ねとらぼ
2025/11/22 22:05(公開)

とっても狭くなってしまったトイレ→あれこれ工夫したら“まさかの上質空間”に 「すごく素敵!」「高級感があります」

 思いのほか狭くなってしまった、築27年のマンションの「トイレの空間」をDIYする様子がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で、2万5000回以上再生されています。

【DIY】狭いトイレでも快適に使えるデザインの工夫 | タイルの端材でディスプレイ台を作る | 築27年マンションフルリノベーションの記録#9 | SUB.
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他の空間確保を優先し、狭くなってしまった「トイレ」

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「a-room」でさまざまなDIYやリノベーション情報を発信しているAmiさん。現在は2024年に購入した築27年のマンションをフルリノベーションする過程を配信しており、以前はリビングに壁面収納棚をDIYする様子を紹介しました。

 今回は他の空間確保を優先するあまり、かなり狭くなってしまったという「トイレの空間」を作っていく様子を見せてくれます。

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まずはタイルをカット

 トイレの空間は現状、シート屋さんに壁と天井にシートを貼ってもらってある状態とのこと。空間自体は思いのほか狭くなってしまったけれど、その分コンパクトながらシンプルで使いやすい空間を目指していこうと考えています。

トイレの空間が思いのほか狭くなってしまったのだとか
トイレの空間が思いのほか狭くなってしまったのだとか

 ここでトイレの前にDIYをした、「洗面・浴室の壁」の施工時に余ったタイルが登場。とても気に入っていること、捨てるのはもったいないことから、今回のDIYで再利用していきます。タイル屋さんが貸してくれたタイルカッターでタイルのカットに初挑戦したところ、最初は何度か失敗したものの、数回でコツをつかんでキレイにカットできるようになったのでした。

タイルカッターを使い、タイルをカットします
タイルカッターを使い、タイルをカットします

 建築現場では材料が足りなくなったり、不備などで使えないものが出たりすると困るため、資材は多めに発注するそうです。しかしその分ロスが出て、ロスの多くは産業廃棄物として処理されることから、Amiさんはその状況をとてももったいないと感じているのだとか。そのため「使えるものはなるべく再利用!」をDIYのモットーにしています。

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造作家具を製作

 タイルカットの後は、造作家具の製作に入ります。「限られた空間をどんな風に使おうかな?」「自分たちが心地よいと感じられる空間にするためにはどんなアイデアがあるかな?」と、目的や用途に合わせて空間デザインを考えるこの時間が本当に楽しいと話すAmiさん。今回はトイレなので、来客にも配慮した空間設計が必要となりそうです。

木材をカットし、造作家具を作ります
木材をカットし、造作家具を作ります

 その後は木材をカットし、シート屋さんが置いていってくれた余りのシートを貼り付けて、1つずつ組み立てていきます。どうやらトイレの背面右側には下側に蝶番を付け、上側を開閉できる扉を付けたゴミ箱を作ろうと考えているようです。

余ったシートも活用します
余ったシートも活用します

 続いては壁の一部に、先ほどカットしておいたタイルをアクセントとして貼り付けることに。壁の残る部分にはプライマー(下地剤)を塗ってから、シートを隙間なく貼り付けました。

カットしたタイルはアクセントとして使用
カットしたタイルはアクセントとして使用

 さらにカットしておいた木材にシートを張り、トイレの収納キャビネットを作っていきます。同時にゴミ箱用に丸くくりぬいておいた扉にもシートを貼ったら、全てのパーツが完成。収納キャビネット用のパーツにはスライド蝶番と座金を付け、トイレの背面の上側に取り付けます。

 実は今回、トイレの空間を小さく作りすぎてしまったせいで、収納を大きく取れなかったことを少しだけ後悔しているのだとか。トイレの背面全てを収納にすることもできたけれど、デザインを優先したため収納スペースが犠牲となり、夫が「これだけの収納で足りるかな?」と心配していたそうです。とはいえ、収納が足りない場合はまた別途作ろうと思っているそうですよ。

