猫の手をモチーフにしたアームウォーマーの編み方が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で6万2000回視聴を突破、3900件を超える“高評価”が寄せられています。

【かぎ針編み】猫の手アームウォーマー 編み方解説

 動画を投稿したのは、編み物をメインにさまざまなハンドメイド作品を紹介しているYouTubeチャンネル「soeurs_handmade」さん。過去には水ヨーヨーをモチーフにした巾着の編み方を紹介してくれました。

かぎ針で編むりぼん小物

1,650円(12/06 03:48時点)
Amazonの情報を掲載しています
advertisement

猫の手のアームウォーマー

 今回作るのは猫の手をモチーフにしたアームウォーマー。真っ白でフワフワの本体、ピンクの肉球、手首のリブを別々に編んでから縫い合わせていきます。

 材料は本体部分がセリアのドリームキャット6玉(両手分/別の糸を使う場合は66メートルくらい)、肉球部分がユザワヤのミルキーウール(別の糸を使う場合は並太)、リブ部分がユザワヤのナチュラルアルパカ(別の糸を使う場合は極太)。かぎ針は6号と8号で、その他にとじ針、ハサミ、マーカーを使います。

材料と道具
advertisement

本体を編みます

 ドリームキャットと6号のかぎ針で本体1段目から編んでいきます。指に糸をかけて作り目をしたら、鎖編みを10目編んでマーカーを付けます。

 鎖3目で立ち上がり、マーカーを付けた目の片半目を取って長編みを編み、そのまま立ち上がりの目も含めて10目長編みを編みます(編み目が分かりにくいので指で探りながら編み進めるといいそうです)。10目めが編めたらマーカーを付け、1目残っている鎖編みに長編みを5目編み入れます。

 1段目を折り返します。先ほどと同じように片半目を取って長編みを10目編みます(1目めにマーカーを付けます)。編み地は長方形と半円が合わさったような形で、マーカーを付けた目から下までは両サイドとも10目になります。

本体1段目

 2段目に入ります。鎖3目で立ち上がり、編み地を返します。立ち上がった目の隣の目から、立ち上がりを含めて長編みを10目編み、マーカーを付け替えます(1段目は片半目を取って編みましたが、2段目以降は前の段の頭を取って編んでいきます)。

 半円部分は増し目をします。前段の長編み1目に対して長編みを2目ずつ編み入れ、計10目編みます。マーカーの位置からは長編みを10目編みます(長編み1目めにマーカーを付けます)。

 3段目を編みます。鎖3目で立ち上がり、編み地を返したら2段目と同様に長編みを10目編み、マーカーを付け替えます。半円部分は[普通の長編み→増し目]を5回繰り返し、計15目にします。マーカーの位置からは長編みを10目編みます(長編み1目めにマーカーを付けます)。3段目まで編めたら鎖を1目編んで糸を切り、引き出します。

本体3段目

 半円部分に指が出る穴を編むため、マーカーを4つ用意して3目ごとにマーカーを付けていきます(この時に指のバランスも確認します)。最初の3目の1目めにかぎ針をさして糸を引き出し、糸端を編みくるみながら同じ目に細編みを1目編み、隣の目に長編みを5目編み入れます。

 続いて1目飛ばしてマーカーの付いた目に細編みを編みます。その後は[長編み5目編み入れ→1目飛ばしてマーカーの目に細編み1目]を繰り返します。指5本分を編んで糸を切って引き出したら本体1枚目の完成です。同じものをもう1枚編みます。

指部分が編めました
advertisement

肉球を編みます

 ミルキーウールと6号のかぎ針で肉球を編みます。指部分の肉球(小さい方)は指に糸を2回巻き付け、糸を持ち換えてかぎ針に糸をかけて作り目をします。輪の中に中長編みを10目編み入れ、糸端を引っ張って輪を締め、中長編みの1目めに引き抜き、糸端を長めに残して切ります。同じものをあと4枚作ります。

肉球小(指部分)

