タレントの歩りえこさんが11月6日にInstagramを更新。大腸がんの手術後の食事記録を公開し、「食べることは生きること」と身にしみて感じた思いを明かしています。

大腸がんの手術を受けたタレント・歩りえこさん(画像は歩りえこInstagramから)
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大腸がんを公表、そして手術へ

 歩さんは、9月下旬の投稿で大腸がんを公表。「医師から聞いた時は暫く呆然として涙がポロポロ溢れたけれど、でも安心してください。父も兄も大腸癌という同じルートを旅して、今は元気に帰還済み。私もきっと同じように帰ってきます」と苦難を乗り越えようとする思いをつづっていました。

 10月下旬には手術を受けるために入院。手術は無事成功し、術後の投稿では「人生、ここからがアフター手術。ここから、長生きするんだ。だから今は、『がんばれ、わたし。』」と自分を鼓舞していました。

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術後の食事は「心の満足度ゼロ」

 今回の投稿では、「手術前『最後の晩餐』」と思って食べた寿司とおばんざいを思い出にして入院」と入院前最後の食事に加え、「大腸がん手術 入院中に食べたもの全記録」と術後の食事記録も明かした歩さん。

 術後1日目~6日目は「ジュース地獄」「200mlのジュースのみ三食」だったそうで、「カロリーはあるけど、10秒で終わるし心の満足度ゼロ。看護師さんが『今日はオレンジ味ですよ?』って笑顔で言うけど、心の中では(それ昨日も飲んだ)って思ってた」と精神的につらい食事だったことを振り返っています。

術後1日目~6日目の食事は「200mlのジュースのみ三食」(画像は歩りえこInstagramから)

 術後7日目に「重湯デビュー!」を飾ったそうで、「…え? これお湯じゃん。お粥の上澄みって、ほんとに存在したんだ」と初めての重湯に驚きながらも、「噛まなくていいのに嬉しくて涙が出るのはなぜ」と感極まったことを告白。

 術後8日目の朝には薄い塩味がついたスープを飲んだといい、「味覚が蘇る日」「味覚のリハビリって、心のリハビリでもある」と“心の満足度”がグッと高まったとしています。

味がついたスープが出始めたころの食事(画像は歩りえこInstagramから)
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噛める喜び、便が出る感動

 手術後8日目の昼食からは、「“お粥本体”が来たーーー!!」とついにお粥が出てくるようになったとのこと。「人間って、米の粒がこんなに尊いと思えるんだね。一粒一粒がありがたい」と感謝の思いが湧いたと吐露しています。

 以降は全粥と柔らかい煮物が出るようになり、「見た目地味でも、ここまで来ると立派なご馳走。
『噛める喜び』『便が出る感動』どっちも人生で二度泣くほどありがたい」と生を実感できる食事に感動したことを明かしています。

「噛める喜び」を実感できる食事に(画像は歩りえこ公式Instagramから)

 歩さんは、「食べることは生きること。自分の身体で消化できるって、最高の奇跡」と感動を言葉に。最後には、「今1番食べたいのはウニ、イクラ、サーモン、キャビア、山芋、茶碗蒸しなど」と退院後の食事にも思いをはせていました。

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