ゴミ箱は上から開けるタイプです
ゴミ箱は上から開けるタイプです

 そんな話をしながら作業を進めていくと、やがて収納キャビネットが完成しました。続いて丸くくりぬいた穴にステンレス製のパーツを取り付けたら、ゴミ箱も完成。次の作業に移りたいところですが、どうやら必要な部品がまだ届いていないようです。

余ったタイルを“アップサイクル”

 トイレの施工の途中ですが、部品の納品を待つ間に余っているカット済みのタイルを使い、また新しいDIYをスタートすることにします。

 Amiさんによると、本来廃棄されるはずの素材や不用品を再利用し、デザインや機能などの新しい付加価値を加え、元の製品よりも価値の高い製品に生まれ変わらせることを「アップサイクル」と呼ぶとのこと。これはAmiさんがものづくりをする上で、大切にしている考え方の1つなのだそうです。

余ったタイルでディスプレイ台を作りました
余ったタイルでディスプレイ台を作りました

 廃材に新たな命を吹き込むような感覚でワクワクするという作業を経て、余ったタイルはディスプレイ台に大変身。蹴り込み部分を作り、少し浮遊感のあるデザインにしたのがポイントなのだとか。

トイレ空間が完成!

 最後に届いた部品=トイレットペーパーホルダーを取り付けます。壁に埋め込むタイプを採用したため、壁の下地の位置を調べながら下地に被らないように穴を開けていきます。

 埋め込み式にした理由は「とにかく空間を広く使いたかったから」。トイレットペーパーの直径は一般的に12センチほどあるため、壁にトイレットペーパーホルダーを取り付けると15センチほど飛び出してしまうのだとか。今回のようなトイレでは圧迫感があるため、埋め込み式にしたそうです。

壁に穴を開け、トイレットペーパーホルダーを取り付けます
壁に穴を開け、トイレットペーパーホルダーを取り付けます

 トイレットペーパーホルダーを設置する位置には下地が入っていないためベニヤで作り、強力接着剤を使って奥の石膏ボードに接着。完全に乾いたことを確認してからトイレットペーパーホルダーを取り付け、ビスを使って固定したら設置完了です。

 トイレ本体も設置してもらったら、ついにトイレ空間の施工が完了しました。手洗い器を別途付ける空間の余裕がなかったため、トイレ本体はハンドソープも置ける、手洗い機付きのものを採用。手を洗ったら背面に置いたペーパータオルで手をふき、ゴミ箱に捨てるというイメージだそうです。

トイレを設置してもらったら、施工完了です!
トイレを設置してもらったら、施工完了です!

 キャビネットはデザイン重視で小さめに作ったものの寸法は計算して作ったため、下段にはトイレットペーパーを2段重ねて2列に並べ、12ロール分を収納可能なのだとか。収納スペースを犠牲にしたと話していましたが、これだけ入れば当面困ることはなさそうですね。

しっかりトイレットペーパーが入る収納キャビネット
しっかりトイレットペーパーが入る収納キャビネット

 また、余ったタイルで作ったディスプレイ台は玄関のドアを開けて最初に目に入る、廊下の壁の隙間に設置。ディスプレイ台は間接照明で照らされる仕組みになっているため、いずれは花やアートを飾れたらいいな……と思っているそうですよ。

「すごく素敵!」高級感あります」と反響

 動画には、「すごく素敵!」「トイレの空間の照明や収納ボックスや壁の色使いなどすごく高級感があります」「コンパクトなトイレでしたが、Amiさんのさまざまな工夫ですてきな空間になりびっくり」「我が家のトイレも狭いので、とても参考になりました」といったコメントが寄せられていました。

 Amiさんは、DIYやインテリアに関する情報をYouTubeチャンネル「a-room」やInstagram(@ami_aroom)で発信しています。

「a-room」動画まとめ

【DIY】ファミリークローゼットをDIYで作る | 築27年マンションフルリノベーションの記録#12 | SUB.
【洗面収納棚をDIY】扉がしまえるキャビネットを自作 | 洗面・脱衣・ランドリールームを兼ねた空間作りのアイデア | 築27年マンションフルリノベーションの記録#9 | SUB.
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動画提供:YouTubeチャンネル「a-room

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