少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、2024年2月にYouTubeで公開された「レジンでタイルシールを作る動画」です。

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ダイソーのモールドでシール作り

 投稿者は、こうじょうちょー(@kojochoCH)さん。DIYの様子やおもちゃのレビューなどを発信しており、今回はダイソーの「UVレジン用シリコーンソフトモールド(スクエア)」を使ってタイルシールを作ります。

このモールドにレジンを流して作る

 同商品には、さまざまなサイズ・深さの四角いモールドがあり、レジン液を流し込むことでサイコロに近い形の物やタイル状の物を作成できます。このモールドへレジン液と一緒に仕込むのはサンリオキャラクターの消しゴム。まずは、ハローキティの消しゴムを薄く切っていきます。

今回の題材はサンリオキャラ!
切り出す際は、けがに注意

 小さなキティ消しゴムを垂直に立てた後、カッターナイフで薄くスライス。こう書くと簡単ですが真っすぐ刃を通すのは大変です。こうじょうちょーさんは、1枚目を切り出そうとしたところ消しゴムを斜めにカットしてしまいました。

 力加減の難しい工程ですが「大丈夫、もう1回」と自分に言い聞かせながら再挑戦。今度はキレイにカットできました! 同じ要領でタイルシールに仕込む薄い消しゴムをどんどん量産していきます。

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レジン液を使う際は注意!

 消しゴムを切ったら、次はレジン液を使う作業。レジン液は3Dプリンターやハンドクラフトのために広く使われている材料ですが、使用時に水ぶくれが生じたり、呼吸困難になったりといったアレルギー反応を起こす可能性があります。肌に直接つかないよう必ず手袋を装着し、揮発成分を吸わないよう十分に換気をしながら使いましょう。

レジンを使う際は手袋を着けよう

 タイルシールを作るのに良さそうな3カ所のモールドにレジン液を垂らした後、ハローキティと花の消しゴムをセット。つまようじで上から押し、気泡を抜きながら消しゴムの位置を調節します。

 この状態で紫外線を照射。固まったところで、透明なUVレジン液と赤い着色料、シルバーのラメ素材を混ぜ合わせて色付きのレジン液を用意しました。

 消しゴムを覆うようにモールドへ色付きレジン液を流し込み、両面をしっかり硬化させたらタイルの完成。その出来栄えに「めちゃくちゃシンプルだけどさ、それがなんかタイルシールっていう感じがする」とコメントしています。

キティのタイルができた!

 消しゴムの種類やレジンの色を変えつつ同様の手順で、「HELLO KITTY」と記した物やポムポムプリン、クロミが入った物など、さまざまな種類のタイルを作成。必要な数をそろえたら、シールとしてキレイに貼れるよう裏面をヤスリがけしていきます。

クロミのタイルも作成
たくさん作ったタイルを……

 指でつまんだタイルを、ひたすらヤスリの上で動かすシンプルながらもつらい作業。無心となることで指先の痛みに耐え、同じ処理を自作した全てのタイルに施しました。これは大変だ……。

ひたすらヤスリがけ
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台紙の部分まで作り上げた

 ヤスリがけしたタイルを水洗いし、キレイに並べながら両面テープを使ってはく離紙に固定。各キャラクターに合った色合いの画用紙とデザインペーパーで台紙を作り、はく離紙の代わりにタイル裏面へ貼り付ければ完成です!

 コメント欄には、「もはや既製品」「こうじょうちょーの発想がほんとすごい」「シール台紙も本物の商品レベルで作っていてさすがです!」「タイルシール大好きでした 懐かしくて泣きそう!!!」「子どもの頃から大好きな物だったので作れるなんて感動しました」などクオリティーへの驚きや、当時を懐かしむ声が寄せられました。

3種類のシールが完成
かわいく仕上がった!

 この他にもこうじょうちょーさんは自身のYouTubeチャンネル(@kojochoCH)で、スニーカーストラップを作る様子や、フライングタイガーのクリスマス新作レビューなどを公開しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「こうじょうちょー