 手のひら部分の1段目を編みます。先ほどと同じように作り目をしたら鎖2目で立ち上がり、輪の中に中長編みを16目編み入れ、輪を締めたら中長編みの1目めに引き抜きます。

 2段目を編みます。鎖1目で立ち上がり、立ち上がった目のすぐ根元に細編みを編みます。その後は[隣の目に中長編み1目、長編み2目→隣の目に長長編み2目→隣の目に長長編み2目→隣の目に長編み2目、中長編み1目→細編み1目]を3回繰り返し、1目めの細編みの頭に引き抜きます。こちらの糸端は指部分の糸端より長く残して切ります。

肉球大(手のひら)
advertisement

リブを編みます

 ナチュラルアルパカと8号のかぎ針で手首部分のリブを編みます。始めに作り目をして鎖編みを11目編みます。続いて鎖編みの裏山をとって(1目飛ばした2目めから)、引き抜き編みを10目編みます。鎖編みを1目編んで立ち上がり、編み地を返したら2段目に入ります。

リブ1段目

 2段目以降は向こう片半目をとって引き抜き編みをして、手首1周分(動画では18センチ位)を編んでいきます。必要なサイズに編めたら糸端を長めに残して切り、とじ針を使って輪っかに縫い合わせます。最後まで縫えたら、そのまま糸始末をします。(編み始めの糸端や本体部分も糸始末をします)。

リブを輪にします
advertisement

パーツを縫い合わせます

 はじめに指部分の肉球を付けていきます。中心部分から出ている糸端をとじ針に通し、位置を合わせてぐるっと1周縫って糸始末をします。もう1本の糸端も同じように縫って糸始末をします。他の4枚と手のひら部分の肉球も同じように縫い付けます。

位置を決めて縫い付けていきます

 肉球を付けた本体と、もう1枚の本体を白いコットン糸で縫い合わせます。とじ針に糸を通したら側面を端から縫っていき、指の付け根の部分は3周位縫います。付け根が縫えたら指の内側部分に糸を通して次の指と指の間までとじ針を持って行き、再び指と指の間を縫い合わせ……を反対側の付け根まで繰り返します。続いて側面を最後まで縫い、糸始末をします(縫い始めの糸端も糸始末をします)。

 リブ部分を本体に縫い付けていきます。コットン糸をとじ針に糸を通し玉結びをして、本体の中にリブ部分を入れ込み、ぐるっと1周縫い合わせます(動画では2周縫い付けています)。最後に糸始末をしたら完成です。

完成です

 出来上がったアームウォーマーはモフモフでキュートな仕上がり。今回は成人女性に合わせたサイズでしたが、今後は子どもサイズの編み方も出そうと考えているそうです。

「うわああああ超かわいい」の声

 コメント欄には「うわああああ超かわいい。猫好きの友達に作ってプレゼントします」「ショート(動画)で見てから心を奪われてました」「最初の本体の編み方が難しすぎて腕が完全に止まりましたが、編み始めを中心にしてドーム状に編んでいることに気づいてから再び時が進み始めました」「これからの季節に重宝します」「真似したい!」といった声が。

 本体の編み目が見えなくて苦労している人もいるようですが、編み物初心者の人からは「一度別のポーチを作って練習してから、アームウォーマーの本体の部分だけを普通の毛糸で編んだら理解できた」という報告もありました。

 動画を投稿した「soeurs_handmade」さんの作品は、YouTubeチャンネル「soeurs_handmade」の他、TikTokアカウント(@seours_handmade)やInstagramアカウント(@soeurs_handmade_tw)でも公開されています。

「soeurs_handmade」さんのその他の動画

【初心者】100均セリアの糸で編むかぎ針編みナップサック(音声解説付き|Part2)
【初心者】簡単!メガネ・サングラスケース 編み方解説
【かぎ針編み】ふわふわボリューミーなシュシュ編み方

動画提供:YouTubeチャンネル「soeurs_handmade」さん