえないサイズのホッケを発見。購入してさばいてみたら、おなかの中から“とんでもないもの”が出てきた様子を収めた動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で70万回以上再生されています。
動画を投稿したのは、さまざまな海産物をさばいて調理する様子をYouTubeチャンネル「きまぐれクックKimagure Cook」で公開しているかねこさん。以前には、“赤い悪魔”とも呼ばれるエビを使った「究極のエビ丼」を作って食べる様子を紹介しました。
今回は市場でたまたま見つけた、とんでもないサイズのホッケをさばいて食べてみるようで……?
ありえないサイズのホッケ
かねこさんはある日、市場で買い物を終えてプラプラと散策していました。すると「卵を持っていること」だけでは説明がつかないほど巨大なホッケを発見し、思わず購入してしまったのだとか。
購入したホッケは非常に体が大きく、これまで数多くの魚をさばいてきたかねこさんも「初めて見た」という立派な体高に加え、小顔で肉厚、おなかが膨らんでいるというなんとも不思議な体形をしています。仮に海の中で出会ったとしても、ホッケとは思わないかもしれません。
ちなみにお値段は1キロあたり5500円と、これまで購入したホッケの中で一番高価だったとのこと。しかし、何千本に1本くらいのレベルの“超スペシャル個体”であり、この先こういったホッケに出会うことはないかもしれないと思ったそうです。
そして、このホッケを使って「巨大ホッケの究極の一夜干し」を作っていきます。ホッケは干物にされることが多いですが、実は刺し身にしてもおいしい魚。とはいえ寄生虫のアニサキスが多い魚でもあるため、刺し身にする場合は一度冷凍した方がいいそうです。
巨大ホッケを使った一夜干しを作るにあたって、ウロコを付いたままにするか取ってしまうか迷ったそうですが、今回はあえてウロコありで作ることに。ウロコがあると皮がパリっとする反面、食べる時に少し気になることもあるそうですよ。
ホッケをさばいていくっ!
ホッケをさばく際は、まず包丁を入れる前にぬめりを落とす必要があるとのこと。大きな体をブラシでゴシゴシこすると、洗剤がついているのかと思うほど白く泡立ったぬめりが出てきました。ホッケは結構臭うため、手でこすっても白くならない程度までぬめりを落とした方がいいそうです。
しっかりとぬめりを落とし、重さが2.7キロもあったという巨大ホッケの香りをかいでみると……昆布とバターのような「うまい干物になることが約束されているような香り」がするとのこと。一夜干しにしたときにどんな香りになるのか、またどんな味がするのか楽しみですね。
続いてエラを抜き、内臓がついたまま背開きでさばいていくと、ホッケには手が滑るほどの脂が乗っていました。さらに少しずつ包丁を入れて腹骨を切り、頭を割ると……中から驚くほど鮮やかな青緑色をした、卵らしき物体が現れたのです。
衝撃的な見た目
あまりにも鮮やかなその色に、かねこさんも「なにこれ!」「ホッケの卵って青なんですか!?」と驚きを隠せない様子。青は青でもティファニーブルー……と驚きつつ、とにかくさばき続けます。
ある程度さばけたところで内臓を観察すると、肝臓はアニサキスがいるものの大きく、かなり脂が乗っていてまるでフォアグラのような見た目をしていました。そこから50グラムくらいありそうなたっぷりの内臓脂肪を取り、ティファニーブルーの卵を観察してみることにします。
なんとも衝撃的な外見の卵を近くで見てみると、非常に美しい色をしていました。ボタンエビやアマエビの卵も同じような色ですが、こういった色の卵を持つ魚はあまりいないのではないかとのこと。正直食欲をそそられない色ではありますが、この後少し食べてみるようです。
内臓に驚きつつさばいたホッケの開きは血合いや汚れ、ぬめりをブラシで取り、水2リットル、酒300cc、塩90グラムで作った漬け地に昆布とともに入れ、4時間ほど漬けていきます。なお、漬け地に使う酒は料理酒よりも日本酒の方がいいそうですよ。
続いて卵を真水で洗い、煮切りしょうゆで漬けておきます。卵は触った感じそこまで硬くなく、臭みもないためおいしい可能性はありますが、油臭くないかだけが心配なようです。
