「空港まで車で何時間？」→地図にしてみたら“驚きの結果”に　「これは分かりやすい」「やはり群馬県に……」

　空港まで車で何時間で行けるかを可視化したマップが「すごいです！」「こういうのすごい好き」とX（Twitter）で話題です。投稿は記事執筆時点で72万回以上表示されています。

時間を色で表す

　投稿したのは、グラフィックデザイナーの「地図とかデザインとか」（@chizutodesign）さん。以前には、江戸時代の古い地図を“地図アプリのようなデザイン”で楽しめるサービスを紹介して話題になりました。

　そんな投稿者さんが今回作ったのは「定期便のある日本国内の空港」まで車で移動した場合、何時間かかるかを色で示したマップです。地図と空港に関しては国土数値情報のデータを採用し、道路のデータは地図データプロジェクト「OpenStreetMap」のものを使用したといいます。

　移動時間の長さを表す色は赤、オレンジ、黄、緑、青、紺の6種類。30分以内に空港へ行けるエリアは赤、2時間30分以上かかるエリアなら紺で表示しました。

　時間算出のために用いた道路のデータは、OpenStreetMapで主要道路とされているものまで。そのため「居住区域内にある道路」などは計算に入っておらず、今回の計算条件から外れている道路しかないエリアは白く表示してあります。

　車で陸上を移動することだけを考えており、鉄道やフェリーでの移動は計算から除外。渋滞や信号なども考慮していないため、実際は1.2～1.4倍程度の時間がかかると推測しています。

「これは分かりやすい」「県全体が青いの群馬だけやん」と反響

　日本の交通事情が垣間見える空港到達時間マップに、Xでは「これは分かりやすい」「きれいな色付けのマップだ」「県全体が青いの群馬だけやん」「この地図を見ると尾瀬が一番空港から遠いって感じなのかしらん？」「やはり群馬県に空港作ったほうが良いのでは」「東京から公共交通機関で一番遠いと言われる土佐清水市（高知県）が可視化された気がします」「羽田空港アクセス線ができたら関東圏結構変わるんじゃないか」「よい可視化」といった感想が寄せられています。

　なお、マップの反響を受け、投稿者さんは修正版を公開しました。国土交通省「平均旅行速度」を基に道路速度を設定して再計算。中部国際空港と三重・津を結ぶ高速船「津エアポートライン」を新たに考慮に入れ、現在定期便の運航がない佐渡空港（新潟県佐渡市）を削除したとのことです。

　この他にも、投稿者さんはアイデアにあふれるさまざまなマップをXで公開中です。

画像提供：地図とかデザインとか（@chizutodesign）さん