
※出典: 国書データベース、編集部で該当箇所をトリミング
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【答え】
答えは、「イルカ」! 外から室内を覗きこんで、「居るか?」→「イルカ」というわけですね。
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コラム:魚だと思われていた「イルカ」
イルカは昔、魚だと思われていました。たとえば、有名な『平家物語』には「源氏のかたよりいるかといふ魚一二千はうで、平家の方へむかひける」(注1)という記述があります。
また、江戸時代の本には、刺身・味噌煮といった調理法(注2)や、薬としての使い道(注3)も載っていました。庶民の暮らしにも、その時代の認識が反映されるのですね。
※注1:巻第十一「遠矢」。「はうで」は「食(は)みて」の意で、魚が水面でぱくぱくと口を開けている様子。
※注2:寛永12(1635)年刊『料理物語』、元禄5(1692)年刊『本朝食鑑』など。
※注3:同上『本朝食鑑』など。
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参考文献
- 『さかなのはんじもの』(国文学研究資料館所蔵) ※出典:国書データベース
- 市古貞次校注・訳『平家物語2』(小学館『新編日本古典文学全集』第46巻 1994年)
- 吉井始子編『料理物語』(臨川書店『江戸時代料理本集成 : 翻刻』第1巻 2007年)
- 人見必大著/島田勇雄訳注『本朝食鑑4』(『東洋文庫』378巻 1980年)
文:近藤仁美(こんどう・ひとみ)
クイズ作家。国際クイズ連盟日本支部長。株式会社凰プランニング代表取締役。これまでに、『高校生クイズ』『マジカル頭脳パワー‼2025』等のテレビ番組の他、各種メディア・イベントなどにクイズ・雑学を提供する。国際賞「Trivia Hall of Fame(トリビアの殿堂)」殿堂入り。江戸関連の著作に、『新潮ことばの扉 教科書で出会った古文・漢文一〇〇』『江戸時代の社会・風俗がわかる 浮世草子大事典』(いずれも共著)、「全問正解?あたぼうよ! 『江戸の謎解き』で脳トレ!」(『女性セブン』)などがある。