4時間後。塩分と昆布のうま味をまとったホッケは徹底的に水気を切り、ヒレも切ってから脱水シートで挟みました。毎日脱水シートを変えながら2日ほど冷蔵庫で干していきます。
ホッケの卵を実食
ここで卵の煮切りしょうゆ漬けを食べてみると、その食感は「プチプチ」という感じではなく、「ギュシュッギュシュッ」といった感じだったとのこと。味はおいしくてうま味はありますが、食感が正直あまりよろしくないようです。食べ物ではあまり感じたことがない食感で、チョークを小さく切ったらこの食感になるかもという感じだったのだとか……。
3日後。ホッケは3日でちょうどいい感じに干せて、非常にいい匂いになっていました。巨大さを生かし、インパクトを重視して丸ごと焼いてもいいですが、今回は食べやすさを求めて切ってから焼くことに。半身の片方は4つに切っておき、残る半身をそのまま焼いていただきます。
ホッケの半身は炭火を使い、油を軽く塗った網で身の方からじっくりと焼きました。ホッケが見えなくなるほど白い煙が立ち上る様子を見ると、その脂の多さが伝わってくるようですね。
おいしそうに焼けたホッケをお皿に乗せ、カボスと植えておいたモミジの葉、脂の強い干物にぴったりな大根おろしを添えたら……「巨大ホッケの究極の一夜干し」の完成です。
「巨大ホッケの究極の一夜干し」いざ実食!
一夜干しのような干物はそのまま食べるのはもちろん、しょうゆをかけてもおいしいもの。ただし、しょうゆをかける場合は魚にかけるのではなく大根おろしに含ませておき、味変に使うといいとのこと。カボスもこの時点で絞り、大根おろしにかけておくといい感じです。
大根おろししょうゆを作ってからホッケの大きな骨を取り外すと……一目見るだけで脂が乗っていることがわかる、純白の身が姿を現しました。その身はフワフワすぎてつかみどころがなく、まるでジュースのように脂が出てくるという、とんでもない状態です。
まずは何もつけずにそのまま食べてみたところ、口の中に入れた瞬間に思わず「うんまっ!」と大きな声が出てしまいました。今までのホッケは何だったのだろうと思うほどのおいしさで、もはや飲み物のようだったそうです。
脂は全くくどくなくてサラサラ、魚体は大きいけれど繊維は太くなく、口どけはまるで絹のよう。いつも食べているホッケとはまるで別物であり、あまりにも脂が乗っていることから、刺し身ではあまりおいしくなかったかもしれないと思ったのだとか。その味はおいしいけれど人間が消化できない脂を含むため、流通が禁じられている魚・バラムツに近かったそうです。
あまりにも脂が多すぎて、おなかも背も一緒。どこを食べても脂、脂、脂……そんなホッケに合わせる飲み物はいつもの「銀色のヤツ」(アサヒスーパードライ)ではなく、喉が不調であることから「飲みかけのヤツ」(麦茶)をチョイス。干物と麦茶はとても合うので、ごはんに干物を乗せ、麦茶をかけて食べる「麦茶お茶漬け」もおすすめなのだそうですよ。
今回食べたホッケは「ホッケという名前の皮をかぶった何かの魚」であり、いい意味でホッケではないと感動したそうです。海の生き物は奥が深い、日々勉強だと締めくくるかねこさんなのでした。
「こんなホッケ見たことない」「すごい色してる」と反響
この動画のコメント欄には「こんなホッケ見たことない」「すごい色してる」「ティファニーブルーwwww」「びっくり仰天」「ホッケの卵初めて見た」「このホッケ食べてみたい」「こんなデップりしたホッケ見たことない! スゴい!」「開いてないホッケ初めて見たかも!」「卵がティファニーブルー色だなんて不思議ですね」といった声が寄せられています。
かねこさんがさまざまな魚を釣ったりさばいたり調理したりする様子は、YouTubeチャンネル「きまぐれクックKimagure Cook」やX(@Kneko__)で公開中です。
「きまぐれクックKimagure Cook」動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「きまぐれクックKimagure Cook」
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