凶暴すぎてケガの治療もできない。そんな暴れん坊なフクロモモンガを預かり、こねて慣らす様子がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で、1万5000回以上再生されています。

凶暴すぎて怪我の治療もできないとやってきたモモンガちゃんのお預かり保育

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 動画を投稿したのは、フクロモモンガをはじめとしたさまざまな動物との暮らしを発信しているYouTubeチャンネル「小動物のこね屋」のこね屋さん。「小動物をこねて寝かせ、慣らすことが得意」とのことで、以前は一目ぼれしてお迎えしたハリネズミが1週間後に起こした“とんでもない事件”を紹介しました。

 今回は凶暴すぎてケガの治療もできないと持ち込まれた1匹のフクロモモンガを預かり、こねていくようで……?

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凶暴すぎて治療もできないフクロモモンガ

 こね屋さんの元に持ち込まれたフクロモモンガは、どうやらかなり気性が激しい様子。飼い主さんの話によると、お迎え後に先住のフクロモモンガとうっかり顔を合わせる事態となったところ、とんでもない大ゲンカが勃発したそうです。

1匹のフクロモモンガが持ち込まれました

 早速フクロモモンガの様子を見てみると、「気性が荒い」と聞いていた通り小さなケースの中で暴れ、大きな声で鳴き、威嚇してきます。勢いよく飛び出してきてもおかしくないため、慎重にケースのフタを開けると……あらかじめ聞いていた通り、背中に傷があることが確認できました。

背中に傷があります

 小さな体をタオルで包んでケースから出そうとしますが、かなり抵抗してかんでくるようです。なんとかケースから出し、「こいつはやばい」と話しながらこねはじめますが……どうにもこうにも、かなり強い力で手にかみついてきます。

聞いていた通り、かなりの暴れん坊のようです

 その痛さに思わず替え歌を歌いつつも、「大丈夫大丈夫」「これまではその威嚇で怖いといわれていたかもしれないけれど、私には効果がない」と話しかけながら、激しく威嚇を続けるフクロモモンガをタオル越しにこね続けるこね屋さん。確かにこの激しさでは、薬を塗ることも難しそうです。

 落ち着いたら背中のケガに薬を塗ろうと思ったこね屋さんですが、ここでふと、このフクロモモンガの名前を聞いていないことに気付きます。もしかすると、お迎えしたばかりでまだ名前も決まっていなかったのかもしれません。

話しかけつつこねていくと……
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人間性を試されている疑惑

 このフクロモモンガはかなりかむけれど、これまで数多くのフクロモモンガをこねて、かまれてきたこね屋さんからすると、このかみ方は「殺意があるかみ方」ではないように感じるとのこと。むしろ「お前は大丈夫な人間なのか?」と、人間性を試されているようなかみ方だと感じたそうです。

 この様子から、先住のフクロモモンガとの顔見せの際、あまりにも力が強くてうっかり飛び出してしまったのではないかと思ったとのこと。慣れていないと、フクロモモンガのケンカを止めるのは至難の業なのだといいます。

 なお後で詳しく聞いたところ、ケンカはしたけれど、背中の傷はお迎え前からあったそうです。それをかわいそうな訳あり個体としてお迎えしたけれど、この状態なので治療することもできなかったのだとか。確かにこの状態では動物病院に連れていくことも、治療を受けることも難しそうですね。

かなり落ち着いてきたようです

 そんな話をしながらこねつづけると、フクロモモンガは大分落ち着いてきた様子。だんだんと暴れなくなり、威嚇の声も小さくなってきました。

 最初は素手で触ることもできなかったけれど、素手で触れるようになったため両手で包み込み、さらにこね続けると……フクロモモンガはやがて目を閉じておとなしくなり、こね屋さんの手のひらにすっぽりと収まったのでした。

素手で包み込んで

 ここまでにかかった時間はちょうど10分で、こね屋さんいわく「瞬殺でした」とのこと。その後も思い出したように大きな声で鳴きはするものの、人間の手が安心できる場所なんだ、大丈夫だと思えればおとなしくなってくれるそうです。

こねつづけると……

 その後も時折大きな声を出して怒っているように見えるけれど、こね屋さんによるとこれはあくまで強がりとのこと。手から逃げようとすることもかみついてくることもなく、自分の体のあちこちをなめている姿を見ると、確かに「甘えたいけれど素直になれない子ども」のように見えてきます。

すっかりおとなしくなりました

 今日はこのままお泊りをして、寝るまで手で寝かせておけばおとなしくなるだろうとのこと。そんな話をしていたところ一瞬かまれたけれど、先ほどとは違って全く痛くなかったそうです。

 無事に暴れん坊モモンガをこね終わり、その後ケガに薬を塗ることも成功。背中の傷はなかなか深かったようですが、薬が塗れるようになればひとまず安心ですね。

穏やかになった表情がかわいいです

 次の日には、威嚇するクセは残ったままではあるものの人の手から逃げることもなく、薬も塗らせてくれるようになったそうです。とても穏やかな表情となったフクロモモンガについては、後日飼い主さんから「無事に傷へ薬を塗ることができた」という、うれしい報告があったそうですよ。

早く体の傷も治るといいね
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すごワザの早業でした」「さすがとしか言いようがない」と反響

 動画には、「いつもながらの、すごワザの早業でしたねー」「さすがとしか言いようがない」「手の傷跡が実績を物語っていますね。モモンガからしたら人間なんて大きい存在やし、怖いと思うけど、こね屋さんにかかればとても穏やかな感じになるのがとてもすごいと思います」といったコメントが寄せられていました。

 YouTubeチャンネル「小動物のこね屋」では、こね屋さんが小動物をこねる様子や、一緒に暮らしている動物たちの様子などが公開されています。

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