ダイソーのキラキラした毛糸を編んでいくと……　日常で使えるアイテムに「ちょうど作ろうと思ってました」「サクサク編めました」

　チクチクの毛糸を使った韓国たわしの編み方が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で1万1000回視聴を突破しています。

　動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「もちだあかり mochida akari」のもちださん。編み物の知識や編み方などを分かりやすく解説しており、以前には好きな毛糸で編めるバケットハットを紹介してくれました。

韓国スセミたわし　ハート下部を編みます

　今回の動画は、チクチクのたわし用ヤーンを使った韓国スセミたわしの編み方。「スセミ」は韓国語で「たわし」という意味で、韓国で人気のあるキラキラした糸で編むたわしのことを刺すそうです。動画では丸、ハート、星の3種類の編み方を紹介していますが、記事内ではハートの編み方を詳しく見ていきます（ハートの編み方は43：52ころから）。

　使用する毛糸はダイソーのたわし用ヤーン（約25グラム）。かぎ針は8号で、その他ハサミ、とじ針、マーカーなどを使います。なお、たわし用ヤーンは編み目が見えにくいため、説明動画には普通の毛糸を使っています。

　ハート下部1段目を編みます。最初に輪の作り目をして、立ち上がりの鎖を2目編みます（以下、各段の立ち上がりは目の数に数えない）。長編みを1目編み、マーカーを付けます。続いて長編みを7目編み、最後の目にもマーカーを付けます。糸端を引っ張って作り目の輪を小さくしたら、最初の目のマーカーを外して引き抜き編みをします（合計8目）。編み地は編んでいる時に自分の方を向いている面が外側になるので、お椀の形になるように整えながら編んでいきます。

2段目～

　2段目は［長編み2目編み入れる］を8回繰り返します。［長編み2目編み入れる］とは、1つの目に長編みを2回編んで2つに増やす編み方です。

　立ち上がりの鎖を2目編み、前段で引き抜き編みをした目に長編みを1目編んでマーカーを付け、同じ目にもう1目長編みを編みます。これが、［長編み2目編み入れる］1回になります。その後は［長編み2目編み入れる］を7回編んで最後の目にマーカーを付け、最初の目に引き抜き編みをします（合計16目）。

　3段目は立ち上がりの鎖を2目編み、［長編み1目→長編み2目編み入れる］を8回繰り返して最初の目に引き抜き編みをします（合計24目）。以下、段の最初と最後の目にマーカーを付け外ししながら編み進めます。

4段目～

　4段目は立ち上がりの鎖を2目編み、［長編み1目→長編み2目編み入れる→長編み1目］を8回繰り返して最初の目に引き抜き編みをします（合計32目）。

　5段目は立ち上がりの鎖を2目編み、［長編み3目→長編み2目編み入れる］を8回繰り返して最初の目に引き抜き編みをします（合計40目）。

　6段目は立ち上がりの鎖を2目編み、［長編み2目→長編み2目編み入れる→長編み2目］を8回繰り返して最初の目に引き抜き編みをします（合計48目）。

　7段目は立ち上がりの鎖を2目編み、全ての目に長編みを1目ずつ編んでいき、最初の目に引き抜き編みをします（合計48目）。

ハート上部を編みます

　ハート上部に入ります（全体の8段目）。段の編み始めの目を1として12目めずつに分け、それぞれの1目と12目にマーカーを付けます。

　ハート上部右側の1段目を編んでいきます。立ち上がりの鎖を2目編み、長編み11目→12目めと向かい側の目（13目め）に針を入れて長編み1目→編み地を返して13目め（先ほど編んだ目）に長編み1目→長編み11目と編んでいき、最初の目に引き抜き編みをします（合計24目）。

　2段目を編みます。立ち上がりの鎖を2目編み、［長編み1目→長編み2目一度］を8回繰り返します。［長編み2目一度］とは、2つの目に未完成の長編みを編んで一気に引き抜くことで、2つの目を1つに減らす編み方です。1周編んだら最初の目に引き抜き編みをします（合計16目）。

　3段目を編みます。立ち上がりの鎖を2目編み、［長編み2目一度］を8回繰り返して最初の目に引き抜き編みをします。

　ハート上部の穴を閉じます。鎖編みを1目編み、針にかかっている糸を20センチくらい引き出してカットし、糸端を引っ張って最後に編んだ鎖編みの目を小さくします。糸端をとじ針に通したら、最後の段の長編みの頭の手前の1本だけに針を入れていき、8目分全てに通したら最初に通した目にもう1度針を入れ、糸端を引っ張って真ん中の穴を小さくして編み地の中に糸を通して糸始末をします。

　ハート上部左側を編みます。編み地を裏に向け、手前右端のマーカーを外して針を通します。糸端を5～10センチくらい残して中に入れ、編み地と糸端を挟んで持って糸端を引き出し、糸を付けた目に立ち上がりの鎖2目を編み、その後は右側と同じように編んでいきます。編み地に針を入れた時、針の上に糸端を置いて編みくるんでおくのがおすすめとのことです。最後まで編んで糸始末をしたら完成です。

　今回の動画は普通の糸で編んでいるので、編み目が見やすくて初心者さんでも再現しやすそう。動画と編み図を見比べてみると「こうなっているのか」という気付きもありそうです。

　コメント欄には「ちょうど作ろうと思ってました！」「分かりやすくてサクサク編めました」といった声が。韓国の方からは「スセミという言葉が聞こえてうれしい」という書き込みもありました。

　もちださんは、この他にもさまざまな編み物をYouTubeチャンネル「もちだあかり mochida akari」やWebサイトで公開中。一部の作品は、無料で編み図をダウンロードできます。

「もちだあかり mochida akari」動画まとめ

動画提供：YouTubeチャンネル「もちだあかり mochida akari」さん

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