2009年の“事件”を機に表舞台から姿を消した元俳優の押尾学さん。11月1日に配信されたバラエティー番組「ドーピングトーキング」(ABEMA)で事件後初となる“テレビ取材”を受け、刑務所内での暮らしなどを赤裸々に語りました。
事件後初の取材は“条件付き”に
同番組は、芸人たちがアブノーマルな実体験を己の話術で“エピソードトーク”に昇華させる新感覚バラエティー。今回はお笑いコンビ「見取り図」のリリーさんが、芸能界を引退した押尾さんに単独取材を行いました。
押尾さんは「普段メディアも全部断ってる」そうですが、「映像を使わないならいいよ」という条件付きでオファーを受けたとのこと。番組では、全ての髪が真っ白に激変した押尾さんの近影写真が公開されました。
押尾さんがアドバイザーを務める都内のステーキハウスに足を運んで取材を実施したリリーさん。「めちゃくちゃ優しくて。地元にいる1番悪いけど優しい人みたいな」と初対面の印象を語り、「今何してるか聞いたら、広告系の会社をやってる」と現在の仕事も明らかにしていました。
会社が順調に成長する中で、2000万円を持ち逃げされる事件が起きるも、現在は子どもと一緒に幸せに暮らしているという押尾さん。趣味の柔術で体を動かし、健康的な生活を送っているといいます。
刑務所内での暮らし
先の“押尾学事件”では、2010年に「保護責任者遺棄罪」で実刑判決を受けた押尾さん。リリーさんは勇気を持って一歩踏み込み、刑務所内での暮らしを聞き出しました。
実刑3年6か月の刑期の中で、押尾さんは「唯一毎日お風呂に入れる」という理由から炊事場の仕事を志願。毎朝4時に起き、朝から晩まで約1000人分の食事を作るという過酷な仕事で、志願時には看守から「お前みたいな芸能人あがりができるわけないだろ」と罵声も浴びていたことを告白しました。
遅刻1回で懲罰という規則もあったそうですが、押尾さんは「ドラマで朝4時起きなんて当たり前だった」と1回も遅刻することなく仕事を全うし、真面目な態度が評価され仮釈放が10カ月間も早まることになったとのことです。
イケイケ時代のエピソード
リリーさんは、「芸能界でイケイケだったときはどんな感じだった?」と事件前の生活にも切り込みます。「歩合制で給料はいろいろ変わるけど、悪くても200万はあった」と収入事情や、「名前を言ったらダメなんですけど、浮世を流してる。全部向こうから(アプローチがあった)」と女性関係についても赤裸々に語っています。
また、“芸能界の闇”も聞き出したというリリーさんですが、「マジで1個も使えなかった。言えるような話じゃなかった」「言ったらその人が捕まる」「それこそ政治家とか……」と危険な暴露ばかりだったことを振り返りました。
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